Hameeについて

冨山幸弘氏:Hamee株式会社IR&コミュニケーション室室長の冨山でございます。2018年4月期第1四半期決算の概要について、ご説明させていただきます。

当社は、社名の由来でもあります、「happy mobile, easy e-commerce」を事業ドメインと定め、コマース事業とプラットフォーム事業の相乗効果を発揮しながら、事業を展開しております。

ビジネスモデル

コマース事業では、スマホケースに代表されるモバイルアクセサリーの商品企画と開発・Eコマースによる小売と量販店向け卸売で、happy mobileを追求しています。

プラットフォーム事業では、EC自動化プラットフォームの「ネクストエンジン」を、ネットショップ運営企業さまに提供することで、easy e-commerceを追求しております。

業績概要

足元の状況を要約すると、次の3つになります。

業績につきましては、コマース事業・プラットフォーム事業ともに、引き続き好調に推移しております。

ネクストエンジン契約社数5,000社の早期達成に向けた、プラットフォーム事業の先行投資をコマース事業が吸収し、営業利益率は前年同期比で2.8ポイント改善しております。

(2017年)9月にIoT分野への進出を機として、新たなサービスである「HAMIC」を発表いたしました。

2018年4月期第1四半期 損益計算書

それでは、決算概要をご説明いたします。

売上高につきましては、前年同期比34.4パーセント増の、20億5,700万円。

営業利益につきましては、前年同期比75.2パーセント増の、2億5,000万円。

経常利益につきましては、前年同期比116.5パーセント増の、2億3,700万円。

親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては、前年同期比102.4パーセント増の、1億7,300万円となりました。

コマース事業において、小売・卸売がともに前年同期比3割を超える伸びであったこと、プラットフォーム事業においては、ネクストエンジンの契約社数・顧客単価がともに順調に伸びたことにより、大幅な増収となりました。

また、増収効果によって、営業利益率も前年同期比で2.8ポイント向上しております。

商品起点のブランディング(コマース事業)

コマース事業につきましては、商品起点のブランディングを強く意識した商品開発を行っております。足元の状況も、人気商品の「iFace」シリーズに代表されるような個性的な自社企画商品の販売が、引き続き好調であります。

ネクストエンジン付加価値向上の取組み(プラットフォーム事業)

プラットフォーム事業につきましては、ふるさと納税事業への参入など、プラットフォーム化を実現しているネクストエンジンの強みを活かした各種施策により、ネクストエンジンの付加価値向上に努めております。

ネクストエンジン メイン機能契約社数実績

その結果、2018年4月期第1四半期末時点での(ネクストエンジンの)契約社数は2,700社を超え、顧客基盤は順調に拡大を続けております。

2018年4月期第1四半期 セグメントの状況

コマース事業について、利益率の高い自社企画商品の効果もあり、売上総利益率は前年同期比2.6ポイントの改善。セグメント利益率は、前年同期比2.7ポイント改善しております。

一方で、契約率向上のためのサポート人員の増強、ネクストエンジンの契約社数5,000社の早期達成に向けたインフラ投資などの影響により、プラットフォーム事業のセグメント利益率は前年同期比5.7ポイント悪化いたしました。しかし、これは成長加速に向けた先行投資と位置付けております。

2018年4月期 業績予想

2018年4月期通期の業績予想につきましては、保守的に期初の予想を据え置いております。今後予想を見直す必要が生じた場合には、速やかに公表させていただきます。

IR Awards

続いて、その他のトピックスです。当社は昨年(2016年)、マザーズ銘柄として唯一、経済産業省と東京証券取引所が選ぶ「攻めのIT経営銘柄2016」に選定されましたが、本年(2017年)につきましても、「攻めのIT経営銘柄2017」に2年連続で選定されております。

“HAMIC”発表 IoT分野への進出

まったく新しい取り組みとして、コマース事業におけるモノづくりと、プラットフォーム事業におけるITという2つの強みを活かし、IoTの分野に進出いたします。正式な販売開始まで、もうしばらくお待ちください。

以上、引き続きご支援賜りますよう、お願い申し上げます。