英語では「ウーマン」と言わない
上村潤氏(以下、上村):では、今週のカタカナ語。いってみましょう。
西澤ロイ氏(以下、ロイ):先ほど、『日経WOMAN』の話が出たので、ちょっと女性をあらわす単語。
上村:おっ。これは僕はちょっと知っておかないとですね。
ロイ:(笑)。日経ウーマンって言いますけど、実際英語でウーマンとは言わないんですよね。
上村:ああー……。
ロイ:発音が違うんですよ。
上村:はい。ウィメン、とかですか?
ロイ:それは複数形ですね。
上村:あ、そうなんですね。
ロイ:複数形はWomenでいいんですけど。単数形は、Woman(ウォマン)。
上村:ウァマン?
ロイ:ウォマンって感じ。
上村:ウォマン? プリティー、ウォマン。
ロイ:そうです、そうです。
上村:おおー。
ロイ:だから、ネイティブは、ウーマンとは言ってないんですよ。それを、でも我々はウーマンだと思って聞いてるから、「あ、ウーマンって言った」って思うんですけど。実際言ってないんですよ。
上村:じゃあ僕が聞き取ったウーマンも、違ったんですね!?
ロイ:そう、聞き取ってなかったんですよ。
上村:なるほど……まだまだですね。
(一同笑)
上村:まあでもね、こうやってどんどん、聞いていくことで耳も慣れていきますし。次第にこう、ウーマンって言ってるのか、ウォマンって言ってるのか。聞き取れるようになると思いますので。
ロイ:そういう意識改革って大事なんですよ。
上村:はい。ウーマンなんてね、本当何気なく聞いてる言葉ですもんね。キャリアウーマンだったりもね。
「キャリア」も言いません
ロイ:ちなみにキャリアだって、キャリアって言わないですからね、英語だと。
上村:ほう。
ロイ:career(クゥリーア)。
上村:クゥリーア。
ロイ:career. 「リ」が強いんですよ。
上村:クリアに聞こえますね。
ロイ:クゥリーアみたいな感じで言うんですよ。
上村:クゥリーア、ウーマン……。
(一同笑)
上村:すみません、無理やり言いました。
ロイ:だから、それを英単語として言うかどうかってまた別の話ですけどね。
上村:なるほど。そうですね、OLさんなんかも、日本だとオフィスレディとか言いますけど。
ロイ:(オフィスレディ)の略でOLって言いますけど。
上村:海外では、オフィスレディって言わないんですか?
ロイ:言わないと思いますね。Office workerとか。
上村:ああー。Office workerになるんですね。
ロイ:オフィスレディって、何を意味してるのか、けっこう意味してないんですよ。オフィスの女性って。
上村:なんかこう、勝手にそういうものなんだって思ってるんですけど、実際違うんですね。なるほどね……。まだまだいろいろね、カタカナ英語っていうのはありますのでね、どんどん紹介していただきたいと思います。
というわけで本日も足早にお送りしました。「西澤ロイのがんばらない英語」、お届けしましたのは、ナビゲーター上村潤と。
ロイ:西澤ロイでした。See you on July 12th. Bye bye.
上村:バイバーイ。