アナ雪の『Let It Go』

上村潤氏(以下、上村):もう1個ぐらいいけるかなあ。今……映画館でめちゃめちゃ見られている、『アナと雪の女王』もありますけど。主題歌あるじゃないですか。『Let It Go』。

西澤ロイ氏(以下、ロイ):うん、うん。

上村:これ、昔の映画でもけっこう使われている表現みたいで。『インディ・ジョーンズ』のなかにも出てくる「Let it go」。放っておきなさい。

ロイ:そうですね。手放しなさいとか、放っておくとか。そんな感じですね。

上村:今、歌で聞いてるLet It Go(レリゴー)だと、またちょっと違う表現だな、という感じがするんですけど。実際には、同じ言葉ですもんね。Let it go(レット・イット・ゴー)。

ロイ:それは、発音の話ですかね? Let it go.

上村:はい。

ロイ:くっつくので。レット・イット・ビーが、レリッビーみたいな、そんな感じですよね。

上村:なるほど。そういうね、セリフの方面から映画を見てみるのもおもしろいかなと思いました。そろそろお時間がやってまいりましたが、今日のまとめをひと言いただいてもよろしいでしょうか?

ロイ:いやもう……映画は、英語で味わいましょうと。

上村:ぜひとも! 

ロイ:自分に言ってる気がしますけどね(笑)。

上村:いやいや。僕もね、これからどんどん、字幕がなくても映画を楽しめる。そんな境地に至りたいと思います。

『ターミネーター』ってどういう意味?

上村:そして最後に、カタカナ語、いってみましょう。

ロイ:はい。今日は、さっき話題に出た『ターミネーター』を取り上げたいんですけど。

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上村:おお。これは、カタカナ語なんですか?

ロイ:ターミネーターって、もうみんなが知っている単語になっています。そういう意味でカタカナ語で取り上げたいんですけど。ターミネーターってどういう意味でしょう?

上村:まあ……ターミネートする人って感じですかね。

ロイ:うん。ターミネートって何ですかね。

上村:ターミネート……。ターミネート、消去とか、抹消、抹殺。

ロイ:終わらせるって感じなんですよね。

上村:あ、終わらせるか。ターミネーター、終わらせる人。

ロイ:そうですね。

上村:なるほど。じゃあ、ターミナルとかも。

ロイ:そう、それと同じ感じで。だから終わらせるっていうのは、端っこみたいなのにもつながるんですけど。だから終点のことをターミナルって言うんですよね。

上村:ああ。終着駅。

ロイ:そうそう、終着駅とか。あと例えば機械の端末とかも、あれも端っこなのでターミナルみたいな。

上村:ほう……へえ。いろんな意味があるんですね。終わらせるっていう……。

『ターミナル・ベロシティ』の話

ロイ:そこから派生しているというか。ちなみに昔、『ターミナル・ベロシティ』っていう映画があったんですけど。

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上村:はい。

ロイ:あれもターミナルなんですよね。カタカナで聞いてもよくわかんないと思うんですけど。Terminal Velocityというのは、日本語に訳すと「終端速度」といって。物が落下していったときに、1番速くなったときのスピード。それを終端速度っていって、Terminal Velocity. らしいんですよ。まあ映画は見てないんですけど(笑)。

上村:(笑)。なるほど、そのワードが気になったっていう。

ロイ:そうですね。っていうかベロシティってなんだ? みたいな。ベロ、舌と、都市のシティかな、みたいな。なんかよくわかんなくて。当時は放っておいたんですけど。

上村:そうですね。あれはどこでしょう、確か、トム・クルーズさんかなんかだった気がするんですけどね、ターミナル・ベロシティ(注:正しくはチャーリー・シーン主演)。確かに、そのときは、何の疑問も抱かずに受け入れてましたけど。確かに、「ベロシティって何だろう?」っていう感じですよね(笑)。

ロイ:うん。

上村:ベロ……タンかな? みたいな。

ロイ:なんかあんまりかっこよくないなって僕は思っちゃって、当時。

上村:確かに。ベロシティ。確かにあまりスタイリッシュさはないですよね。なるほど。まあこれを機に、ワードが出てきた映画なんかをチェックしてみるのも、映画の楽しみ方の1つとしていいかな、と思います。

さあ、というわけで。お送りしてきました、「西澤ロイのがんばらない英語」お届けしましたのは。

ロイ:西澤ロイと。

上村:ナビゲーター、上村潤でした。

ロイ:Thanks a lot for listning. See you on May 31. Bye bye.

上村:バイバーイ。