ブータンの料理は世界一激辛

西澤ロイ氏(以下、ロイ):I went last night to a Bhutanese restaurant. 「西澤ロイの頑張らない英語」。

上村潤氏(以下、上村):このコーナーは、英語のコンサルタント兼カウンセラー西澤ロイが、英語に関するさまざまな話題を取り上げたり、英語を使って活躍している方にインタビューするコーナーです。ロイさん、おはようございます。

ロイ:おはようございます。

上村:なんだかロイさんのコーナーが始まったら、雨が上がったらしいですよ。

ロイ:そうですね。いい感じですねえ。

上村:いい感じですねえ。はい、そんなわけで、今週もやっていきたいと思うんですが。

ロイ:聞き取れました?

上村:ベト……ナムレストラン?

ロイ: I went last night to a Bhutanese restaurant.

上村:ブタニーズっていうと……?

ロイ:国の名前はBhutan、日本語で言うとブータンですね。

上村:あー、ブータン。

ロイ:去年の8月に、ちょっとブータン話をして。その時に「ブータン料理は世界一の激辛だ」というお話をしたのを、じゅんじゅん覚えてますか?

上村:聞きました、聞きました。

ロイ:唐辛子が香辛料じゃなくて野菜だと、丸ごと食うんだと。それに昨日友達と一緒に行ってきまして。

上村:ええ。

ロイ:「ブータン料理食べたいぞ」っていう強者どもと、一緒に行ってまいりました。

上村:(笑)。志しを同じくする同志たちと(笑)。

ロイ:そうそう。

上村:あ、ベトナム料理はブタニーズって言うんですね。

ロイ:ベトナムじゃなくてブータン料理。

(一同笑)

上村:失礼(笑)。ブータン料理ですね。

ロイ:まずブータンが、Bhutan(ブターン)なんですよ。

上村:あ、そうなんですね。

ロイ:ブータンじゃなくてブターン。

上村:日本語読みというか、間違ってブータンって言われてるってことですかね?

ロイ:何なんですかね、わかんないです。現地でもブターンだし。

上村:ブターンなんですね。ブタニーズレストランなんですね。

ロイ:そうですね。

上村:1つ学びました。ありがとうございます。

英語コーチの奥村美里氏が登場

上村:はい、そんなわけで、素敵なゲストさんお迎えして、お話を聞いていきたいと思いますので。さっそくご紹介いたしましょう。本日のゲストは、『英語は5歳児の日本語で考えると面白いように話せる!』の著者、奥村美里さんにお越しいただきました。おはようございます。

(一同拍手)

奥村美里氏(以下、奥村):おはようございます。

ロイ:おはようございます。

上村:まずはせっかくなんで、自己紹介から始めていただいてよろしいですか?

奥村:はい。『英語は5歳児の日本語で考えると面白いように話せる!』の著者の奥村と申します。

英語は5歳児の日本語で考えると面白いように話せる!

私は英語コーチングを中心にやってまして。まあ、目標達成率で言うと、おそらく日本一の英語コーチングということでやってます。あとはセミナーをやってまして。それで、いかに英語を簡単に話すか、ということをテーマにやっております。

上村:はい。

ロイ:今「目標達成率おそらく日本一」って、どのぐらいなんですか?

奥村:93とか4ぐらいですね。

ロイ:93、4。すごいですね。

上村:それはもう、打率にしたら大変なことじゃないですか。

奥村:(笑)。

ロイ:確かに。例えば「TOEIC取りたい」とか、そういう方がいらっしゃるんですか?

奥村:「TOEIC取りたい」っていう方もいらっしゃいますし、あとは「話したい」っていう方もいらっしゃいますし、あとけっこう多いのが医療系の方が多いですね。

上村:医療系。

奥村:はい。「論文を読みたい」とか、「書きたい」とか、「英語で発表したい」とか、そういった方々がけっこう多いですね。

ロイ氏と奥村氏の意外なつながり

ロイ:なるほど。僕は美里さんの本を、書店で見つけたんですよ。

上村:はい。

ロイ:これ、1年半ぐらい前に出たんでしたんでしたっけ?

奥村:そうですね。

ロイ:書店で見つけて「おー!」と思って、思わず購入したんですね。僕も自分の本の中で、言い換えのことを「英語のインナーマッスル」とか呼んだりしてますけども、それを語っていて。

奥村:おー、なるほど(笑)。

ロイ:このご本を見た時に、「お、5歳児ときたか!」と思って、思わず買ったんですよ。それから美里さんのメルマガを読んだりしていたんですけど、僕の英語系の友達で、今応援に来てくれてるマミちゃんが、「カリフォルニアに留学してた時のクラスメイトだよ」(笑)。

上村:はー、つながってるもんですねえ。

奥村:(笑)。

ロイ:そこでつないでもらって、今日はゲストにお越しいただきました。

上村:あ、そういうご縁で、お二人はお会いしてるわけなんですね。どうでした? 奥村さん、ロイさんと初めて会った時。

奥村:いや、初めてじゃなくてですね、実はどこかで前に見かけたことはあったんですけど、すいません(笑)。

上村:あー、やはり。

ロイ:(笑)。

上村:狭い業界といいますか。

奥村:そうですね(笑)。有名な方なので。

ロイ:いやいや。

奥村:本も読んだことがありましたし。

上村:なるほど。そうですよね、さっき(ロイ氏が)「英語のインナーマッスル」って言ってた時に、もう深く頷いてたんで、やっぱりなにか通ずる部分があるのかなと思いますね。

奥村:そうですね(笑)。

以前は同時通訳者だった

上村:そんな奥村さん、僕も著書を読ませていただいたんですが。

奥村:ありがとうございます。

上村:英語の経歴といいますか、ちょっとそのあたり、教えていただいてよろしいですか?

奥村:私はもともと同時通訳をやってました。それで、どういう通訳だったかというと、セミナーを中心にやってました。自己啓発系のセミナーであったりとか、コーチングのセミナーであったりを、英語から日本語に訳していくっていうところですね。

ロイ:けっこう有名な先生とかですよね?

奥村:そうですね、ロバート・キヨサキさんとか。『金持ち父さん 貧乏父さん』、ご存知ですか?

上村:おー。

ロイ:超ベストセラーですよ。

奥村:彼のセミナーやったりとか、あと、アメリカですごく有名なマネーコーチのハーノ・エッカーさんであったりとか、そういった方のセミナー、もう何千人規模のセミナーの通訳をやったりしていました。

「なりゆき」で通訳者に

上村:今ではバリバリやってらっしゃるんですが、著書を読むと「最初はすごく挫折をした」みたいなことが書いてあったんですけど。

奥村:いや、すごい挫折しましたよ(笑)。

上村:ええ。

ロイ:っていうか、そもそも通訳になろうと思ってなったんですか?

奥村:いや、なってないですよ。

上村:えっ! そうなんですか?

奥村:はい(笑)。別に、なりゆきというか。

ロイ:なりゆきで通訳になるって、意味わかんないんですけど。

上村:ですよね(笑)。

ロイ:どういうことですか?

奥村:いや、あの……、友人がそもそも海外セミナーのオーガナイズをしてまして。それで、「通訳やらない?」って言われたんですよ。

ロイ:そんなに軽く?(笑)。

上村:(笑)。

奥村:そう、軽く(笑)。まあ、最初が無償でやったんで、「連れてってあげるからやりなよ」みたいな感じで。でも、わかんないじゃないですか、学校とか行ったことないから。

ロイ:うんうん。

奥村:「君ならできる」みたいなことを言われて(笑)。

ロイ:(笑)。

上村:おー!

ロイ:自己啓発じゃないんだから(笑)。

奥村:そう、わりと自己啓発入ってましたね(笑)。それで「僕もできたから、君もできる」みたいなのを言われて。

上村:すごいなあ(笑)。

奥村:無茶振りですよね、完全に。

ロイ:できちゃったんですか?

奥村:そう、それで「じゃあ、どうやって練習したらいいのか?」って聞いたら、CD3枚渡されて「これで練習しろ」って言われたんですよ。

ロイ:CD3枚(笑)。

奥村:そう、CD3枚で(笑)。「聞いてアウトプットする練習をしろ」って言われて。まあ、それでやりました。

ロイ:やれちゃったんですか?

奥村:やれちゃいました、はい。

ロイ:すげえなあ。

上村:そこでやれちゃったから、今があるみたいな感じなんですかねえ。

奥村:(笑)。そうなんですかね。

上村:著書の中でいろいろ出てくるんですけど、やっぱりすごくガッツがあるというか、壁にぶち当たって挫折したとしても、そこから這い上がるこのガッツ。読んでて、ちょっと熱くなりましたね。

奥村:本当ですか、ありがとうございます(笑)。