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働く女性が葛藤した「自己肯定欲の低さ」男性社会で生き抜くために必要なスキルとは?

働く女性が葛藤した「自己肯定欲の低さ」男性社会で生き抜くために必要なスキルとは?

まだまだロールモデルが少ない女性のキャリア、第一線を走り続ける先輩たちはどんな失敗をしてきたのでしょうか。さまざまな業界で活躍する女性が登壇し「今の時代に働く女性に伝えたい、失敗から学んだこと」をテーマに、「FCon 2017」が開催されました。本イベントはインクルージョン・ジャパン株式会社と一般社団法人Lean In Tokyoによる共催。トークの2人目は、住友商事で勤務する唐澤圭氏。海外留学の経験がないことをコンプレックスに感じていた彼女が、男性社会の中で気づいた“生き残るために必要なスキル”とはなにか。

シリーズ
FCon 2017: 女性の失敗会議 > FCon ライトニングトーク「今の時代に働く女性に伝えたい、失敗から学んだこと」
2017年7月8日のログ
スピーカー
大手通信キャリア 事業開発統括 事業開発本部 金融新規事業部 野中瑛里子 氏
住友商事株式会社 人事部人材開発チーム 課長代理 唐澤圭 氏 
株式会社Waris 代表取締役/共同創業者 田中美和 氏 
経済産業省 大臣官房政策審議室 室長補佐 草野百合子 氏 
株式会社ほぼ日 CFO 篠田真貴子 氏

「どんなビジネスでも楽しそう」「なんでもやってみたい」

司会者 それではお2人目のスピーカーの方をご紹介いたします。住友商事株式会社人事部人材開発チーム、唐澤圭さんです。唐澤さん、よろしくお願いいたします。 唐澤圭氏(以下、唐澤) すみません、さっそく失敗してしまいました、靴が脱げてしまいました(笑)。 ただ今ご紹介にあずかりました、住友商事人事部の唐澤と申します。今、まずこの場に登壇してさっそく3つほど失敗をしてしまっているなぁと思っています。 今日、ちょっとガラガラ声なんですけれども、先週旅行に行った疲れが溜まっていて喉にきてしまいました。こんなに素敵なみなさんの前で話す場で、お聞き苦しい声になってしまっていますが、許していただければと思います。 今日の発表について1人目の野中さんと一緒なんですけれども、特に原稿など用意してきていなくて、練習もしていなくて。こんなに素敵な場だったらもっとちゃんと練習してきておけばよかったと、もうすでに失敗したなぁと思っています。 あと今日のこのイベントに、友達も声をかけようかすごく迷っていたんですけれど、やはりちょっと恥ずかしいなということでFacebookで通知もしなくて。なので、今日は友達は呼んでいないんです。 でも、今日最初のFConの説明などを聞いているうちに、やはりすごく素敵なイベントだなぁと思って、もっと友人を呼べば良かったなと思っているところです。 今日のイベントの主旨として、たくさん失敗をしてもそれを乗り越えて、最終的にすごく楽しい経験だったり、イベントだったと思ってまた今後の経験に活かしていければいいと思います。そうやってこのイベントを素敵なものにしたいなと思います。 IMG_8352 まず簡単に自己紹介させていただきたいんですけれども。みなさんすでにお手元に配られているもので、2番目のところに私のプロフィールが簡単に載っています。 私は東京の女子学院という、知る人ぞ知る、特徴的な女子校を卒業しまして。一橋大学を卒業して、どんなビジネスでも楽しそう、なんでもやってみたいというような気持ちで商社に入りました。

「一生懸命やれば認めてもらえる」と思っていた

人が好きなので人事部のお仕事を志望して、人事部に配属されて以来、14年間ずっと人事関係の仕事をしています。 あと、自己啓発が好きで、社会保険労務士の資格を取ったりとか、外部で戦略人事の講座に参加したり。あとはグロービス経営大学院という大学院で英語のコースをとりまして、ちょうど今年の3月に卒業したところです。 私も今日の登壇者の錚々たるプロフィールを見て、「こんな一般人の私が登壇していいんだろうか」と恐縮しているところではあるんですけれども。 それでも、商社で仕事をしながら経営大学院に行ったり、あと出産をしながらもオンラインで経営大学院の講座をとって、「すごいね」「いきいきしてるね」って言われることも多いんですが、私もたくさん失敗をしてきているので、そのお話をさせていただければと思います。 私自身は海外に住んだことがありません。留学もしたことがなくて、商社に入ったのにまだ海外で働いたこともないんですね。 うちの会社は、周りの同期は帰国子女か留学経験があるか、または会社に入って10年経っていれば、ほとんどの人はトレーニーなどで海外駐在している。そんな中で、自分自身に強いコンプレックスを感じていました。 総合商社に入ったので、一生懸命に仕事をしていれば絶対に海外に行かせてもらえるだろうと思っていました。仕事もがんばって、社会保険労務士の勉強もがんばって、「そうすればきっと認めてもらえるはず」と思っていたんです。しかし、それ自体がそもそも間違いだったのかな、と今は思っています。 今考えると私の失敗としては、もっと自分自身をわかってもらえるようにアピールをするとか、男性社会の風土というものをもっとちゃんと理解して、その男性社会に自分を認めてもらえるような行動を、もっと起こしていかなければいけなかったなと思っています。それが1つ失敗だったかなと思っています。

男性社会に入った以上“取り入ってもらえる行動”は必要

今振り返れば、やっておけばよかったなっていうことはいくつかあります。例えば、やっぱり大学生のうちに留学経験をしておけばよかったということ。 そうすれば無駄なコンプレックスを感じることもなかったし、もっと言えば、社会人になってからでも自分で留学するようなチャンスはいっぱいあったと思いますが、それもなんとなく逃してきてしまっていたなというのが、失敗だなと思います。 あとは先ほども触れたんですけれども、会社に入ったら……。郷に入っては郷に従えじゃないんですけれども、その会社のルールと言いますか、暗黙のルールや風土、どういう人が認められて、どういう行動をすればいいのか、どういう人に働きかければいいのか。そういうところを、ある意味では腹黒くでも察知をして動くべきだった。 女性の方がこう、腹黒く上の人に取り入ってもらえるように行動するとか、上の人に気に入ってもらえるように働きかけるなど、嫌がるところもあると思います。 しかし男性社会に入った以上、そういうこともいやらしくない程度に、自分でもっとやっていくことは必要だったのかなと思っています。そんないっぱい失敗をしてきたんですけれども。

「がんばっている自分」を認めてあげること

私自身がコンプレックスを克服するためにやってきたことはどういうことかをお話しすると、先ほども少し触れましたが、グロービス大学院のMBAコースを英語で履修しました。 これは留学経験のない、海外在住経験がないというところを、少しでもカバーできることを自分でやってみようと思ったからです。日本にいながら働きながらでも、プチ留学みたいな経験ができるということで。クラスメイトの3分の1が外国人なんですけれども、そういうクラスに飛び込んで2年間勉教して、MBAを取得しました。 あとはその他も、社外の人事が集まるような勉強会を企画していました。本当に錚々たる企業の人事の役員や部長も参加してくださるような勉強会を、四半期に1回開催していて、そこでネットワークを築いたりしています。 そういったことをしていると、海外在住経験がないというようなコンプレックスがあっても、すごく自分で努力している、がんばっていると自分自身を認めてあげられる。そういったところから、いきいき働く、生きることができるんだなっていうことを感じています。 やっぱり振り返って思うと、周りからどう評価されるかとか、他人と比べてどうとかそういうことじゃなくて。自分が、自分自身の生きたいように生きている。自分を認めて、好きだと胸を張って言えることがすごく大事なんじゃないかなと思っています。

失敗したからと言って恐縮する必要はない

この中のみなさんにも、男性社会の中でもがいているか、いっぱい失敗をしてきていてなんとなく恐縮してしまう、自分に自信が持てないとか悩みを持っている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、そうじゃないと思うんですよね。 自分が自分でやりたいことをやって、「がんばってる、そんな自分が好き」となる。ちょっとナルシストでも良いと思うんですけれども、それぐらい自分自身を明るくいきいきとしたかたちで表現できる、それが女性が活躍することなんじゃないかなと思っています。 私自身は昨年子どもを出産して、今10ヶ月のかわいい息子がいるんですけれども、子育てと仕事を両立して、すごく充実しているなと思っています。会社での評価だけでなく、いろんな角度で自分を見てあげられるといいんじゃないかと思います。 今後未来に向けて、自分自身がやりたいこと、今後コーチングももっと勉強してみたいなとか、人事のことをもっとくわしく知っていきたい。人事の世界でグローバルに活躍できる自分でありたいなということを考えながら、仕事と生活を両立していくと、すごくいきいきできるんですね。 ここにいるみなさんにも、同じように輝いてほしいなと思っています。また後ほど、ワールドカフェでもみなさんとお話できるのを楽しみにしています。どうもありがとうございます。 (会場拍手) 司会者 唐澤さん、ありがとうございました。

  
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