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英単語は「覚える」のではなく「思い出せ」 誰でも今すぐ実践できる、英語学習のコツ

英単語は「覚える」のではなく「思い出せ」 誰でも今すぐ実践できる、英語学習のコツ

西澤ロイの頑張らない英語。このラジオは、英語が上達しない原因を根本から治療するイングリッシュ・ドクターの西澤ロイ氏が、英語の効果的な上達法・学習ノウハウ、英語を使って活躍している方のインタビューなどを伝える番組です。TOEIC満点を獲得し、「頑張らない」をキーワードに英語勉強法をレクチャーするロイ氏が、リスナーからの疑問に答えます。今回は、西澤ロイ氏が勧める週刊少年ジャンプの漫画『暗殺教室』をモチーフにした公式単語帳『殺たん』を紹介します。

シリーズ
西澤ロイの頑張らない英語
2015年3月18日のログ
スピーカー
イングリッシュドクター 西澤ロイ 氏
上村潤 氏
参照動画
第29回:暗殺教室「殺たん」と英単語の効果的な覚え方<ラジオ「西澤ロイの頑張らない英語」>

殺たんを効果的に使う方法

西澤ロイ氏(以下、ロイ) うん。それで、単に楽しんで読むだけでなくて、さらにこの『殺たん』を効果的に使うための方法を、ちょっと今日ご紹介できたらなと。

上村潤氏(以下、上村) おぉー。ロイさんならではのポイントですね。 ロイ はい。でも、まずはやっぱり「興味を持つ」ってすごい大事なんですよ。この本を使えば「ちょっと読みたいな」とか「覚えたいな」って思えるんなら……もともと「覚えなきゃいけない」っていうのはあるじゃないですか、試験があったり、受験があったりで。 上村 はい。 ロイ そこで、やっぱり「これだったら楽しめる」っていうのはすごくいい要素ですよね。 上村 はい。……なかなか机に向かうとね。ついマンガの棚かなんかを見始めちゃうと、「あ、整理しなきゃ」みたいなね(笑)。 ロイ そうそう。 上村 それで持ってるうちに、「あー懐かしいなこの漫画」みたいに読み始めちゃうんですよね。 ロイ うーん。 上村 ただそれが、マンガを読みながら、かつ勉強ができると言うか。自然と身に入ってくる、っていうところですかね。……うん、楽しみながら覚えられるって最高じゃないですか。

楽しみながら覚える3つのポイント

ロイ そういうポイントが3つくらいあるのかなぁと思って。その1つ目が、「興味を持つ」っていうことなんですよね。 上村 入り口として、まず。 ロイ はい。やる気がぜんぜん違いますからね。 上村 ですよね。 ロイ じゃあ2つ目はなにかって言うと、「繋げること」なんですよ。 上村 「繋げること」。 ロイ 例えば、単語覚えるときってまず綴り、スペルがありますよね。そして、日本語訳があって、音があると。それがちゃんと繋がってることが大事なんですよ。 上村 ふーむ。 ロイ けっこう学生の時って、読み方わかんない単語とかなかったですか? 上村 あー、いっぱいありました(笑)。 ロイ そして、読み方はスペル、綴りを書くために語呂で覚えてたりとか。 上村 あぁーやりましたねー。 ロイ 例えば“sometimes”とか、「ソメチメス」とか言って覚えておいて、「正しい読み方何だっけ?」みたいな。そういうのけっこうありますよね。 上村 やりましたねー。……瞬間的に出てこないですけど(笑)。 ロイ (笑)。 上村 確かにありました。日本語で言うとぜんぜん違うようなかたちで、書くときに覚えてましたね。 ロイ そうそう。そこでちゃんと正しい発音。今ネットだったら、「辞書」とかで検索するとすぐ音も聞けるので。 上村 そうですよね。 ロイ そういうので……これにCD付いてればいいんですけど、付いてないので。ネットでちゃんと正しい音を聞いて、こういう音なんだ、と。スペルはこうで、訳はこうなんだ、と。意味はこうなんだ、っていうのをちゃんと繋げて覚える。まずそうやって繋げることが大事で。それだけじゃなくて、他のものもいろいろ繋げるといいんですよね。 上村 ほうほう。

いろいろなものと「繋げる」

ロイ 例えば、語呂合わせとかあるじゃないですか。あれも知識として繋がることで、非常に覚えやすくなるんですね。まぁ語呂合わせ「だけ」やる人も多いんですけど、そこにこだわる必要はなくて。いろんなものを繋げるといいんです。繋げれば繋げるほど、記憶として残りやすくなるんですよ。 上村 そうですね。元素記号とかもう覚えてないですけど、「水兵リーベ」は今でも覚えてますからね。 ロイ あっそうそう。 上村 それが何かはもうわからなくなってしまいましたが(笑)。 ロイ そうそう、そういう感じそういう感じ。あと、例えばですけど、類義語とか派生語とか。 上村 はい。 ロイ ちょっと似た単語とか、そういうのも「あっそういえば!」みたいな感じで繋げるとか。そういうこともいろいろよくて、どんどん本当、そうやって繋げていくことなんですよね。 上村 ふーむ。 ロイ だから例えばですけど、“beautiful”って言ったら「美しい」。で、名詞だと? 上村 “beautiful”……ん? “beauty”。 ロイ “beautiful”は形容詞。そうそう、“beauty”で、「美」ですよね。それって派生語じゃないですか。そしたらすごく楽に2つ3つ覚えられるとか、そういうのもありますし。 上村 ふんふん。 ロイ あとですね、似た分野の単語とか。例えば、ここです。「殺せんせー」の感情のことが書いてあって。この先生は、感情によって顔の色が変わるんです。普通の時は“neutral”とか書いてあって、「怒ってる」……「怒り」って、英語で言うと? 上村 怒りは“anger”。 ロイ “anger”とか、“angry”とか。じゃあ、「ナメてる表情」とか。 上村 「ナメてる」……? えーっとそれは……「物理的に舐めてる」わけじゃないですよね? ロイ そうそう。「人のことをなめ腐ってる」みたいな。 上村 あーなるほど……。 ロイ って言うと、出てこない。 上村 出てこないですね。 ロイ それも“contemptuous”っていうのが出てきて。 上村 あー、はい。 ロイ そしたら、「あぁそうなんだ」って、繋がって覚えられるんですよね。 上村 はいはい。なんかこう、「ナメてる」って言うと、すごく身近な感情になりますよね。これたぶん英語の単語帳とかだと、別の表現になるんですかね? 「ナメてる」……「ナメてる」ってなかなか。 ロイ そもそも単語帳に載ってない。 上村 あっ、そうなんですね!(笑)。 ロイ だって大学受験で「ナメてる」とか使わないからなぁ。 上村 まあ、使わないでしょうねきっと(笑)。……はぁーそうなんですね、“contemptuous”……確かに初めて聞きましたね。 ロイ 例えば「怒り」にしても、「激怒」みたいなものだと“rage”って単語があったりするので。そういうのも「そっか、そうやって違うんだ」っていうふうに繋がっていくと、やっぱり覚えやすいですよね。 上村 なるほどね、そっか。「怒る」のと「激怒」は、また言葉が違ってくるわけですもんね。 ロイ そうそう。 上村 なるほど。それは確かに非常に有益と言いますか。なかなかその、普通の英単語帳では出せない視点と言うか……に、なってるんですかね。 ロイ うんうん。で、これを、学ぶ側が自分で繋げようとすることが大事なんですよ。だから興味を持って、「この場合どうだろう」とか、「そういえばこういう単語もあるよね」とか。そうやって自分で繋げることができると、本当に記憶に残りやすいので。だから2つ目のポイントが、いろいろと「繋げる」、ということですね。

覚えるのではなく「思い出す」

上村 はい。そして……もう1つポイントがあるということで。 ロイ はい。3つ目のポイントは、「思い出す」っていうことなんです。 上村 「思い出す」? ロイ 多くの人が「覚えよう」とするんです。じゅんじゅんもそうじゃないですか? 「覚えよう」としませんか? 上村 そうですね。 ロイ でも、大事なのは「思い出す」ことなんです。 上村 ほう、「覚えて」いるのではなく、「思い出す」? ロイ 「覚えよう」とすると例えば、同じものを繰り返し見たりしますよね。 上村 しますね。 ロイ あと、繰り返し書いたりしますよね。 上村 しますねぇ。 ロイ そこで、「思い出そう」と繰り返すと、記憶に残るんですよ。 上村 ほぉー……「覚えよう」とするのではなく「思い出そう」とする。 ロイ そうそう。だから例えば、この本の最後に赤いシートが付いてるんですね。「赤殺(あかころ)シート」って名前がついてるんですけど(笑)。こういうシートでかぶせると、赤い文字って見えなくなるじゃないですか。 上村 あー、なりますね。 ロイ それで、自分で「これなんだったっけ」って考えて、思い出そうとする。それが、記憶するためには非常に大事なんですよ。それは記憶の仕組みとか考えると、理にかなってることなんですけど……ちょっと説明すると長くなるので、そこは割愛しますけど。「思い出そう」とするということが非常に大事で。 上村 なるほど。まぁでも確かに……ちょっと前の時期ですけど、やっぱりみなさん電車に乗ってる学生さんたちは、みんな赤いシートを使って。ずーっと読んでましたね。

口に出すとなお良し

ロイ そこで、頭の中で思い出すだけじゃなくて、口に出すと更にいいんですよ。 上村 あぁー。 ロイ 電車の中だと怪しくなっちゃうんですけど(笑)。 上村 そうですね……いくらマスクしてても、やっぱりちょっと怪しいですね。 ロイ そうそう……でもそこで、目で見るだけじゃなくて口に出すことで、いっぱい五感を使うことになるので。そうやって口に出すこともいいですね。 上村 なるほど。今、目で見て覚えるのもそうですし、いろんな本にCDが付いていて、っていうのも多くて。今、僕、電車乗るときとかは聞きながら乗ってるんですけど。やっぱりこう、聞きながら英文と言いますか……口に出したくなりますね、すごく。 ロイ うんうん。 上村 まぁ実際出すと、不審者的な感じになってしまうんでしょうけど(笑)。でもやっぱり、口に出すってすごく印象に残ると言うか。その時の口に出したことを、思い出しているような感じなんですかね。それで余計、身体に落とし込まれるような感じはしますね、確かに。 ……なるほど。「覚える」のではなく、「思い出す」。

  

西澤ロイ(イングリッシュ・ドクター)profile copy

上達しない原因を治療する英語のお医者さん。
「頑張らない英語」シリーズ(あさ出版)がベストセラー。

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