フレンズはテラスハウスの元祖?

山田:それが実はちょっとこの『フレンズ』もそうなんじゃねえかなと、ちょっと思うわけですわ。

東村:確かに私がよくユートピアものっていうんだけど、『フレンズ』は、もう典型的なユートピアもので、変な人とか、ちょっと性格が悪い人が出ても、まあハッピーという括りのやつは私もすごい漫画が全部そうだからすごい好きなんですね。

山田:そうそうそうそう。この人たちがどれくらいニコ生と相性が悪いかって話、まずはして(笑)。

久世:(笑)。

山田:とにかく『フレンズ』ほどニコ生に相性が悪いのは、なかなかないと思うので。でもこれっくらいの傑作ドラマはね、ちょっとなかなかないんで。

わかってもらいたいなというのがあって、何でかっていうと俺も実は『フレンズ』にだいぶ救われてきたと。

死ぬほどこれを見ながら、描きながら手入れをしてました、僕も。『ゼブラマン』とか書いてました、『フレンズ』見ながら。これ、何で嫌われるかというと、最初の問題ですわ。これ、『フレンズ』が最初に世の中に流出したときのパッケージがこれなんです。

東村:あ~。何かテラハっぽいんだよね。

山田:テラハっぽい! このリア充感。

東村:うちね、高校生のときに『フレンズ』が好きなクラスの子がおって、もうお願いやから『フレンズ』見てって言われたけど、何かね、リア充パリピーの話なんだと思って。

山田:そうなんです。完全にそう見える。

東村:毛嫌いしとったんよ。何かモテてる人たちの恋愛模様みたいな。

山田:そうそうそうそう。「ヤラサーかよ」みたいな。

久世:(笑)。

東村:これ、ちょっといかんわ。

山田:いかんわ、これ!

東村:誤解が激しいや!

山田:俺もこれを見た瞬間に「あれ、ちょっと待てよ」って。俺はシチュエーションコメディ好きだし、アメリカのコメディ大好きだし、しかも恋愛ものも大好きだし、ジョーイ、ヒューズもの全部欠かさず見てきて、俺もラブコメ描いてるわけだがら。

だから普通、外さないんだけど、これ結構ね、時間かかったね、やっぱり。これのせいで躊躇した。

東村:そうね、そうね。

山田:入りずらくしてるの、こいつのせい。でもみなさん、誤解しないでください。ここにいる人たち、ほとんどが悲しい人たちです。

久世:(笑)。

諸事情あるフレンズの登場人物たち

東村:美男、美女いないんだよね。

山田:実は。

東村:1人しかいない。

山田:1人しかいません。まず一番年長者のロス・ゲラーさんなんですが。

久世:あ、来ましたねー。

東村:ロス。

山田:この人は奥さんが初めての女です。奥さんが初めての女で恐竜学者です。ほとんどモテないです。ニューヨークの自然博物館で働いてる。

東村:おたくやん。

山田:おたく。実を言うとレイチェルっていう、その当時の高校のときのマドンナですね、この人チアリーダーだったんです。この人のことを密かに妹の友達として、ちょっと好きだったんだけど、何も言えないまんまきてしまった。

奥さんと何とか結婚まで行ったんだけど、その奥さんが実はレズだったっていうところから始まる。

東村:そう、オープニングがそれなんだよね。

山田:冒頭に奥さんがレズだったって話。しかも奥さんレズで相手見つけて離婚するって決まってるのに、なぜか子どもを宿してたと。

乙君:そうそうそう。

山田:俺の子って。3人で育てなきゃいけなくなって、どういう名前を付けるかって揉めるみたいなところから始まるわけで。実はこれね、非常に全然ヤリサーから遠いんです。

久世:(笑)。

山田:めちゃめちゃ辛いんです。

東村:一番恋愛要素が遠いよね。

山田:遠いね。

東村:このドラマは。

山田:これね、一見、みんな仲よくそれぞれのアライブを送ってるようだけど、かなりきつい状態。なんだけど、笑わせてくれるっていう、その状況を笑わせるっていうのがあれだよね。

東村:あと若くないしね、みんなそんなにね、わりとね。

山田:そうなの。

東村:若者じゃないんだよね。

乙君:シーズン1の一番のその時点で25歳でロスが27かな? 確か。

山田:そう! もうアラサーにさしかかってて最初の結婚を失敗すると。さっきのレイチェルなんですが。

アラサーが中心の群像劇

東村:アラサーものなのよ。

山田:アラサーものですね。さっきのロスが実は好きだった妹の友達のレイチェルなんですが。これ、結構おもしろくって、この人も1話目で大クラッシュするんですね。

この人はとにかく馬をパパに買ってもらって、馬が死んだら代わりにボートを買ってもらえるくらいの超お嬢様なんだけど、この人が玉の輿に乗ると。

歯医者さんを見つけて結婚決まって、結婚式があって、そっから逃げてきたと。何でかっていうと、愛してなかった。

そしたら、彼のことがポテトヘッドに見えてしまったと。ポテトヘッドと結婚するわけにはいかないと言って、ウェディングドレスを着たまま逃げてきたのが、この彼らがいつもつるんでいるカフェだったっていうところから物語が始まる。

つまり、この人は要するにそれまでは、何の苦労もしないお嬢様中のお嬢様で、友達もみんなそういう大金持ちばっかり囲まれてるんだよね、この人ね。

そういう暮らしの中からスタートしていって、それでロスが奥さんを失う、レイチェルはそういうセレブな暮らしを失うっていうところからスタートするんで。

乙君:喪失から始まるんですよ。

山田:めちゃめちゃおもしろい、重なるところが。ここね、何かを2つ失った人たちがみんながいる友達がいる場所っていうところに、たどり着くところから始まるという。それで、それぞれの各キャラクターがいかに面倒くさいことになってるかっていうのはあとから話しますけれども。

まずこの人と合流しては、みんながどう思ってるかというと、こいつ、非常にわがままで面倒くさいお嬢さん。

久世:(笑)。

山田:みんなにすごく失礼なことをいっぱいしまくってきた人で。だから簡単には、この中入れない。そのときにこの人がお父さんのカードでずっと買い物してるんだよね?

乙君:そうそうそうそう。

山田:象徴的な意味合いでみんなと一緒に暮らす、自立したい、親から頼らないっていって、まず女の自立、第一歩なんだよね。

つまり、金持ちのお父さんから金持ちの男っていうビッグシップからビッグシップに乗り移ろうと思ったのに、それじゃあ私の人生ないなっていって、下りるところから始まるんだよ。

そこから現実の人生が始まるっていうところで、自立するために自分でお金を稼がなきゃいけないっていうところから彼女はスタートする。だから、この人のファンが多いのは、ちゃんとカフェで働くんだよね、この人。

乙君:そうですね。

東村:カフェのウエイトレスね。

乙君:セントラルパークね。

1話で最高のセリフが出る

山田:セントラルパークで。それで、俺ね、この『フレンズ』史上、もっとも最高のセリフをね、第1話で入るなって思う。

乙君:第1話で? 

山田:第1話の最後で。

乙君:早い!

山田:第1話の最後でレイチェルが持ってるたくさんのお父さんのカードをここで切れって。

東村:あったあった。

山田:使えなくしろとモニカが言うんだよね。モニカはレストランで働いている女の子で、この人はちゃんと働いてるんだよね。

乙君:シェフなんですよね。

山田:シェフなんだけど、いろいろ性格的に問題があって。

東村:几帳面で、松居一代みたいな。

(会場笑)

乙君:クッションの置く位置がちょっとでもズレたらイラっとするんですね。

山田:この2人は偽りの友情を高校時代につなぐ。でもそれが終わって2人、本当の友情っていうのが始まりますよっていうが第1話なんだけど。

こんときなんですよ、モニカの言うセリフがすばらしい。レイチェルがカードを切ったときに、何て言うかというと、「ようこそ、現実の世界へ」。

東村:言う。

一同:おー。

東村:レイチェルがさ、こうやって「やっぱできない。」とか言ってて、「やるの、やるの」みたいな。「ぬあー」とかってやってたら。

(会場笑)

東村:「ようこそ、現実の世界へ」って言うんだよね。

山田:そのときに「うんざりするけどいい所よ」って、もうなるわけ。

東村:あ~。

(フレンズのテーマが流れる)

山田:ゆっくり踊ります、ゆっくり。

乙君:わかったわかった、もうやめよう、この振りやばい。

(会場笑)

久世:これ、絶対踊っちゃうわ。

山田:これね、だからこのシーン一発で。

久世:(笑)。

東村:これジョーイ。

山田:(笑)。

東村:これ、もうあとでオープニングだけど、爆笑ですね、これ。

山田:やばいよ。このシーン一発で名作きちゃったなって思った。

乙君:あ~、もう、あれ、やられましたか。

山田:ありがとう、アメリカって、久しぶりに。

乙君:お~。

久世:ありがとう、アメリカ。

山田:「ありがとう、アメリカ!」という。

乙君:うんざりするけどいい所。

山田:うんざりするようなUSAもいっぱいありますわ。しょうもないUSAもいっぱいあるけど、こういうUSAもあるんだと。こういうUSAを俺は見たいんだと思ったら見せてくれる。しかも、折りしもこのドラマ。

乙君:折りしも!

山田:1994年スタート。

乙君:そうなんですよ。

フレンズ放送時、日本は…

山田:ジャパンはどうなってるかっていうと、バブル崩壊でどうにもならなくなってる。ちなみに日本ドラマ、そのとき何をやってたかっていうと。

乙君:何でしょう。

山田:『家なき子』なんですよ。

乙君:お~。

久世:へ~、そのぐらいか。

しみちゃん:(笑)。

山田:「同情するなら金をくれ」。そして、セナがサンマリノで散るんですよ。

乙君:そこは、まあ。

山田:お前、何言ってんだ、アイルトン・セナが死ぬっていうのは1つのバブルの時代が終わるってこと、イタリアグランプリで。

東村:あれは覚えてるでしょ? 死んだ日のこと。

山田:ね、そうなんです。それが1994年ですよ。その年に『フレンズ』スタート。そして、実はね、この年ね、実は当たり年でして、ドラマの。

あの名作『ER』が同じ年でした。『ER』が同時にスタートするから第1シーズンで『ER』のロスとカーターと出てくる、いきなり。

いきなり出てきちゃうっていうのが第1シーズン。覚えてる? お医者さん出てくるでしょ。

東村:出てくる。

山田:『ER』見てないわ。お前な、ER会やるからな。

乙君:も~! アメリカンドラマ番組になっちゃうじゃん(笑)。

(会場笑)

山田:実を言うと「ようこそ現実に。」っていうジャンルみたいなものがあるわけよ。要するに俺たち平凡で、言ってたじゃん。「さよなら20世紀」。

要するにファンタジーの世界終わりました、バブルの時代終わりました。アメリカもう、ほぼリンクしているんだよ。

日本みたいな感じでアメリカは本当のバブルが崩壊したのは、実はリーマンショックかもしれないけれども、でも実を言うと、湾岸戦争があってこの後、9.11に向かってく。アメリカは、もう夢を見られなくなってくるんだよ。

実際に面倒くさいことが次から次へと起こってきて、そのときに現実問題として対処しないといけないといってやってたドラマが『ER』なんだよ。

乙君・東村:へ~。

乙君:『ER』の話?

山田:『ER』94年スタート、『フレンズ』94年スタートで、これは実を言うと、対になってて。

乙君:へ~。

時代背景を色濃く描写

山田:これ、なぜこんな話をするかと言うと、アメリカン人がチョイスしたナンバーワンドラマなんだよ、その時代。

東村:『ER』が?

山田:そう、『ER』と『フレンズ』。これが両方とも日本で買われて、放送されるんで。『ER』はNHKが買った、大ブームになるんだけど。そこで何が起こるかと言うと、シカゴで要するに夢や希望みたいなのを語るのに余裕がない人たちの仕事の様子を描くんだよ、『ER』は。

東村:なるほどね。

山田:だから、僕は医者もあって夢をどうのこうのとかいって、人をたすける助けるだ、うんぬんかんぬんじゃなくて。

東村:お金のない人が運ばれてくるみたいなやつがあったもんね。

山田:ガンガン、保険がうんぬんとかってワーワー、そしたら次から次へと連続で畳み掛けるように見せてくっていうのが『ER』なんだけど。『フレンズ』も実にその構造があって、ものすごいシリアスなラブストーリーをやってる横でロスが日焼けを失敗したみたいなくだらないやつが。

久世:(笑)。

東村:そうね。

山田:同時に必ず。

乙君:なるほどね。

山田:並列で同時にいろんなことが起こってるのが人生なんだよ。

乙君:はいはいはいはい。

山田:だから、おもしろい。

乙君:あ~。

山田:俺が一番好きな回でね、ロスがショーを貰って、受章記念がある。パーティーがあるから、みんなで仲間も来てほしいといってワイワイやってる。

時間がないんだよ、ロスはきつく言いたくない、きょうは晴れの日だから大人っぽく演じなきゃいけないんだけど、レイチェルが何着てったらいいかずっと迷ってる。

東村:みんな準備で、めっちゃ押してんだよね。

乙君:そうだそうだ。

山田:レイチェルが延々と「これでいいかしら」って言って。それに対して、雑な。早く行きたいからロスが。雑な言い方すると「何、その言い方」みたいな感じになって、散々その2人が揉めてる間、「私、行かない」って言い出すんですね、レイチェル。

そこから、これ、よくあるでしょう~?

東村:あるある。

山田:出発前になって。そのときに好きなのが、どうでもいいんだけど、チャンドラーとジョーイがずっと揉めてんのね、つまらないことで。それで、その2人が喧嘩みたいになって。どうなるかっていうと「お前の服、全部着てやったぜ」って。

東村:あ~、そうそうそうそうそう、クローゼットのね。

山田:こんなんなって現れて。「このやろう~」って言って、「俺も着てやる」って言って。「急げ」って言ってるロスの横でこんなんなってる2人が画面に映ってるだけで、シリアスなことがシリアスにならない。これね、単体で見せられたら辛いことが。

東村:なるほどね。

山田:これがね、一緒に生きていくっていうことの救いになってってる。

乙君:あ~。これ、本当にしょうもないんですよ。しょうもないことしか起こらないんですよ。そして、半分以上、下ネタなんですよ、そのしょうもなさ。

久世:(笑)。

乙君:最高なんですよ。これを多分シーズン10まで見ても「俺、何か成長するかな?」って思ったときに「絶対成長しないな」って思って。明らかに何の意味もないっていうことをむさぼれるこの幸福さ。

東村:あのね、そこそこおもしろくないのよ。

(会場笑)

乙君:それは本当にそう。

久世:そうなんだよなー。

東村:学食のラーメンとか、学食のカレーぐらいのおいしさで、でも毎日食べたくなるぐらいの、ほどほどのおもしろさなのよ。

久世:何か見ちゃうんだよなー。

なぜかガーディアンの話に戻る

乙君:最初、1話、2話とか見ても何がおもしろいのかなってちょっと思うんだけど。

東村:意味わかんないのよ、1話見ると。

久世:1話のは、まじやばかった。

東村:何か全然つまんないじゃんって思うよね。

久世:思った。

乙君:シットコムか。だから笑いがさ、ずっとあるから何かこれがおもしろいんだってなってきて、だんだん新興宗教に初めて何となくいってしまって、そしたら、みんなウエーみたいになってて、これは何なんだって思ってるうちに自分が一番ウエーってなってたみたいな。

久世:そしたら楽しかったみたいな。

乙君:そう! それなんだよ。やばい。ソフトドラック。

東村:1はね、ピンとこないのわかる。大体、6話ぐらいまでピンとこないんだよ。そこ超えないとね。

乙君:超えないといけないですね。6話までいったほうがいい。6話にもう俺、やられたんだよ。

山田:じゃあ、『ガーディアン・オブ・ギャラクシー』も第6作まで見るよな、お前な。

乙君:は?

(会場笑)

東村:ガーディアンのどこが駄目だったんやんか言うてっちゃ。

乙君:だから、また同じこと言わなきゃいけない。

東村:しみちゃん、焼酎、ちょうだい。

山田:焼酎、一丁。

乙君:ガーディアンの話は、もうやめましょう。

久世:やめましょうよ。

東村:なんで。

乙君、ガーディアンのココが変だよ

乙君:あれね、結局、何なのっていうことなんですよ。一番最初の2、一番最初のタコみたいなやついるじゃん? あれをバーンってやってるじゃないですか。それでまずグルートが踊ってるじゃない、あの時点でチって。

久世:あのシーン名作やったやん。めっちゃセンスよかったやん。

乙君:何だ、こいつっていう。

久世:あれ映さないだっていう。

乙君:まずそれね。

東村:(笑)。

乙君:さらに、ベチコンってやられるじゃないですか。

東村:やっぱ乙君って最高だぜ。

乙君:イエーイ!!

久世:やばいやばい。

東村:あそこでダメだし、地球で一番早くガーディアンズに駄目だしした男や。

(会場笑)

乙君:ベチコンってなって、みんなワーとかなるじゃない。

久世:確かに。

乙君:それでも戦うじゃない? だから、どれぐらいの耐久力なのかっていうの全然わからないから、その後、どんだけ危ない目にあっても、これが本当に危ないのかがどうのかが全然。痛みを感じないから。

東村:わかるわかるわかる。私わりと、こっち寄りの人間だからめちゃわかる、それ。

乙君:もう1個だけ言わして。ソードをさ、使うみたいなさ。最初のシーンってキャラ説明みたいなのが入ってるわけ。女が「お前、ソード持ってないのか」みたいな。「いや、こんな敵にソードなんか意味ないよ」って。

だけど、最終的にソードで切り裂くじゃないですか。こいつは結局ソードを使うんだと、筋肉マンは筋肉で戦うんだと。キャラうけするじゃないですか。後半、ずっとソードを使わない。

東村:この顔、この顔、ほら(笑)。

久世:そんなとこ、どうでもいい。

(会場笑)

乙君:え!? だからキャラクターをもっと活かせやって。1はおもしろかったのよ、だから。

東村:久世っち、ちっと前きやっせ。

久世:いんですか、はい。

乙君:肉弾戦がないからさ、もう。ずっとバチバチバチバチやってて。何か星の力を借りてみたいな、駄目だ! 言っちゃ駄目だ。それ以上は冒頭だけ。

久世:(笑)。

乙君:そういうリアリティラインが全然こっちに腑に落ちないから、ずっとしらけちゃうっていうっていうのをしみちゃんが言ってました。

(会場笑)

しみちゃん:おい! 俺じゃないよ。

久世:お前が言ってたやろ。

乙君:俺しみちゃんの受け売り。俺は言ってない、しみちゃんだから!

山田:冒頭で踊っている…。

東村:何で踊ってるの、あれ。