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ビジョンを持つと30歳でも伸びる 元サッカー日本代表・秋田氏と福西氏が考える「下手くそなりの挽回方法」

ビジョンを持つと30歳でも伸びる 元サッカー日本代表・秋田氏と福西氏が考える「下手くそなりの挽回方法」

6月8日、2002年の日韓ワールドカップなどに出場した元サッカー日本代表・秋田豊氏と福西崇史氏が「思考力」「判断力」をテーマにしたセミナー(主催:サンワード貿易)に登場しました。現役時代、彼らはいかに自分をコントロールしていたのか。エピソードをもとに思考力・判断力について語りました。

シリーズ
元サッカー日本代表秋田豊と福西崇史が語る「思考力と判断力」
2017年6月8日のログ
スピーカー
サッカー解説者 秋田豊 氏
サッカー解説者 福西崇史 氏

現役時代は激しい肉弾戦

秋田 大丈夫ですか。その時に、だいたい本当一番……。 福西 強い。 秋田 そうですね。だって、決勝戦みたいなときに、だいたいマークしてくるんですね。 福西 それ、僕、嫌なんですよ。これ本当ロッカールームで言いました。「僕、嫌です」って。 秋田 (笑)。 福西 だけど、ほかの人も嫌なんですよ。やっぱり強いですからね。そうなると僕になって、やられたみたいな。 秋田 1回はチャンピオンシップで中山さんがマークしてて、1回はフクがマークしてて。でも、ふだんのリーグ戦でも(マークに)つくときがあるので。 福西 そうですね。 秋田 もう高さはね、セットプレーとかは鹿島がもう一番、得意技なのでね。 福西 そうですね。それはありましたね。やっぱりそういうせめぎあいはあるなかで、じゃあヘディングが強いから。 秋田さんはパワープレーになったら、じゃあ「俺の時間だ」って。PKもそうですよね。キーパーが出番だから、「俺の出番だ」。「負けても当然」という立場も利用できると思うんですけど。 司会者 キーパーの人たちもそういうやっぱり思考でいるんですね。 秋田 それは、いる人といない人がいる。 福西 そうですね。 秋田 だから、その思考を持っているかどうかで、その先どうなっていくのかっていうのが必ず変わってくるし、結果も変わってくると思うんだよね。 司会者 そうすると、実際フリーキックのときのとかっていうのはどういう感じなんですか? 「よし、俺の出番だ」とか? 福西 嫌ですね。守備は逆に本当にこういう人をマークしないといけないから、「この人どこ動くんだろう?」「どういうヘディングするだろう?」って、もう常にこの人を見ておかなきゃいけない。 でも「ボールも来るのでボールも見ておかなきゃいけない」っていう考えでいたから、たぶん負けたんでしょうね。 秋田 ああ。

試合を有利に運ぶには

福西 攻撃のときは、逆にディフェンスを振って振って、じゃあ自分の得意なかたちで持っていこうっていう、自分のその思考だから、逆に有利に運べるというのはあると思いますよ。だからうまくいくというのもあると思いますし。 秋田 まあ両方、僕は得意でしたけどもね。 福西 そう、だから「セットプレーになったら秋田豊」っていうぐらいですから。 秋田 僕、だからヘディングのDVDで出そうとしてますからね。今ね。準備してますから。 福西 大丈夫? 買わなくて。 秋田 大丈夫ですよ。 (一同笑) 秋田 買ってくれてもいいですよね(笑)。 福西 普通の人が首鍛えてもしょうがないでしょう(笑)。 秋田 話はもとに戻りますが、違う発想というのは重要だと思いますね。 司会者 逆転の発想。ビジョンを持つというのは、いわゆる高い意識を持っていろいろという? 秋田 まあだから、どうなりたいかというところから逆算をして、自分が例えばサッカー選手になりたいんだったら、なにかやっぱり武器を持たなきゃいけないから、そういう武器どういうものを持つのか。「じゃあ俺だったらヘディングだよな」って決めたら、毎日のように50分ヘディングをやると。 「これだけは誰にも負けない」というものを持つことによって、あとは自分の欠点、「足が遅い」とか「うまくいかない」とか、そういうところは気合でカバーすると。気合で誤魔化す。 司会者 気合なんですね。 秋田 そう。だけど、もうボーンってボールが上に上がった瞬間に、俺の時間になる。 福西 本当それなんですよ。僕らの時は、対戦相手で、秋田さんにボールにいくと「行け」って言うんです。 秋田 そう。 福西 下手くそで取れそうだから。 秋田 下手だからね。そうなんですよね。 福西 ただ、上に行ったら「うわ、勝てない」って思うんですよ。これはまた違うところで。 秋田 だからもう僕は「サイドバックに預ければいい」って言われたんですよ。名良橋に。「いいからお前はパスしとけ」って言われた。 福西 「持つな」ってことですよね。 秋田 まあ、晩年ちょっとずつうまくなりましたけどね。 福西 そうですよね。 秋田 レベルが低くなればなるほど、やっぱりいいボールを前に入れてあげないとキープできないから、入れ方とかやっぱりボールの運び方とかすごい学んだので。 福西 やっぱり30以上でも学べるところ、うまくなることというのは多いですよね。中山(雅史)さんもそうだし。 秋田 中山さんねえ。 福西 今で言うと岡崎(慎司)もそうですね。もっと下手くそでしたからね。 秋田 技術ね。 福西 練習すればうまくなるというのは、「年取ったらダメだ」じゃなくて。 秋田 そうですよ。 司会者 結局はやっぱり思考というところが入ってくるんですかね。 秋田 そう。 司会者 常に向上心を持って考えていれば。集中力も入るんですかね。 秋田 だから年齢がね、今現代、60歳で定年になります。でも、そこからの人生のほうが長いわけじゃないですか。 高齢化社会になってきて。そうなったとしても、家にいるよりも、いろんな運動をして、やっぱり外に出てるほうが楽しいと思うので。 司会者 そうですよね。 秋田 走ったり飛んだりする、80歳はこれからっていう可能性は十分ありますから。 司会者 ありえますね。医学も進歩してますし。 福西 海外じゃいますもんね。 秋田 います、います。まあその時に……。 福西 この前テレビで見ました。95歳の村長がダンスしてましたよ。 秋田 へえ。 福西 「ええっ」と思いましたけどね。 司会者 いいですよね。そういうのも。でも、どんどんそうなっていってほしいですね。 秋田 そうですね。

秋田氏が最近起業したワケ

司会者 で、次のところで、ここですね。 秋田 そうですね。これね、僕、いくつになってもそうだと思うんですけど、やっぱりいろんな夢・目標って持ってほしいなと思うんですよ。 僕自身も今「監督になりたい」という夢を持っていますし、ただ単に監督じゃなくて、やっぱり日本代表の監督になりたい。 そういうことを言ってても、この福西が「秋ちゃん、なに言ってるの? この前クビ切られたでしょ」つって、「なにやってんの? あんなん」って。 福西 ある意味ライバルですからね。 秋田 文句言われるわけですよ。ボロクソに言われながらも、でも自分はしっかりと芯を持ちながら、ブレないで目指すということをやっています。 司会者 これはどんな世界でも言えますよね。我々もすべてそうですし、小さい夢でもいいわけですよね。 福西 今のみなさんの現状とかでもそうですしね。 秋田 ぜんぜんいい。 福西 僕らもそうだし。 秋田 なんか「ちょっとした旅行に行きたい」とか、「家を買いたい」とか「マンションを買いたい」「車を買いたい」とか。 僕なんて最近、起業しましたからね。起業して、「サンクト・ジャパン」という会社を起業しまして。ゴムチューブの会社を立ち上げて。昔から僕やりたかったですけれども、健康になるためのトレーニングのツールなんですけどね。 司会者 福西さんの今の夢は?
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福西 僕、今は監督ですね。現場に行きたいなと思っています。もうそれは、やっぱり現場で選手としてやってきましたけれども、もう選手としてはできないと。そうなったときに、今度は監督としてチームを率いてみたいなと思って。S級ライセンスも去年取得して。 だから、秋田さんは先輩で、こういうチームの現状とかいろんな話、情報を聞きながらね、「自分がやりたいときにはこうだな」とか、ちょっと考えながらそこはやってますし。 子どもたちをスクールしたときにでも、選手を扱うわけで、その時のね、人によってやっぱ変わるわけですし。どう言ったら……ね、わけわからないことというか、レベル高いこと言ったら、やっぱりその子は理解できないし。そういうところも考えながら少しずつ、自分が監督になるというものを持ちながら、行動はしてますけれど。 司会者 常に思考で考えながら、夢に向かって動いてる。 秋田 でも、考えないとねえ……。本当にサッカー、もうめちゃめちゃ考えるんですよ。福もいろんなこと考えるでしょ? 福西 サッカー、考えますね。だから秋田さんもそうですよね。やっぱりうまさでいうと、僕も選手権、全国選手権という高校サッカーの有名な大会というかね。甲子園みたいなもんですよ。 それがあったんですけど、僕、出たことないんですよ。それ出たかったんですけど、やっぱりチームで出られなくて。 やっぱり出てる人たちというのは、相当うまいし、経験もあるし。じゃあ、そういう人たちとプロに入ってどう戦うかというのを、まず入って考えさせられたところで。 じゃあ秋田さんは「ヘディングして生きていきます」って。「じゃあ、僕なにやるかな」と。そしたら体操してたから、体を使う。 秋田 めちゃくちゃやっぱり体使われるからね。 福西 体使うプレイをしようっていう。自ずと練習していると確かに技術はうまくなっていきましたけど、やっぱりうまい人には敵わないんですね。 もともと持ってる人が練習して努力してわけですから、なかなかやっぱりレベル低い人が同じ努力したって敵わない。 で、体を使うやり方っていうかね、考え方とか。逆に、足が遅い、だから「よーい、どん」したら勝てないので、先にポジションをとっておくとか、予測しておかなきゃいけないとか、こういうのサッカーで要はありなので。 司会者 そういうことですよね。

長所を活かすためには

福西 陸上いったらもうダメですよ。もう確実にダメですよね。 秋田 でも、陸上だって日本人はやっぱりね、リレーでは強いですよね。2位だよね。世界の2位ですよ。 福西 だから、リレーのバトンを渡すところを努力するわけじゃないですか。「よーい、どん」じゃ勝てないから。そういうことは、団体だったらそういうことができますので。 司会者 確かにそうですね。サッカーでも、ポジションによってなにを活かすのか、ぜんぜん違いますもんね。自分の持ち味が。 秋田 もちろんです。 福西 いろんなこと考えますよ。考えてないとたぶん上げれないですね。僕はだから逆にそれも、まあ逆転の発想をいったらそうかもしれないですけど、自分がポジション、中盤やるじゃないですか。そしたら走れないというか。僕、体力ないんですよ。 秋田 ないね。 福西 はい。 秋田 なかった。 福西 これ本当になくて。そうしたら「サッカーで走らない人ってダメでしょ」って思うじゃないですか。だけど、周りの人が走ってくれりゃいいんですよ(笑)。 司会者 逆転の発想ですね。これ。 秋田 いや、まさにそう。そういうことなんだよね。自分にないものは人に求めて、自分がいいところを出せばいいわけだから。 福西 その代わり、その人が走ってくれる代わりに、そのポジションを僕が埋めたりとか。 司会者 なるほど。司令塔になってこう。 福西 ぶつかりに行ったりとか。まあ、それはしますよ。もちろんチームプレーですからね。助け合いながら。

  
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ビジョンを持つと30歳でも伸びる 元サッカー日本代表・秋田氏と福西氏が考える「下手くそなりの挽回方法」

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