バックナンバーの視聴回数が5,000回超え

西澤ロイ氏(以下、ロイ):Our backnumbers have been listened to 5,000 times. 「西澤ロイの頑張らない英語」。

上村潤氏(以下、上村):このコーナーでは、納得英語学習カウンセラー西澤ロイが、英語に関する疑問・質問にお答えしたり、英語に関するさまざまなことを取り上げるというコーナーです。ロイさん、おはようございます。

ロイ:おはようございます。

上村:今ちょっと軽く聞き取れたんですけど……、five thousand times。

ロイ:おー。

上村:そして、YouTube。

ロイ:はい。

上村:ということは、backnumber?

ロイ:あ、YouTubeって言ってないですよ。

上村:YouTubeじゃない、backnumberって言ったんですか(笑)。

ロイ:back numberって言いました。

(一同笑)

上村:あれ?(笑)。

ロイ:Our backnumbers have been listened to 5,000 times、って言いました。

上村:have been listened to 5,000 times、おー。ということは、バックナンバーが5,000回を超えた(注:動画投稿日は2014年9月1日)。

ロイ:そうですね。再生回数が今5,000回ぐらいになりまして。

上村:おー、すごいじゃないですか。バックナンバー、……合わせて? 今までの。

ロイ:そうですね。YouTubeとポッドキャストでバックナンバー公開してるんですけど、その全部合わせて5,000回ぐらいいきまして。

上村:5,000ってけっこうなものですよね。

ロイ:まあ、この番組もけっこうやってますからね。

上村:はい。

ロイ:8ヶ月目に入ってますからね。

上村:8ヶ月ですか。あっという間に1年経っちゃいそうですね。僕もそろそろ成果を出さないと(笑)。

ロイ:(笑)。期待してますよぉー!

「身につける」とはどういうことか?

上村:最近、英語の書籍なんかを見にいって、ロイさんの『頑張らない英語学習法』だったり、『英文法』っていうのが、僕も読ませていただいてるんですけど、その他にも無数に本って出てるじゃないですか。

それで、最近気になるフレーズがどの本にもついてて。「何日で覚える」、「何日で身につく」みたいなのがあって、「ホンマかいな?」って思っちゃうんですけど、「そもそも身につくって何かな?」って、思うようになったんですよ。

ロイ:おー、深い問いですね。

上村:そうですよね。そんなことを今考えていいのか、みたいな感じもするんですけど。

ロイ:いやいやいや。

上村:でも、気づいちゃったからには、ちょっと気になるなと思って。

ロイ:それ、本当すばらしい気づきですよね。

上村:あ、本当ですか?

ロイ:だって、多くの人がけっこうなにも考えずにというか、あんまり気にせずに、「これ覚えたらできるようになる」って思っちゃってるケースがあるので。

上村:そうですよね。なんかこう……、それこそ英語の本を手に取って、読んだ、読み終わりました。それで、終了。……じゃなんにも身についてないですよね、確かに。

ロイ:うんうん。覚えてはいるかもしれないけど、身についたかっていうと、また別問題ですもんね。

上村:今日は「身につくってどういうことなんだろう? 何なのかな?」っていうのをテーマにお送りしたいと思うんですけど、そもそも「身につく」っていう言葉の意味が、あんまり深く考えたことがなかったんですけど、辞書に載ってる「身につく」っていうのは……。

ロイ:お、調べたんですか?

上村:一応調べました(笑)。

ロイ:何て書いてたんですか?

上村:「習得される」でしたり「会得される」、「ある分野で、高度な技術や技能を得ること」だったり、「新しく技術や知識を獲得するさま。さらに、知識や技能が身につくこと」って書いてあるんですね。「身につく」を調べて「身につくこと」って書いてて(笑)。

ロイ:(笑)。

上村:「どういうこっちゃ?」と思って(笑)。

ロイ:無限ループしてますね(笑)。

上村:無限ループしてるんですよ(笑)。いやー、まあ、「どういうことなんだろうな?」と思ったんですけど。

自分で「身につくってどういうことかな?」と思った時に、知識を頭の中に詰め込みました。実際、英語をしゃべります。ただ、話す時に言葉が出てこない。「これって身についてはいないな」って思って。なんかこう、「インプットして、アウトプットができた時点で、身についたって言えるのかな」って、なんとなく思ったんですけど。

ロイ:あー。

上村:どう思いますか?(笑)。

英語の勉強は何かを頼りにしがち

ロイ:それはいい視点だと思いますね。やっぱり日本で英語を学んでると、どうしてもインプット重視なんですよね。

上村:ですよね。

ロイ:読んで意味がわかる。リスニングできる。でも、しゃべれないという人がやっぱり多いのは、どうしてもわかることが重視されていて、ちょっと偏っちゃってるっていうんですかね。

上村:僕も今、学習する時に本を読んでるんですけど、出てきた単語に対して、「あ、こういう意味なんだな」っていうのはわかるんですけど、いざ「なにも見ないでしゃべって」って言われると、なかなか出てこない。

ロイ:うんうん。

上村:そうすると、やっぱ「身についてないなあ」って、普通にへこみました(笑)。

ロイ:(笑)。いや、なにかを頼りにしながら学んじゃうケースってけっこうあって。例えば、リスニングしてる時に、なにもないところで聞き取れるわけではなく、前後関係から判断して、「たぶんこういうことを言ってるんだろう」みたいな、そういうとらえ方をしてたりとか。

上村:あー。

ロイ:しゃべる時もゼロからしゃべるんじゃなくて、例えばなんかヒントみたいな……、例えば文例とかがあって、それをもとにちょっと変化させてしゃべるとか。そういうなにかを頼りにしてしゃべっちゃう、学んじゃうっていうケースが、けっこうあると思うんですよ。

上村:なかなか1人で勉強してると、口に出すっていうことがないんですよね。

ロイ:うんうん。

上村:それこそ最近の本って、どれもCDがついてて、海外の方が実際に例文をしゃべってたりとか、単語をしゃべってたりっていうのを聞くことはできるんですけど、なかなかそれを口に出すっていう機会がないので。なんか……、「口に出すっていうのが少ないのがいけないのかな」って思って。

ロイ:確かに口に出すのは大事ですよね。

上村:かといって、ね、人形に話しかけるわけにもいかず、壁に話しかけるわけにもいかず(笑)。

ロイ:いかないんだ。じゅんじゅん人形とか。

上村:(笑)。

ロイ:なんか……(笑)。