2018年3月期第2四半期決算説明会

森田仁基氏:本日はお忙しい中ご足労いただき、ありがとうございます。それでは私から、2018年3月期第2四半期の決算説明をさせていただきます。

本日の流れですが、最初に財務状況について、後に事業状況について、エンターテインメント事業、メディアプラットフォーム事業についてそれぞれご報告させていただきます。

連結損益計算書

財務状況のご報告となります。2018年3月期第2四半期は、売上高450億円、営業利益が166億円、親会社に帰属する当期純利益が114億円の着地となりました。2017年3月期第2四半期との比較を載せておりますが、売上・利益ともに2桁の増収増益となっております。

連結損益計算書累計

続きまして、2018年3月期上半期の合算の数字のご報告です。売上高932億円、営業利益369億円、親会社に帰属する当期純利益251億円と、こちらも2017年3月期の上半期と比較して増収増益での着地となっております。

セグメント調整後EBITDA

セグメント調整後EBITDAです。2018年3月期上半期については、エンターテインメント事業が売上高862億円、セグメント利益(EBITDA)が390億円。こちらも増収増益です。

メディアプラットフォーム事業については、売上高が70億円、セグメント利益(EBITDA)が16億円で、売上が若干微減となっておりますが、セグメント利益(EBITDA)は前年同期比75.3パーセント増と大幅な増益での着地となっております。

売上高(四半期推移)

売上高の四半期推移です。エンターテインメント事業については、季節変動がありながらも、高いアクティブユーザー数を維持しています。先ほど申し上げたとおり、第1四半期・第2四半期の合算については、2017年3月期よりも良い着地となりました。

売上原価(四半期推移)

売上原価の四半期推移はこちらのとおりです。

販管費(四半期推移)

販管費の四半期推移はこちらのとおりです。以上、財務状況のご報告となります。

Q2トピックス

続きまして、事業状況についてご報告をさせていただきます。まずはエンターテインメント事業です。

第2四半期のトピックスといたしましては、主に『モンスターストライク』になりますが、7月・8月・9月とかなり多くの施策を行ってまいりました。

トピックスをいくつかご紹介いたします。8月に中国版『モンスターストライク』の提供を開始したり、XFLAG™ スタジオとして初となる、B.LEAGUEで非常に人気のある千葉ジェッツふなばしとのパートナーシップ契約(を締結しました)。

ユニフォームにXFLAGのロゴを掲載させていただいたり、チケットキャンプでチケットを販売したり、ゲームとの連動をやってみたりと、我々がこれから注力していくeスポーツへの第一歩を、千葉ジェッツふなばしさんと踏み出しております。その他いくつか、スライドを交えながらご報告いたします。

Q2ユーザー還元施策

ユーザー還元施策です。一番大きなトピックスとしては、7月8日・9日の2日間、幕張メッセで「XFLAG PARK2017」というイベントを実施しました。

こちらは第1回のモンストフェスティバルから数えると3回目になるイベントなのですけれども、これまでと違うところとしては、チケットを有料化して販売しました。

これまでは1日だけの開催だったのですが、今回から2日間での開催ということで、新しい試みがいくつかありました。

結果としてチケットはすべて完売し、2日間でおおよそ4万人のユーザーのみなさまにご来場いただき、非常に大成功のイベントとなりました。

さらに、このXFLAG PARKのイベント内で、かねてより我々が推進している「モンストグランプリ2017」という大会も行いました。こちらも非常に盛り上がって、大成功となりました。

また、今年は夏のキャンペーンに非常に力を入れております。夏というと音楽のフェスイベントがあったり、夏休みまでにはないエンターテインメントがいくつもあって、モンスターストライクのアクティブ率が下がる傾向がありました。

そのような中でも、モンスターストライクを遊んでいただきたいということで、今年はモンスト海の家を設置したり、夏の暑い時期にモンストを遊んで、冷たいアイスをもらえるようなキャンペーンを実施しています。

9月13日には、我々として初の試みとなる、月額会員制の「モンパス」というサービスを提供いたしました。こちらはひと言でいうと、モンスターストライクのファンクラブのような位置づけのサービスです。

主にリアル店舗のXFLAG STORE SHIBUYAなどが予約なしで入れたり、さまざまな店舗内特典がもらえたり、ゲーム内でもかなりたくさんのメリットがあるような内容となっております。

まだまだ大きなプロモーション等は実施していないのですが、今後モンストの経済圏拡大のために、こちらの「モンパス」の内容もしっかりと充実させていき、お客さまに還元していきたいと考えております。

Q3トピックス:モンスト4周年キャンペーン

すでに10月が終わっておりますので、第3四半期のトピックスについて簡単に触れさせていただきます。ちょうど10月10日にモンストは4周年を迎えておりますので、4周年キャンペーンを行っております。

去年は上島竜兵さんを起用させていただきましたが、今年は江頭2:50さんを起用させていただき、渋谷の街をジャックしたり、また総額3億円が当たるユーザー還元イベントを2つほどすでに実施しています。

細かい数字のご報告はまた第四半期が終わった時点でさせていただきますが、傾向としては、昨年と同様、年末年始から徐々にアクティブ率が低下していくものが、こちらの4周年イベントで一気に回復し、今はかなり多くのユーザーさまに遊んでいただいているということで、非常に良い状況です。

メディアプラットフォーム事業概況

メディアプラットフォーム事業概況は、引き続きライフタイムが長く、安定したビジネスを複数展開している状況です。

冒頭でご報告したとおり、数字は非常に好調に推移しています。グラフの中でも、2018年3月期の第2四半期は売上がグッと上がっていることがわかると思いますが、一番多く起因しているのがチケットキャンプとなっております。

新規事業も売上が徐々に伸びてきておりますので、全体として右肩上がりの成長がしっかりと実現できているのかなと考えております。

チケットキャンプ

いくつかトピックスをご報告させていただきます。チケットキャンプについては、とくにこの第2四半期は、スポーツ興行業界さまとのリレーションシップ構築に注力してまいりました。

過去にはパ・リーグTVであったり、DIMEという3on3のバスケットボールチームへのスポンサード、それから北海道日本ハムファイターズさまとの取り組みで、チケキャン西川遥輝シートということで、チケットキャンプだけが独占販売できる特殊なプレミアムシートチケットの販売を行っています。

この第2四半期については、B.LEAGUEに所属しているサンロッカーズ渋谷さまへスポンサー契約を締結させていただき、バスケットボールを何の障害物もなく最前列で見れる「チケキャンダンクシート」というチケットを、チケットキャンプ独占で販売させていただいています。

また、ラグビーの世界選抜チームvs日本代表戦が先日福岡で行われたのですが、こちらのイベントにもスポンサー契約を締結させていただき、サンロッカーズ渋谷さまと同様の取り組みをさせていただいております。

今後もこのような興行主さまとのリレーションシップをしっかりと構築し、興行全体を盛り上げていけるよう、さまざまな取り組みをしていきたいと考えております。

minimo

続きまして、minimoです。グラフのとおり、2017年7月に過去最高の予約申し込み件数となる40万件を突破しています。累計の利用者数は200万人を超えており、さらに掲載のサロンスタッフ数も2万人を突破、引き続き順調にサービスを伸ばしている状況です。

家族アルバム みてね

家族アルバムみてねも、累計利用者数が200万人を突破しています。また、9月単体の写真のアップロード数が4,000万枚以上になっており、非常に大きなサービスに育っています。

2017年7月からは英語対応を開始しており、日本だけでなくグローバルで家族間コミュニケーションを促進していくサービスにしていくために、今後力を入れていく予定です。

マッチング事業

最後はマッチング事業のご報告です。こちらの図のとおり、我々のマッチング事業は、ONLINE、OFFLINE、SERIOUS、CASUALといろいろなユーザーのニーズに対して、さまざまなサービスを提供してまいりました。

こちらのシチュエーションに応じていろいろなサービスを提供する戦略は引き続き続けており、第2Qについては、一部第3Qにもかかっているのですが、新たに「swish」と「Pancy」という2つのマッチングサービスの提供を開始しています。

マッチング事業については、それぞれのサービスを伸ばすのはもちろん、引き続き新たなサービス展開も検討していきたいと思っております。

以上、簡単ではございますが、私からのご報告とさせていただきます。ありがとうございました。