アンソニー・ロビンズ氏の講演に参加

西澤ロイ氏(以下、ロイ):Wherever your focus gors, energy flows. 「西澤ロイの頑張らない英語」。

上村潤氏(以下、上村):このコーナーは、「納得!! 英語学習カウンセラー」西澤ロイが、英語に関する疑問、質問にお答えしたり、英語をもっと身近に、より楽しんで学ぶ、がんばらない英語に関する話題を紹介するコーナーです。ロイさん、お久しぶりです。

ロイ:お久しぶりです。

上村:1ヶ月ぶりぐらいですか?

ロイ:そうですね。

上村:さぞ、いろいろあったかと思いますが(笑)。

ロイ:(笑)。はい。

上村:会わないあいだに、どんなことが……ありましたか?

ロイ:アンソニー・ロビンズって知ってますか?

上村:はい。

ロイ:世界ナンバーワンコーチと言われる人なんですけど。その方が、初来日でセミナーがあったんですね(注:動画投稿日は2014年4月29日)。

上村:初だったんですか?

ロイ:そうですね。

上村:へえ……。

ロイ:幕張メッセで2日間、アンソニー・ロビンズのお話を聞いてきて。すごい学びがありましたね。

上村:はあ……2日間でどれぐらいの、人員を動員したんでしょうね。

ロイ:7千人ぐらい来てました。

上村:うわあー!(笑)。アンソニー・ロビンズさんの、お話を聞くためだけに7千人が集まるわけですね。

ロイ:そんな感じでしたね。実際は3日間あって、アンソニーは2日間出てたんですけど。でもその2日間で、講演料、1億円らしいですよ。

上村:はっはっはっは(笑)。1億ですか!?

ロイ:みたいですね。

上村:でも彼の言葉にはそれだけの価値がある、と。

「フォーカスしたところにエネルギーが流れる」

ロイ:うん。それで、冒頭にお伝えした「Wherever your focus goes, energy flows」フォーカスしたところにエネルギーが流れるっていうのは、彼の言葉です。ちょっと引用してみました。

上村:ウェア ユア、フォーカス、ゴーズ。

ロイ:Wherever your focus goes.

上村:Wherever your focus goes, energy flows. energy flowsってあれですよね? 坂本龍一さんが、なんかそういう曲を出していましたよね? 「Energy Flow」っていう。

ロイ:あ、そうなんですか。

上村:そういう意味も、あるわけですね。

ロイ:そう。だからエネルギーが流れる。Flowって流れることなので。だから自分がフォーカスしてこう、意識を向けたものに、エネルギーが流れる。だから、何にフォーカスするかがすごい大事だよ、という。

上村:なるほどね……。そんな話題のなかでちょっと聞いたんですけど。

ロイ:はい。

上村:(講演会で)翻訳機が足らなくなった、みたいな話を聞いたんですけど。

ロイ:ああ……。

上村:ロイさんはかっこよく、「僕いらないから」みたいな感じで(笑)。

ロイ:(笑)。いや……本当、思ったのは、英語やってきて良かったな、って。

上村:おおー!

ロイ:今さらかって感じですけど(笑)。

上村:いやいや……でも、そうですよね。やっぱり翻訳機を通すと、どうしてもアンソニー・ロビンズさんの生の声ってわけではないですもんね。

ロイ:そうですね。

上村:どうしても変換して、っていうプロセスを1つ、隔ててるわけですもんね。

ロイ:それに、アンソニーってマシンガントークなんですよ。

上村:へえー!

ロイ:だから、本当通訳の人も大変なんですけど。

上村:ですよね? じゃあ、むしろ(翻訳機が)ないほうが、全部こう、余すことなく聞くことができて、それはすごくいい体験というか……。

カタカナ英語ではじめよう!

上村:いやあ、この話ずっと聞いていたいところなんですけど(笑)。

ロイ:(笑)。

上村:そういうわけにもいかないのでね、はい。今日のテーマ、いってみましょうか。今日実は、1ヶ月前にロイさんから課題図書を渡されてまして。

ロイ:はい。

上村:ずっと読んでました。こちら『カタカナ英語ではじめよう!』という。晴山陽一さんの書籍になりますね。

「カタカナ英語」ではじめよう! (角川フォレスタ)

これ、僕は読んだので知ってるんですけど、どういった本に、なりますか?

ロイ:カタカナ英語。要するに、なかにカタカナの言葉っていっぱい入り込んでますよね。

上村:はい。

ロイ:それを使わないのはもったいないでしょ? っていうそういうアプローチで。僕もすごく同じ考えを持っているので。晴山先生って本、英語の本を130冊ぐらい出してる方なんですけど。

上村:え? 英語の本っていう括りだけで、130冊も出してるんですか?

ロイ:そうですね。もう毎月のように出してる方で。

上村:はあ、すごいですね! 130冊……ネタが被ったりしないんですかね(笑)。

ロイ:いやあ、もう……ネタはたくさんあるらしいんですけど。それで、英語難民を救う、その方法としてカタカナ英語。これは大事な方法だ、というふうにおっしゃってて。いやその通りだと思うので、今回ちょっと。じゅんじゅんに読んでもらったんですよ。

上村:僕、それこそ序文に書いてあったんですけど、英語難民に数えられているような人間ですからね。そういう意味では、読んで気付かされたのが、今から単語を1から学ぶんじゃなくて、自分の知ってる言葉のなかに英語っていっぱいあるんだ、ということにあらためて気付かされましたね。

もともと日本にはカタカナ英語が氾濫している

ロイ:そうなんですよね。晴山先生が独自調査したところによると、小学生がどのくらいカタカナ語を知ってるか調べたら、500単語知ってたらしいんですよ。

上村:へえー! 500……。

ロイ:けっこうな数ですよね。

上村:ですね。漢字を500個書けって言われてもなかなか書けないですよ。それで500個出てくるってことは相当ですよね。

ロイ:はい。

上村:なるほどね……それだけね、小さい年の頃から、カタカナ英語っていうのは自然に触れてるもの。

ロイ:日本語にそれだけいっぱい、氾濫してるというか。

上村:そうですね、生まれたときから、ねえ。それこそ赤ちゃんの頃からね。「ミルクの時間ですよー」って、ミルクってもうすでに、英語ですもんね。

ロイ:そうそう。色も、例えばピンクとか。桃色ってもう、誰もなかなか言わないじゃないですか。

上村:言わないですね、確かに。

ロイ:「ももクロ(ももいろクローバーZ)」くらいでしか出てこない感じ。

上村:(笑)。ももクロ。最近やっと聞くようになった感じですよね、また。

ロイ:うん、うん。

上村:そうですね、確かにそれまで桃色ってあんまり聞かなかったですね。

ロイ:そうそう。

上村:なるほどね、色もそうですし、動物とかも、けっこういますよね。例えばなんか……。

ロイ:ドッグトレーナーとか。

上村:はい、はい。ドッグ……。なんだろうな、なんかいっぱい出てくるんでしょうけど、この場になると急に出てこなくなるの何なんでしょうね、これ(笑)。例えば、そうですね……。

ロイ:あと食べ物系とかも、そうですよね。

上村:ああ、はい。

ロイ:例えばレタスとか、トマトとか。カタカナだらけじゃないですか。

上村:ですよね。逆に日本語でどう言うんだ、みたいになっちゃいますもんね(笑)。

ロイ:(笑)。