2017年12月期第3四半期決算説明会

長橋賢吾氏:株式会社アプリックス2017年12月期第3四半期決算の説明を始めたいと思います。代表取締役兼取締役社長の長橋です。本日はよろしくお願いします。お手元の決算説明会資料ならびに決算短信の2つを基にご説明いたします。

17年12月期第3四半期 累計P/L(連結)

当社の2017年12月期第3四半期決算につきまして、売上高は5.18億円。営業損益は2.78億円。経常損失が2.92億円。親会社株主に帰属する四半期純利益がマイナス8.04億円となりました。

売上高は前年同期比54.5パーセント減。一方、営業利益は5.15億円の改善となりました。

17年12月期第3四半期 売上高セグメント推移

2017年12月期第3四半期の売上高セグメント推移についてご説明いたします。当社はもともとテクノロジー事業ならびに出版事業の2つの事業を行っておりましたが、出版事業に関しましては、第1四半期で無事連結を外しておりますので、出版事業の(売上高)2.29億円は第1四半期のみの実績になっています。

第2四半期、第3四半期に関しては、テクノロジー事業だけのセグメント開示となっています。

テクノロジー事業に関しましては、(売上高)8,400万円ということで、昨年と比べて若干減ってはいるものの、第1四半期・第2四半期に比べると増加しています。

17年12月期第3四半期 営業費用推移

テクノロジー事業の営業費用は前年同期比63.3パーセントと大幅減になっております。こちらは人件費などがかなり減っています。全社費用も同様です。

去年から今年にかけて大胆なコスト削減をしてまいりましたので、その効果が出ているというかたちです。

17年12月期第3四半期 受注高・受注残高

受注高は前年同期比22.3パーセント増。受注残高は2.3倍です。

受注残高に関しましては、7月夏以降に企画開発などを強化しておりまして、そこの部分の営業が若干成果として出始めています。マネジメントとしても、この流れに勢いをつけて来期につなげたいと思っております。

連結業績予想の修正①

連結業績予想の修正です。期初では売上高10.5億円。営業利益1,200万円という黒字の見通しを発表させていただきましたが、今回、売上高4.52億円減の6.02億円。営業損益がマイナス3.9億円ということで、下方修正させていただきました。こちらの下方修正の理由は(スライド下段に)記載のとおりです。

連結業績予想の修正② 業績修正ブレイクダウン

業績修正のブレイクダウンですが、ポイントとなるのはやはり売上です。IoT系のソフト開発などでもともとかなり早く(テクノロジー事業の売上が)取れる見込みをしていたのですが、5億円ほど見込みが甘かったというかたちです。

こちらに関しましては、率直に反省しているところですし、第2四半期以降、このようなことがないように慎重に業績の確度を上げていきます。社内体制も厳重に強化しておりますので、第4四半期ならびに来期につなげていきたいと思っております。

売上のマイナス4.94億円の主なところですが、マイナス約2億円が国内の主要顧客。海外顧客がマイナス1.3億円。海外に関しては、もともとかなり強気の計画でしたが、そこの部分が刈り取れなかったというところです。

こちらに関しましては、先ほども申し上げたように、我々の見通しが甘かったというところがございまして、厳重に工数管理などを注意してまいりたいと思います。