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NYの地下鉄でゲリラライブ!? 日本人初の女性スタンダップコメディアンが語る、挑戦の軌跡

NYの地下鉄でゲリラライブ!? 日本人初の女性スタンダップコメディアンが語る、挑戦の軌跡

西澤ロイの頑張らない英語。このラジオは、英語が上達しない原因を根本から治療するイングリッシュ・ドクターの西澤ロイ氏が、英語の効果的な上達法・学習ノウハウ、英語を使って活躍している方のインタビューなどを伝える番組です。TOEIC満点を獲得し、「頑張らない」をキーワードに英語勉強法をレクチャーするロイ氏が、リスナーからの疑問に答えます。今回は、日本国内・日本人女性で唯一、英語と日本語の両方を駆使するスタンダップコメディアン、Kaori氏をゲストに招き、知られざるコメディアンの世界を語ってもらいます。

シリーズ
西澤ロイの頑張らない英語
2015年7月17日のログ
スピーカー
イングリッシュドクター 西澤ロイ 氏
上村潤 氏
バイリンガル・コメディアン Kaori 氏
参照動画
第37回:Kaoriさんインタビュー(バイリンガル・コメディアン)<ラジオ「西澤ロイの頑張らない英語」> – YouTube

アジア最大のオーディション番組に出演

Kaori ……はい、ということで(笑)。 西澤ロイ氏(以下、ロイ) (笑)。アジアといえば、オーディション番組『Asia’s Got Talent』。あれにも出場されたんですよね。 Kaori はい。出演しました。 上村潤氏(以下、上村) おぉ、あのオーディション番組。 ロイ そうそう。『Britain’s Got Talent』だとスーザン・ボイルとかがデビューしたりしている、あのオーディション番組。 上村 あれの、アジア版の? Kaori アジア版。もう、すごい規模でやりまして。アジア何十ヶ国……ほんと、日本以外のほぼすべて網羅してるんじゃないか、というくらいですね。 ロイ 日本以外なんですね。 Kaori そう、日本はやっぱり流れないんですよね。それで、日本から5組選ばれて、そのうちの1人として出演させていただいたんですけれども。いや、すごい経験でした……。 ロイ なにがあったんですか? Kaori まず、やっぱり日本の常識は通用しないと思っていて。バックステージ側の問題ですね。それは別に悪いことでもなんでもないんですけれども、私が話を聞いていて、いざ国に……。マレーシアで撮ったんですけど、マレーシアに渡ってみると……「あっ、こういうことだったんだ」って。日本のテレビとかオーディションとかっていうイメージとは、けっこうかけ離れた進行の仕方をしてたりもするので。 上村 へぇー。 Kaori 海外でやっていくってことは、やっぱり念には念を入れて。自分の「こうだ」っていう固定観念の外で、「なにが起こってもいい」くらいに準備しなきゃいけないな、っていうのもありましたし。撮影自体も、「えぇー!?」っていう規模でした、本当に。

オーディションだと思ったらいきなり本番!?

ロイ 「本番じゃないと思ったら本番だった」みたいな話は。 (一同笑) Kaori もう、ビックリですよね! これは「一生、泣き笑い話になるぞ」と思うんですけど(笑)。 「オーディション番組のオーディション」ということでお話が来て、てっきり日本の感覚で言う「ネタ見せ」みたいな感じかなと思ってたら……本番で……(笑)。 上村 (笑)。 ロイ そしたらもう、ちゃんと観客とかいっぱいいて、ジャッジがいて。 Kaori いて(笑)。そりゃあもう、ビックリしますよね。 ロイ 確かに、心の準備ができてないと。 Kaori でも、いつ来てもいいようにはしておかなきゃいけないんですけれども。やっぱりスタジオの大きさとか、ケタが違いました。今まで経験してきたものとは。「もっとがんばらなきゃいけないな」という、いい指標になりました。 ロイ 本当に「Kaoriさんってチャレンジャーだな」と思って、僕は拝見しています。 Kaori ありがとうございます(笑)。

“黒人大学”に留学

ロイ 初の日本人女性スタンダップコメディアン、というのもあるし、あとはもうちょっとプロフィールと言うか、英語の経歴のお話も聞きたいんですけど……留学先が黒人大学。 Kaori (笑)。 上村 黒人大学? ロイ あんまり意味がわからなくてですね(笑)。 Kaori (笑)。意味わかんないですよね。「これ、言っていいの?」みたいなことを言われることもありますけど、日本では「黒人大学」って呼ばれてて。アメリカでは“Black College”とか、“Historically black colleges and universities”っていう正式名称で、“HBCU”って呼ばれるんですけれども。 アメリカの南部ですね。ワシントンD.C. 以南に、黒人の人たちが……かつて奴隷制がありましたよね。その黒人の人たちの地位向上を目指す目的で設立された大学が、いくつかあるんですよ。そこにはやっぱり独自のカルチャーが根付いていて。そういうのを体験したいな、と思って。 ロイ でも、ふつう通うのは黒人なんじゃないですか? そんなこともない? 上村 限らない? Kaori 95パーセントはアフリカン・アメリカンです。けれど私がいた大学はけっこう規模も大きくて、スポーツが強かったので。例えばバレーボールの強い、ロシア系の国の人がいたりとか。 ロイ じゃあ留学生が残り5パーセント、みたいな感じ。 Kaori そうですね。

南部訛りはルールが通用しない?

ロイ なるほど。そうなんですね……僕も留学先がジョージア州南部だったので。 Kaori 行きましたよ、ジョージアも。 ロイ 南部なまりにすごい苦労して。やっぱり黒人なまりとかも、大変じゃなかったですか? Kaori そう、本当に。今までのルールが通用しないですよね。例えば“It ain’t nothing. ”って言われたときに、「どっちなんだ」と! (一同笑) 「“ain’t”ってまず何なんだ!?」とか。 ロイ そうそう、否定して否定して、二重否定ってことは肯定に? なるの? みたいな。 (一同笑) Kaori そうそう!(笑)。日本人だとそう考えるじゃないですか。そういうのもありましたし……ただやっぱりそれに馴染んできちゃうと、今度は「きれい」と言われる英語、標準的な英語が聞き取れなくなってきたりとか。 上村 あぁー。 ロイ ありますよね。でもそれが芸の肥やしになる、っていうのがおもしろいと思うんですよ。 Kaori あっ、ありがとうございます。 ロイ 黒人のマネとかがしやすいわけですよね。 Kaori まぁまぁ、そうですけど(笑)。 上村 「なまりあるある」みたいなのが出てくるんですね。 ロイ そうそう。 Kaori いやぁ、でもやっぱりなかなか、口の形とかも違うので。がんばってマネしてるな、という感じにはなっちゃいますけどね。

ニューヨークの地下鉄でゲリラライブ

ロイ でも本当にチャレンジャーで、YouTubeにも動画とか載ってるんですけど……「ニューヨークの地下鉄でゲリラライブ」。 Kaori (笑)。 上村 やってましたね……! Kaori あれは本当に、何回「帰ろう」と思ったことか。 上村 (笑)。 ロイ でも、ふつうの受験英語をやった日本人としては、まず「外国人に話しかけるだけで恥ずかしい」とかって言う人も多いじゃないですか。 上村 ハードルが高い感じはしますね。 ロイ いや、ハードルめちゃめちゃ上がりまくりじゃないですか? Kaori (笑)。まぁそうですけれども……ただ、実際にニューヨークに行ってみると、もうみんな好き勝手に言いたいこと言ってるわけですよ。例えば地下鉄の中でも、急に「オレ今金ないから、みんな金くれ」とかって。 上村 おぉ(笑)。 ロイ えー! いるんだ? Kaori そう(笑)。ジャラジャラ~って缶を持ってね、「誰か金を入れてくれ」とかっていう。そういう人もいれば、いきなり陽気に「ドゥワッドゥワッ」とか歌って、チップもらっていく人とか(笑)。 上村 おぉー(笑)。 ロイ あぁー、いるんだ……。 Kaori それを見てたら、勝手に自分の中でハードルを高くしてるだけであって……地下鉄で喋るとか、人前で喋ることに対して。このニューヨークにいる人たちにとっては、「見知らぬ人たちにものを好き勝手言う」っていうのは、とってもハードルの低いことなんだろうな、と思って。 ロイ あぁ、なるほど。 Kaori そう。だったらそこで勝負しちゃえ、みたいな。 ロイ それで、勝負しちゃった、と(笑)。すごいですよね。 Kaori いやでも、さすがにあれは帰りたくなりましたよ(笑)。本当に帰りたくなりました。

セントラルパーク・タイムズスクエアでビラ配り

ロイ でもそんなこと言って、今後もそういうことやっちゃうんじゃないですか? Kaori あぁ、もうぜんぜん。もうニューヨークの地下鉄は問題なくやれますね。 上村 もう、1歩踏み出してしまえば。あとは!(笑)。 ロイ え、もう外にも出ちゃったりとか? Kaori あっ、出ます出ます。この間もニューヨークで初めて単独ライブをやらせていただいたんですけれども、その告知もセントラルパークとか、タイムズスクエアとか。 上村 おぉー。 ロイ (笑)。 Kaori いろんな公園みたいなところに行って、ビラを配る……という荒業に出まして。 ロイ (笑)。 Kaori これもやっぱり緊張しました。本当に「帰ろう」と思いましたけど(笑)。まぁでも、なんとか。やってみると楽しいもんです。 上村 「帰ろう」と思って、それをでも、バネにしてと言うか。やっぱそういうのは素でやってるわけじゃなくて、がんばってるんですね(笑)。 上村 自分を奮い立たせて、1歩踏み出すわけですよ! ロイ そうそう。 Kaori いや、ふつうの人ですから! ぜんぜんふつうの人ですよ! (一同笑) 気の小さい、真面目な子ですよ? そんな、「なんでもやっちゃえ!」みたいな感じでは、なかなかできませんね。ビール飲んで、勢いつけてやる、って感じです(笑)。

  

西澤ロイ(イングリッシュ・ドクター)profile copy

上達しない原因を治療する英語のお医者さん。
「頑張らない英語」シリーズ(あさ出版)がベストセラー。

西澤ロイ公式HP
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ラジオ番組「めざせ!スキ度UP」(スキペディア)
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