DMMアカデミー生のお悩み相談

長谷川文二郎氏(以下、文二郎):逆に、若い頃はどうだったんですか?

亀山敬司氏(以下、亀山):一緒に旅しようぜとはならなかった。1人のほうがハードボイルドっぽいじゃん。かっこつけてたの。「男の旅は一人だぜ」みたいな。

文二郎:それかっこつけてるな〜。

亀山:アカデミーにいるやつはどんな感じ? 変わってきた?

文二郎:1期生は最初、すごいギラギラしてて。新卒のみなさんと一緒に研修を受けたんですけど、「質問ありますか?」「意見ありますか?」みたいなやつって、普通の説明会だとぱらぱら手を挙げるじゃないですか。

アカデミー生だけウザいくらいに全員手を挙げてて、「質問ありますか?」ってなるたびに全員「はいはいはい!」って立ち上がるやつもいたりして。そんぐらいギラギラで「もう組織変えたい!」「日本良くしたい!」みたいな。

(DMM)アカデミーって、手綱は握って貰いつつも実権はアカデミー生が握ってて、採用も自分たちでやるし広報も自分たちでできるという。じゃあ、「この案でいきます」って実行するフェーズになった瞬間にみんな怖気づいちゃって、「無人島で 採用とか言ってたけどそんなの無理じゃね?」とかなってきて、普通の採用に落ち着いちゃうとか。

亀山:「ちょっとおもしろいことしたいね」とか言ってたくせに、いざやるってなると保守的なことになっちゃう。

文二郎:そうそうそう。「今の採用はよくない」「今の教育はよくない」とか言ってたくせに、いざ自分たちが実行するとなると全部落ち着いた方向になっちゃって……。

亀山:いいね、青春だね(笑)。

若者同士で会社を作るとどうなるか

亀山:会社作るとか言ってたでしょ。

文二郎:僕がですか? 資本金聞いたやつですよね。おすすめの資本金……今考えたらなんだって話ですけど、会社を作ろうと思ってて、会長にいろいろアドバイスをいただいたじゃないですか。友達(の集まり)から会社にするっていうのは、資本金より大事なものがあって、誰が責任持つかみたいな。

亀山:「友達何人かでやろうと思ってる」って言ってたから「そんなもん絶対途中で喧嘩するよ」って(笑)。

文二郎:「ぐちゃぐちゃになるよ」って。まさにそれなんすよ今。会社にするってハードルが人それぞれ 違うじゃないですか。そこでの温度差とかを考えたときに、「会社にするのはまだなんじゃない?」って。

亀山:会社にしようかって言ってたけど、結局は会社にならなかったの?

文二郎:なりませんでしたっ! 資本金も聞いて、めっちゃいいをアドバイス貰ったのにできませんでしたっ!(笑)。

亀山:(笑)。

文二郎: そういった失敗もあって、ちょっとスタンスを変えようと思ってて、企画する度に、その都度会長に聞くことがあったんですけど、これからは、やってから「こんなんやってました 」っていうパターンをちょくちょくはさんでいこうかなって。

亀山:アカデミーの中でもんでたらポシャる企画っていっぱいあるよね。

文二郎:そうですね。やっぱり人数が多いとおもしろいアイディアは消えますよ。だから、自分がおもしろいと思っていて、「その企画が他人を傷つけないやつだったら(実行しても)いんじゃない?」って思って。

亀山:揺れてるね、いろいろと(笑)。

文二郎:揺れてます。リーダーっていうのもあって、アカデミー生から、「こういうの考えたんでどうすか?」って言われたときに、それが犯罪じゃなかったら「やっちゃえ、やっちゃえ」って言ってるんです。

会長がYouTubeにハマったきっかけ

亀山:今度は逆にお前が質問をして、オレが答える方向でやってみようか。

文二郎:僕からの質問ってことですよね。

亀山:お前ら(スタッフ)も質問があったらいいよ。今、目の前にカメラもいるから参加型で。成り行きだからこんなもん(笑)。俺のイメージでは、ヒカルの(動画に)出てからYouTubeを見始めたわけよ。

コメントとかあるでしょ。いろいろ感想とかあったり、グッドボタンが多いやつもいれば、バッドボタンも多いやつもいるじゃない。バッドボタンが多いと凹むよね。

だからあのコメントのところは、(ユーザーからの)質問を入れたり、「(番組で)誰と何して」って話になるんじゃないかな。始めは実験みたいなもんだからね。だから、いろんな質問に答えるのもあれば、だれかのリクエストに答えるのもある。第1回目だから、聞いてもらったことにお答えするよ。

文二郎:Q&Aコーナーみたいな。

亀山:Q&Aコーナー!

二人:いえーーーい!

文二郎:Qかあ、なんだろう……。

亀山:お前、質問ぐらいできるだろ(笑)。

文二郎:ぼくYouTubeをよく見るんですけど、YouTuberがよく困っている質問があって ……。

(スタッフ入室)

亀山:今、質問コーナー始まったから入っといで。いいよ別に、適当な流れだから。企画を変えようかってなって。文二郎の話がイマイチおもしろくないから(笑)。

文二郎:(笑)。好きなYouTuberは誰ですか? 誰見ますか?

亀山:見たのはヒカルとヒカキンとくらいかな。こないだオレ(Nintendo Switchの)『ゼルダの伝説』にちょっとハマってたから。そんときにゲーム実況(を見て)。

文二郎:実況ですか?

亀山:あれで「ほこらとかどこにあるか」とかで行き詰まるとさ、「ここにあんだ!」みたいな。ほこら探してたからね(笑)。どうしても行けないところってあるじゃない。倒せない敵とか。そうゆうときは「ガノン(※ラスボスの名前)」とか(検索に)いろいろ入れて、(攻略方法が)うまいこと出るよね。〜(ビデオ早送り)。

……結局はゲーム実況をオレに教えてくれた人が一番好き(笑)。ゲーム実況って意味わかんなかったけど、「なるほど、こういうふうに使うんだな」って。アマゾンのレビューで「ゼルダの伝説でオレは救われた」「あの山も登れるような気がしてきた」みたいなコメントがあって、「これよっぽどおもしろいんだな」って(笑)。

文二郎:ヤバいじゃないですか。そんなチョロいんですね(笑)。

亀山:試しにやってみようと思ったら、これまたおもしろくてねぇ〜。もう大変なのよ。それでYouTubeをやたら使うようになったの。

文二郎:ここ(かめっちTV)にもつながってるんですね。実況とかも。

亀山:まあでも、正月で一応ガノン倒して終わったからもうやめたけどね(笑)。

文二郎:おめでとうございます!

亀山:オレがガノンを倒せたのもYouTubeのお陰なのよ。YouTubeって恐るべし。なんでオレもYouTuberになっちゃおうと思ったわけです。それで、スタッフに聞いたら 「顔をCGでうまく隠せますよ」って言うから「こらいいわ」と思って。

お前だけ出てて、だから炎上するとしたらお前が炎上する(笑)。

文二郎:攻撃されますよ

亀山:オレは「ダメだね」ってなったら引っ込むから。ぱっと消えちゃう。CGでぱって言ったらここで消してもらう。

亀屋:はいっ! 戻った!(笑)。

文二郎:遊び始めた! 僕もそれやりたいっす!(笑)。

目指すはチャンネル登録100万人?

亀山:なんだっけ? 最後に「かめっちTV……」。

文二郎:「チャンネル登録よろしくー!」ですよね。

亀山:あ、そうそう。「チャンネル登録よろしくー!」って言うのを最後に言わなきゃならない。YouTuberはみんな言ってたからね。

亀山:チャンネル登録したらどうなるわけ?

文二郎:登録者数が増えていって、10万人とかになるとYouTubeさんから銀の盾が送られてくる。

亀山:本当に? 10万人で?

文二郎:10万人かわからないです。100万人か?(※10万人で「銀の再生ボタン」、100万人で「金の再生ボタン」がもらえる)

亀山:チャンネル登録が増えると盾もらえるんだ。

文二郎:そうです、そうです。

亀山:じゃあまずそれを目標に頑張らないと。

文二郎:それをまず貰わないとYouTuberとして名乗れない。

亀山:そうなんだ。オヤジYouTuberの第1弾として盾を目指そう。チャンネル登録が増えていけばいいんだね。グッドボタンとバッドボタンがあるじゃない。あれは関係あるの? みんな知ってる? そのへんは。

スタッフ:かるく……。

亀山:誰も知らねーな(笑)。今度YouTuberに聞くわ。お前ら役に立たないな、今どきの若者のくせに(笑)。まあ、お前も中学生以来のYouTuberだから。

文二郎:そうですね。いや〜(中学生)以来がこんなんでいいんすかね。おもしろいですね。人生何があるか……。

亀山:第1回がお前とはね(笑)。

文二郎:不名誉ですよね。

亀山:もうちょっと有名人呼べばよかった。

文二郎:今年一の選択ミスですよ。

亀山:まあこの企画が続くかどうかはちょっとね……。

文二郎:それ言うのやめましょう。2、3回は続けましょう。

亀山:2、3回は様子見て「これダメだわ」「ぱっとしないわ」と思ったらこっそり消しちゃうし(笑)。なにもなかったかのように消えていこうね。

文二郎:消えていきましょう。

亀山:とりあえずは最後のセリフを。

二人:チャンネル登録よろしくーーー!