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なぜ、お年寄りからは独特の匂いがするのか?

なぜ、お年寄りからは独特の匂いがするのか?

人間は歳を重ねるにつれさまざまな変化が身体に訪れます。加齢による体臭の変化もその1つです。今回のYouTubeのサイエンス系動画チャンネル「SciShow」は、お年寄り独特の匂いの原因について紐解きます。

スピーカー
Stefan Chin(ステファン・チン) 氏
参照動画
What Causes 'Old People Smell'?

お年寄り独特の匂いのナゾ

ステファン・チン氏 家族と時間を過ごすと、おじいちゃんにお年寄り独特の匂いがします。鼻につくとか、嫌な匂いではないのですが、お年寄りには草っぽく、油っぽいと表現されるような、特殊な匂いがするのです。 赤ちゃんのように、歳をとった人間にもある匂いがあります。それは「ノネナール」によるものだと言われています。 gazou1 その匂いは「2-ノネナール」という分子に影響を受けており、人間の肌の上で自然発生するものです。 研究者たちはノネナールは40歳前後で現れ始め、歳をとるごとに増えることを発見しました。肌の中の複雑な化学構造と関係があり、肌が含む脂肪は、体外とバリアを形成する役割を果たします。そして水分を留めておき、良くないものは外に出してくれます。 この脂肪は肌の外側の層にあり、角質層と呼ばれるものです。 gazou2 また、脂肪が空気中の酸素に晒されている時、細胞の破壊と形成が始まります。酸化として知られている化学反応です。しかし、身体はこの脂肪を必要としているの、これを避けるために、肌は抗酸化物質を生み出します。 歳をとると2つの変化が起こります。1つ目が、肌が少量の抗酸化物質を生み出し、より多くの脂肪が酸化することです。 2つ目が、肌の奥が変化するタイプの脂肪は、時間をかけてホルモンが変化することと関連があるとされています。そして、新しい脂肪が酸化するとノネナールができるのです。 みなさんが歳をとると、肌は特別な脂肪をより多く作り出し、抗酸化物質を生み出すようになります。それで、より多くのノネナール得ると、お年寄りはより匂うようになるのです。では自分たちでは何ができるのでしょうか? できることはあまりありません。 ノネナールは水溶性ではありません。水に溶けず、洗い流すことができません。石けんは水溶性ではない物質を取り除くことができますが、肌から全ての脂肪を取り除くことはできません。もしできたなら、肌がとても乾燥し、不快と感じます。 お風呂に入った後でさえ、ノネナールは身体に残っています。市販の石けんが日常の匂いを取り除ける消臭成分を含んでいるにも関わらず、ノネナールをターゲットにした消臭成分は含んでいないのです。 ですから、そういう匂いが不衛生というわけではないのです。その匂いが好きかどうかは個人的な経験や文化、そして歳をとることをどう感じているのかによって変わります。その匂いは歳をとればごく普通のことです。 実際、目隠しテストをすると、75歳以上の人の体臭は中性だと表現されます。そして、若者や中年の体臭よりも匂わないというランク付けがされました。ノネナールを人生経験を積んだ匂いと認識されるからかもしれませんね。

  

SciShow

Hank Green(ハンク・グリーン)たちがサイエンスに関する話題をわかりやすく解説するYouTubeチャンネル。

・公式チャンネル

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