ハイライト

倉橋泰氏:ぱどの倉橋でございます。よろしくお願いいたします。

まず、ハイライトからご説明いたします。

1番目に、営業利益です。前年比2億9,900万円の改善ができまして、第1・第2・第3四半期と3四半期連続で、前年同期比利益改善ができました。

2番目に、経営改善が順調に進んでおりまして、今期計画は達成できる見込みでございます。

3番目に、従来の我々のメディア業なんですけれども、アセットを別の新規事業に向けていくための動きをやっておりまして、そのビジネスモデル転換の動きを加速しております。

業績ハイライト①

次に、第3四半期の業績ハイライトをご報告申し上げます。

売上的には、ほぼ横ばいでございました。しかしながら、売上総利益は2億3,000万円の改善をすることができました。これにつきましては、『AFFLUENT』という媒体を中心とした、利益率のいい媒体が功を奏しまして、売上総利益の改善ができました。

それからもう1つ、ページコントロールの精度向上です。むやみやたらにページを増やすことではなく、逆に抑えて……有効ページ実数と申し上げますけれども。広告のページ数を多くして、粗利率の改善に成功しました。

そして販売管理費につきましても、6,800万円の改善をすることができました。

営業利益といたしましては、2億9,900万円の改善で、まだ第3四半期で2,300万円と若干の赤字でございましたが、第4四半期で計画どおり、予算を達成する見込みでございます。

業績ハイライト②

次のハイライトといたしまして、「ターゲット媒体」です。

先ほど申しましたけれども、『AFFLUENT』につきましては、以前申し上げましたように、高所得者に向けてDMを送付する媒体でございまして、順調に推移しております。

12月に『AFFLUENT for Executive』ではなく、『AFFLUENT for Doctor』というかたちで、ドクターの自宅に送付できる媒体をつくりまして、これも好調にスタートいたしました。

それから『まみたん』は、0歳から6歳までの(お子さまがいらっしゃる)ママをターゲットにしておりまして、幼稚園・保育園に配っている媒体です。これも好調でございまして、発行するエリアをどんどん増やしている状態でございます。

それから『ぐらんぱど』は、シニアが多く住んでいるところに向けて、一戸建てに配布するという媒体です。こういうものも出しております。

業績ハイライト③

それからこちらは、2018年3月期営業利益予算達成見込みの図なんですけれども、2015~2018年の第1~第4四半期を比べております。

当社のビジネスモデルとしては、第4四半期にぐっと利益が伸びてくるというものですので、第3四半期は少し厳しいということなんですけれども、2018年の第3四半期については、若干の赤字ではありましたが、大幅に改善することができたということです。

そして第4四半期については、2億5,000万円ぐらいの利益を出して、2億3,000万円という計画を達成したいと思っております。

業績推移と今期予想

それから、(業績推移を)2016年~2018年と並べております。売上が(2016年で)約75億円、(2017年で)約70億円ときましたけれども、今期(2018年)は4億円ほど改善して、74億円にするつもりであります。

そして、再三申し上げていますけれども、営業利益については2億3,000万円、前期と比べますと約5億4,000万円の利益改善をしようと思います。

連結貸借対照表(要約)

貸借対照表です。左下の資産合計が2億7,100万円減っておりますが、これは資本の増強ができましたので、流動資産のところにありますように、銀行の自社借入金を返済しているというかたちで、こうなっております。

経営資源の集中

次に、第4四半期と来期以降につきまして、申し上げたいと思います。

まず2月に、岡山支局のFC契約ができまして、そちらに移行するというかたちです。我々の原資を別の事業に集中するというかたちで、合意されました。

それから、(資料の)右にある「手作市場」をやっておりました、大阪のコミュ―スタイルという子会社について、我々の媒体とあまりシナジー効果がないので、これも売却して資源の集中をやりました。

媒体力の強化

(媒体力の強化ということで)『AFFLUENT』シリーズの3冊目なんですけれども、『AFFLUENT for President』というかたちで、全国で10億円以上の売上を上げている経営者にDMを打つというかたちで、スタートしました。非常にいいスタートを切ることができております。

グループシナジー取り組み状況

また、グループシナジーを出すというやり方を加速させております。

当社の媒体に、どうしても空きスペースができてしまうんです。その空いたスペースに(RIZAP)グループ各社の広告を入れると、我々の利益率が上がりますし、非常に安い値段で広告ができて費用対効果がいいということで、グループとwin-winの関係が築けるので、これをもっと加速していこうと思っております。

来期以降に向けた事業強化①

それから、今は求人広告も非常に好調なんですけれども、(2018年)3月1日にポータルサイトの「ぱどJOB」を開くつもりです。

(このような)サイトはいっぱいあるんですけれども、特徴としては主婦の方……家庭で働かれる方が多いので、「子どもがいても働けます」「週3日でも働けます」「60歳や70歳になっても、まだまだお元気なので働けます」ということを中心に、(当社の)特徴を出しながら戦っていきたいと思っております。

来期以降に向けた事業強化②

それから、「婚活イベント」(で利用する)アプリで、新しい簡易Webツールを開発して、婚活イベントで地元のお店に集客するというトライも始めました。

私からは、以上になります。