TOEICがある時は必ず受験

西澤ロイ氏(以下、ロイ):TOEICのお話を聞いていきたいんですけども、いろんな先生がいらっしゃると思うんですよ。TOEICのカリスマの先生とか。このラジオに出ていただいたりもしてますけども、porporさんはどんな感じでTOEICの教えていらっしゃるんですか?

渡邉:僕、講師が3年目なんですね。TOEICの講師としては後発の人間なので、もともと学習者として、いろんな講師の方のやり方を盗んでやってきました。自分の指導は、やっぱり他の前をいっていた先生たちの学習を自分なりに吸収してアレンジしたものを伝えるというようなかたちで、学習というか授業を進めています。

ロイ:何か教える上で大切にされていることはありますか?

渡邉:やっぱり自分が学習者だった時につまずいたところとか、伸び悩んで苦しかったところを取り去ってあげる。あとは成功体験を積ませてあげるところを常に意識するようにはしています。

ロイ:porporさんのFacebookとかを拝見していると、TOEIC楽しいみたいな書き込みがときどきあるんですけど、あれすごいなと思うんですよ。TOEIC別に受けたいと思わないので(笑)。

渡邉:毎月というか、(TOEICが)ある月は必ず受けるようにはしているので。

ロイ:年に20回?

渡邉:年に20回ですね。

ロイ:受けていらっしゃると。

渡邉:講師として受けているという意味もあるんですけど、さきほどロイさんがおっしゃったように楽しみ。その2時間が僕にとっては、ある種ディズニーランドに行くじゃないですけど楽しみにいくみたいな。

上村:月に何度かの楽しみなイベント(笑)

渡邉:そう1度の。

TOEICを楽しむコツ

ロイ:どうやったらTOEICを楽しめるんですかね?

渡邉:楽しめるポイントを探すことだと僕は思っていて、自分が取っつきやすいところというか、好きになれる場所さえ見つかりさえすれば、どんどんハマっていくと思うんですよね。僕はもともとTOEICのPart5、穴埋めの文法の問題にハマって、何かパズルを解くかのような感覚に、自分の手持ちの武器を持って、問題を倒しにいくみたいなイメージで、やるのが楽しかったんですよ。なので、そこからどんどんハマっていった感じですかね。

ロイ:なるほど。じゃあ、例えば文法が得意とか、大学時代に文法をやっていた人は、Part5が入りやすいかもしれないですし、他には例えばどんなものがありますか?

渡邉:あとは、Part2の2人の短いやり取りのセクションがあるんですけど、そこは生の会話の1部分が切り取られているというものなので、その部分から聞くのが好きな人とか、あとは会話のフレーズをいろいろ知るのが好きという方は、そっちから入るというのも手かなと思います。

ロイ:じゃあ、取っつきやすいところからやるのが大事なんですか?

渡邉:そっちのほうが、どうしても苦手なところから潰したくなるのはわかるんですけど、苦手なところをやろうとすると、やっぱりストレスがどうしてもかかるし、何より続かないと思うんですよね。やっぱり継続が大事だと言っているわりに、苦手なところに自分から飛び込んでいってしまっては、どうしても続かなくなってしまう。だったらもう自分のやりたいところからやって、好きなようにやっていってしまったほうが、続きやすいんじゃないかなと考えてます。

ロイ:なるほど。他にもリスニングが好きなんだけどという方に、何かアドバイスはありますか?

渡邉:そうですね。リスニングは4つのパートがあって、短めの部分を切り取って答えるのがPart1とPart2なので、自分が聞き取るのが苦手という方は、Part1とPart2から攻めたらいいと思いますけども、そっちのパターンもあれば、長いまとまったやり取りを聞いたほうが、ストーリーがあっておもしろいという人も、僕が教えている学生にもいるんですね。

そっちのほうから入っていくというのも手かなと思いますし、やっぱりそこは自分のやりたいように、取っつきやすいところから、どんどん攻めていくというのが手なのかなと考えてます。

型にはまらず自由に学ぶ

ロイ:英語を型にはまって学ぼうとする方ってすごい多いじゃないですか。そこで、porporさんはコンシェルジュとして、もっと自由にやっていいんだよ、みたいなメッセージをすごい感じるんですよね。

渡邉:やっぱりいろいろやり方があるものを押し付けるというか、こうやったらいいよということはできるんですけど、やっぱり人それぞれ性格も違うし、育ってきた環境も違うので、やっぱり合う合わないがあると思うんですよ。そこを受け入れるためには、こちら側(教える側)としては、いろんな手段を与えて、いろんなやり方を示して。

「これだったらどう?」というもの中から当て嵌まるものを見つけてもらったら大満足というか、大成功というか、それで継続していけば何よりですし。

ロイ:正にコンシェルジュという感じですよね。

渡邉:多様性を受け入れるというようには心がけています。

ロイ:そろそろ、じゅんじゅんもTOEIC受験が近づいているのかなとか思っていると思うんですけど(笑)。

上村:えっ!? まさかのですか?(笑)。いやあ、でも受けてみたいですね。やっぱり今度新しくなるんですよね?

ロイ:ちょっと難易度が上がるという噂がありますけども。

上村:ただでさえ辛いのに、そこはさらに難しくなる。でも、以前のTOEICを受けたことがないから、逆に新鮮に、これがTOEICなんだという感じで受けられると思うので、ちょっと興味がありますね。やっぱりね。

ロイ:何かコンシェルジュに聞いてみたいことがありますか?

上村:いやあ、あり過ぎて行列ができてますけど「もう助けてporpor!」って感じですね(笑)。

渡邉:学生もそんな感じです。「助けて! porpor、これどうするの?」みたいな感じですね。

上村:porporという名前が功を奏してますね。

ロイ:それとポルトガル語から来ているというのがおもしろいですよね。

渡邉:まあ、まあ、何となくの思いつきですけどね。

上村:僕もぜひTOEICを。

渡邉:受ける時にはぜひ。

上村:はい。