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キャリア、今期経常は31%増 シニア雇用の推進で5期連続の増収増益へ

キャリア、今期経常は31%増 シニア雇用の推進で5期連続の増収増益へ

2017年11月30日に行われた、株式会社キャリア2017年9月期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。

シリーズ
株式会社キャリア > 2017年9月期決算説明会
2017年11月30日のログ
証券コード
6198
スピーカー
株式会社キャリア 代表取締役 溝部正太 氏

2017年9月期決算説明会

溝部正太氏 株式会社キャリア代表取締役の溝部と申します。本日は弊社決算説明会にお越しいただきまして、ありがとうございます。それではさっそく、資料を基にご説明させていただきます。

2017年9月期決算概要

th_3 まず業績の報告になります。2017年9月期の決算ですが、売上高は当初予想92億700万円の売上に対して、実績が90億9,7000万円で前年比122.7パーセント、達成率は99パーセントとなりました。 売上総利益は20億7,000万円で前年比116.9パーセント。営業利益は当初予想5億4,200万円に対して、実績が5億3,600万円で前年比128.6パーセントとなりました。 おおむね順調というかたちではなく、期初予算に対して数字が割れているのですが、シニアワーク事業とシニアケア事業で少し減益がありましたので、そちらもご説明させていただきます。 シニアワーク事業につきましては、期中にJR西日本さまと合弁契約等を行い、JR西日本キャリアという合弁会社を設立いたしました。 当初はシニアワークの事業所をもう1拠点開設することを考えていたのですが、合弁会社のJR西日本キャリアにコンサルタントを3名移動させる必要が出たので、出店計画を1支店分削りました。こちらが売上高の数字を落としている1つの要因になります。 シニアケア事業につきましては、当初計画では3拠点の出店を予定していたのですが、先期は1拠点の開設に留まったということが、売上高の数字を落としている1つの要因になります。 後ほど詳しくご説明をいたしますが、戦略として、これからシニアケア事業で面を取っていくうえで、どうしても地方都市に出店していかなければなりません。 そうなった場合、地方都市で首都圏の事業所と同じオペレーションを行うと、どうしても業務フロー上のロスが出やすくなります。やはり地方都市のほうが立ち上がりがゆるやかなので、支店の立ち上げが遅くなるという課題がありましたので、集約できる業務は集約して、首都圏に出店した場合は、さらに早く売上が立つようにする。 地方都市では、ローコストで早期立ち上げができるように、業務オペレーションの変更を優先しましたので、結果的に先期は1店舗の出店に留まりました。

損益計算書

th_4 続きまして、損益計算書です。シニアワーク事業の売上高は前年比122.5パーセント。シニアケア事業は122.7パーセントです。

貸借対照表

th_5 貸借対照表につきましては、特段問題視するところはないと思っておりますので割愛させていただきます。

キャッシュフロー計算書

th_6 キャッシュフロー計算書も割愛させていただきますが、何かご不明点がありましたら、後ほどご質問を受け付けます。

全社年度別業績推移

th_7 こちらはシニアワーク事業とシニアケア事業の全社年度別推移です。 シニアワーク事業とシニアケア事業は先ほど申し上げた課題と対策というかたちでやっておりますが、基本的に増収増益のかたちは崩しません。 また利益率に関しましては、このまま売上が伸びていけば、利益も上がっていきますし、利益率も改善していくと捉えております。

事業別四半期業績推移

th_8 こちらは事業四半期別業績推移です。 シニアケア事業の出店計画を一部振り替えている関係上、第4四半期で少し利益の伸びが落ちているように見えますが、施策上のことですので、そちらを除けば収益は上昇基調できています。全体の売上は順調にプラスとなっています。

シニアワーク事業

th_10 シニアワーク事業についてご説明いたします。 th_11 現在、シニアの方の有効求人倍率がすごく高くて、人手不足と言われているのですが、人手不足に対してシニアの人員で穴埋めしていこうという事業ではありません。 我々のシニア活用コンサルタントが、人手不足の会社に業務部門を変更する提案を持ち出して、シニアでもできるものとそうでないものに切り分けて、シニアを雇用しやすい環境を作ってくるという事業体でございます。 ただ、こちらも以前お話ししているのですが、シニアを雇用するために企業が業務部門を変更するかというと、絶対しないという話ですので、我々は同業他社でシニアを雇用したことによって2割以上収益が上がった実例をベースに、クライアントに業務フローの変更提案を持ち出していくということをやっています。 基本的に良い活用事例ができれば、どんどん取り入れたいというお客さまが増えてきますし、良い活用事例を生むために、シニア活用コンサルタントがいろいろな企業にコンサルティング営業をしていくということが事業の特徴になっております。 th_12 今期はシニアワーク事業で大きな取り組みが2つあるのですが、ホワイトカラー職種の活用事例を作ろうということで取り組みました。 具体的には、棒グラフにもあるように、シニアの方たちは基本的に賃金が欲しいだけではなくて、無理なく働ける現場や、誰かに認められている現場といったところにメリットを感じて、働きたい方が増えている傾向があります。 結果、全体の売上高に占めるホワイトカラーの仕事とブルーカラーの仕事の構成比がだいぶ変わりました。前期は半々の比率だったものが、今期は6対4の割合でホワイトカラーの就業者が増えています。来期もこのようなかたちで、シニア方のホワイトカラー比率が増えていくのではないかなと思っています。 th_13 もう1つの取り組みは、2017年6月にJR西日本との合弁会社の株式会社JR西日本キャリアを設立いたしました。 設立の趣旨としては、少子高齢化が進行していくと、鉄道の利用者が減ることによって収益が下がるという課題に対して、シニアの雇用を生むと、その方々が通勤をするにも鉄道に乗ることになりますし、旅行をする際にも鉄道を使うことになりますので、総合して収益性が回復していく。このような実例を作りたいというところが(JR西日本と)合致して、こちらの合弁会社を作っています。 こちらが実現するような事例ができると、少子高齢化が進行するとどこの国でも基本的に鉄道インフラの収益性は下がっていきますので、それを補填するためにシニアの雇用を作るという需要が発生していきます。 先ほどから言っているように、我々は人手不足だからシニアを補完していくのではなく、シニアの就業しやすい環境を作ることをノウハウとして持っている企業です。 そのような仕事を作り出すことは、基本的に我々しかできないと思っていますので、本当に日本だけではなく世界に向けたビジネスチャンスになるのではないかと思っています。 今期に関しましては、業績のところではそこまで大きなインパクトはないのですが、来期以降にJR西日本キャリアの売上が上がっていくと、我々の収益としてきちんと返ってくるようなスキームになっていまして、来年以降の業績のプラスに起因するのではないかなと思っています。

シニアケア事業

th_15 続きまして、シニアケア事業についてご説明いたします。シニアケア事業部が目的としているのは、単に介護職員の派遣をしていくわけではなく、介護市場の人手不足の解消を目的として事業を行っています。 人手不足の解消という観点でいうと、新規資格者を増やすか、資格は取って働いていたものの、もう嫌になってしまって離職して、他の業種で働いている方々に戻ってきていただくという2つしかないと思っています。 我々は資料右の問題点(介護職員の主な離職理由)を解決するような現場を作り出すことによって、離職した人を戻していこうとしています。 最終的には定着させて、こういった介護市場のプレイヤーを増やしていこうというかたちで事業を行なっているところが特徴です。 th_16 先期にシニアケア事業で何をやったかというと、まず1つはカスタマーセンターを作りました。こちらにルーティーンの業務ワークフローを一極集中させることにより、業務効率をさらに上げて、出店速度を早められるような業務フローに切り替えています。今、こちらの効果が非常に出ていまして、ご登録いただいている方の稼働率が約15パーセントほど上がっています。 既存の事業所だけでも効果が出ているので、今後どんどん新規出店をしてもそれを担保できるかなということと、カスタマーセンターのオペレーターは全部シニアで回していますので、若者を雇用するよりも最終的に収益率が良くなっていくと思いますので、非常にいい取り組みだったのではないかなと思っています。 また(スライド)下段にもあるとおり、応募が効率的に獲得できています。売上高に占める広告宣伝費率はどんどん下落していますし、口コミ効果も広がり、自社ホームページでの採用が非常に好調になってきています。 これを続けていくとさらに人が採用できて、安く、効率よく就業をマッチングできていくと思いますので、非常に効果が出る取り組みとなっています。 th_17 それともう1つ、カナミックネットワークとの業務提携契約を締結いたしました。我々は今、介護施設に対して人材のマッチングをしているのですが、カナミックネットワークは介護施設はもとより、訪問介護の事業者に「カナミッククラウドサービス」というソフトを導入している会社です。 そのようなソフトを導入している企業に対して、人材不足があると自動的に弊社に発注がいくような形態になっています。我々としては営業コストがかからずに人材を出せるということです。 また「カナミッククラウドサービス」の中には、就業者のシフト状況が全部入っていて、現状どれだけ人が足りていないか、1日単位でわかるようになっています。 そのようなデータに対して、働きたい人がいれば、こちらからアクションを起こすこともできますし、1日だけ働きたいという就業者もマッチングすることができるようになっています。実は12月7日に記者会見をするのですが、けっこう画期的な取り組みかなと思っています。 引き続き実績をどんどん作っていき、我々が対象としている潜在的な看護師・介護士がいろいろな働き方で、最終的にこの業界に定着していくようなかたちが取れればと思っています。

2018年9月期業績予想

th_19 最後に業績予想についてご説明いたします。 今期の売上高は110億6,700万円、前年比21.7パーセント増。営業利益は7億3,600万円、前年比37.3パーセント増。経常利益は7億1,500万円、前年比30.8パーセント増。純利益は4億5,300万円、前年比25.7パーセント増という予測を立てています。 内訳はシニアワーク事業が約21パーセント増、シニアケア事業が約20パーセント増というかたちになっています。足元の話でいうと、シニアワークは30パーセントほど伸びているので、無理のない数字ではあると思います。 まずはこれらをきちんとやっていき、プラスアルファでいろいろな施策をやっていきたいと思っています。

株主還元

th_21 最後に株主還元は、こちらの表のとおり実施させていただこうと思っています。期末配当で15円、中間配当で10円というかたちで予想させていただいています。 まずはこちらをきちんと実施させていただくとともに、さらにプラスの情報があれば、少し増配を検討しています。駆け足になりましたが、以上が先期の報告になります。

  
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