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「孫正義を超える」 クラウドワークス・吉田氏、“1兆円企業”への本気度を語る

「孫正義を超える」 クラウドワークス・吉田氏、“1兆円企業”への本気度を語る

新しいサービスで世の中にインパクトを与え続けるIT事業家4名―クラウドワークス・吉田浩一郎氏、Gunosy・木村新司氏、ポケラボ・前田悠太氏、Smart Education・池谷大吾氏―が一同に会し、「ビッグベンチャーをつくれ」をテーマに意見を交わしたセッション。このパートでは、クラウドワークス・吉田氏が起業家たちを前に「孫正義氏を超えたい」と自身の決意を表明しました。(IVS 2014 Summer Workshopより)

シリーズ
IVS 2014 Summer Workshop > ビック・ベンチャーを創れ!
2014年6月28日のログ
スピーカー
クラウドワークス 代表取締役社長 兼 CEO 吉田浩一郎 氏
ポケラボ 代表取締役社長 前田悠太 氏
SMART EDUCATION(スマートエデュケーション) 代表取締役社長 池谷大吾 氏
Gunosy 木村新司 氏
Infinity Venture Patners LLP 共同代表パートナー 小野裕史 氏

目標は孫さん超え

小野裕史氏(以下、小野) 今日のテーマ「ビッグベンチャーをつくる」。すでに今の話でもビッグなビジョン、色んな出会いだとか経験、失敗も含めてそれぞれの話が聞けたと思うんですけれども。 それぞれ皆さんこの先、当然まだまだ満足していない皆さんだと思うので。どこまで行きたいのか、どうなりたいのか。吉田さん、何になりたいんですかね、次は。 吉田浩一郎氏(以下、吉田) やっぱり孫さん超えですね。営業利益1兆円を20年ぐらいでやりたいっていうのを今思っていて。営業利益1兆円って実現可能な世の中になったんですよ(笑)。 小野 すごい世の中になった。営業利益1兆円ですからね(笑)。時価総額でも売り上げでもなく。 吉田 だって孫さんが宣言をして、皆さんが生きている間にやったわけじゃないですか。見たんですよね。見たものってできるんです。だから孫さんってやっぱりすごくて、あの当時に誰もやっていないのにできているからすごいんです。 もうインターネット業界は成熟して、孫さんが1兆円って言ってやったんですよ、33年かけて。ということはそれと同じことすればいいわけです。孫さんがゼロから切り開いた道の険しさや苦労と比べたら、お手本があるというのはめちゃくちゃ簡単じゃないですか。 三木谷さんだって流通額1兆円と言って、その時って三木谷さんが毎月何万、何10万か出して自分で楽天で買ってたころですよ。その時1兆円と宣言してできたわけですよね。こんなに1兆円って宣言してできている人がばんばんできてるんです。

人とロボットが競合する時代へ

吉田 今1人、東大法学部からトヨタ・ATカーニーにいて、うちにジョインしてくれた女性がいるんですけれども、彼女に「一切今の事業やらなくていいから、働き方が30年かけてどうなるか、そのことだけをずっとやってくれ」って。30年かけて働き方がどうなるのか。 本当に孫さんが言うように、Pepper(ペッパー)がいよいよソフトバンクの店員と競合し始めたんですよね。人とロボットとが競合する初めての時代。 ロボットとどっちが時給、効率いいかという勝負になってくるんですよ。いよいよ人間の働き方って変わるわけですね。じゃあ人間の働き方って何が残されているかっていうと、右脳の人間のセンスですね。 これは1 番最後まで機械にリプレイスされる可能性が低いわけですよ。とにかくここにもう特化をして、未来を創造してやっていくっていう作業すれば。 トヨタが50何年かかって1兆円で、(ソフトバンクは)33年で1兆円。これお金がコモディティになっているということでもあると思うんですね。お金がコモディティで、人間とか事業は非コモディティ、ユニークな存在なので、この2つが取り引きする時っていうのは、2次曲線的にお金は跳ね上がってくると思うんですよ。 私1年目で3億円調達して2年目で11億円、11億円の調達時の売り上げって月々知れてますよ。それで11億とか集まるんです。おそらく5年後とか10年後には、日本でも未上場で100億調達するベンチャーがざらに出てくると思っています。 そういう中では今チャレンジしたほうが得なんですよ。メガベンチャーつくるには「1兆円」って宣言することだと思っています。 小野 素晴らしいですね。1兆円はつくれる。簡単につくれる時代になったと。

モバイルゲームで世界に挑戦するワケ

小野 前田さんはこの先はどこまで、どのようにやりたいのか。 前田悠太氏(以下、前田) 吉田さんほど数字にコミットしていないですね私(笑)。していないです。もっとゆるいかもしれないです。でもこれは自分の価値観ですけれども。私の価値観はですね、ムーブメントをつくりたいなと思います。 先ほど申し上げましたけれども、日本から世界に対して大きな勝負をしたいなと思っている気持ちっていうのは、なんでそう思うかって別に理由はないんです。そういうことが出来たら面白いじゃんとか、自己顕示欲に近いんです。 自分たちがつくったものとか表現したものが、世界中の多くの人たちに認められたらちょっと面白くないですか、というのが自分のツボだっていうだけで。 じゃあ、何でそれを叶えたら1番そうなりやすいかと考えたときに、私のとった手段としてはモバイルのゲームのマーケットでした。すごい日本のお家芸だし、スマートフォンっていう圧倒的なパラダイムシフトが背景にあるから、今しかできないチャンスだなと思って、そうきていますっていうのがすべてつながっているんですね。

世界でウケるものを自分の手でつくりたい

前田 それでどうなりたいかって、例えばですけど、皆さん多分海外旅行とか色々行かれると思いますけれど、どの国行ったって、日本の任天堂だとかスクエア・エニックスだとか、セガとかみんな知っているんですよ。 向こうのゲームキッズは、任天堂のピコンというタイトルロゴを見るとわくっとするわけじゃないですか。すごくないですか。そうやって社名だとかタイトルロゴを見ただけでちょっと期待してもらえる存在に自分たちがなれるって。 世界中でですよ。それは本当にすごいことだなと思って。そんな「ウケた」っていう快感を得られるようなものを、自分たちでつくりたいっていう、シンプルにそこです。 だからこそ、そういうことに対してまっすぐ動きたいなと思うし。これからも別に尽きる欲求ではなくて……これができたらそれで満足するかっていうのも、曖昧だからこそ尽きないと思うんですね。ということが自分の欲求だなと思います。

ビッグベンチャーとは

前田 あとはプラスアルファ、環境もあると思っています。環境というのは、例えば私の場合ですけれども、自分が採用したメンバーが約250人いますと。彼らに同じようなこと言うじゃないですか、彼らに支えてもらっている自分がいるじゃないですか。 当然なまけられないですよね。当然背筋張ってやりますよね。そのような自分でつくった環境、それに対してまっすぐ生き続けられるか。 人間弱いので、自分だけの欲求でそれを持ち続けるっていうのはなかなか難しいと思うんですけれども、そういった環境を自分でつくると「結果として……」ということもありますけれども、実行したが故にそれができる状況にあると思います。 ビッグベンチャーとは何かって、難しいですけれどもあえて定義するなら「大きな志」。どういう形でもいいけれど、大きな志を持った会社っていうのがビッグベンチャーだと思いますし、そういうことがしやすい環境にある。 さっき吉田さんもおっしゃっていたような調達も含めて、叶えられる大きな時価総額や営業利益の額も含めて、どんどんどんどんアッパーが上がってきていて、ボーダレスになっているっていう環境もあるで、志に対して素直にチャレンジするというのを私もおすすめしたいと思います。 小野 ありがとうございます。

営業利益は目標にしない

小野 池谷さんいかがですか。 池谷大吾氏(以下、池谷) そうですね。僕はさっきからお話ししているように、モノづくりがすごく好きな少年でしたので、会社も……この話をすると大株主でいらっしゃる小野さんたちに申し訳ないんですけれども(笑)。 小野 耳ふさぎましょうか? 大丈夫ですよ。 池谷 営業利益がいくらだとかは僕は一切目指していないんです。結果論だと思っていて。建築士になりたいと思ったのは、僕は国内だと東京タワーがすごく好きで、東京の夜景のシンボルじゃないですか。 今って電波塔の役割を終えているわけですけれども、誰も解体したいと言わない。スカイツリーが出来ようとも、あっちのほうが背が高いのに、今でもやっぱりあの建築って素晴らしいですよね。 ワールドカップの時は日本の華を添えるし、ああいうのをつくりたいなと僕は思ったんですよ。凱旋門もそうかもしれないし、エッフェル塔もそうかもしれないし、自由の女神もそうかもしれない。みんなが子どもでも知っている。ああいうものを人工物でつくれるってすごいなって。 僕は建築士を目指してなれなかったけど、デジタルでそれを見出したわけですね。なので世界中の子どもたちの記憶に残る製品を作ることが僕は重要だと思っています。

長期的に成長していけるプロダクトの秘訣

池谷 例えばレゴとかどうですか。皆さんいい記憶しか持っていないし、素晴らしい会社じゃないですか。ああいった会社をつくりたい。ディズニーもそうですよ。業績いいじゃないですか。みんなに愛されて記憶にも残る。ちょっとだめなことあっても、根っこのコンピタンスが活きているので、ずっと長続きして成長していけるということだと思っています。 僕は日本人のモノづくりとかそういう才能を使って、世界中で記憶に残る製品を作ることがまずは重要じゃないかと思っている。まだ五反田のちっぽけな20名の会社ですけれど、それはできると思っていて、レゴだってそうだったはずだし、ディズニーだって最初ウォルト・ディズニー1人でつくったわけだから僕らだってできる。 たった3年で10億まで集められたのであれば、50年後どうなっているか僕はわからないと思っているし、そこに真に挑みたいです。 なので僕がコミットすることって、みんなに約束するところは、やはり10年とか20年の中でスマートエデュケーションはすごい記憶に残る商品をつくりますよ。僕はそれだけでいいかなと思っています。 小野 どんどん突き抜けていただければと。株主からの一言でした。ありがとうございます。

スマートフォン時代のポータルを再定義したい

小野 木村さんいかがですか? 木村新司氏(以下、木村) グノシーはですね、今後どういうふうにやっていくのかというと、5年くらいで日本を代表するネットベンチャーになりたいなという風に思っています。 やろうとしていることはスマートフォン時代のポータルを再定義しようと考えていて、今は単なるニュースのアプリですけれども、そこからポータルっていうのをちゃんと大きくつくっていって。 世界中にヤフーってあるじゃないですか。グーグルもあると思うんですけれども、世界中でグノシーというニュースサイトから、ポータルになっていくようなものをつくっていき、ひとつのブランドとして立ち上げていくというのをやりたいと思っています。 ビックベンチャーをつくっていくために何が必要かと言うと、皆さんはまだ学生だと思いますけれども、例えばグリーの田中さんでいうと、楽天にいたわけで。色んな大きな会社をつくるためにはノウハウが必要だったりするんですね。 ノウハウとタイミング。タイミングを考えると、過去でいうとネットバブルというのがあって、その次がやっぱりSNSっていうのがあって、その次はソーシャルゲームだと思っているんですけれども、ソーシャルゲームがあって。 今スマートフォンで大きなデバイスのチェンジという、大きな波が変わりつつあって、皆さんがやるところで大きな変化というのが起こってくるので、その変化が起きてくるタイミングで会社を一気に大きくするための方法を身に付けたほうがいいのかなと思っています。 そのためには吉田さんとかこういうメンバーで、すでに成功されている方々のところとかで修行して、どうやったら会社が大きくなるのかとか、どういうタイミングでスピードアップしていくのかなとか、そういうのを見ていったらすごく成功する確率は上がるんじゃないかと思います。 小野 ありがとうございます。

  
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