MINとMAX、2つの関数コンビ技

おさ氏:どうも、みなさん、こんにちは。おさとエクセルの、おさです。

今日はですね、前回学習したMAX関数と、その前に勉強したMIN関数、これら2つを組み合わせて、どんな使い方ができるのかというものを勉強していきましょう。

さっそくやっていきます。どうぞ、よろしくお願いしまーす。

それでは、こちらのワークシートをご覧ください。今日はですね、みなさんが経営者であると仮定して、従業員の方のボーナスを決めていただきます。

そのボーナスを決める際に、2つの条件を設けました。

1つ目の条件は、ボーナスの最高金額が50万円であるということ。もう1つが、ボーナスの最低金額は10万円ですよ、と。

最低保証金額みたいなものですよね。

具体的にどういうことかと言うと、今のボーナスの見積もり、めっちゃLouis Kosugeさんがんばったんでしょうね。80万円というふうに成績が出ました。

一方で、今期あなたは、最高ボーナス金額を50万円というふうに設定したために、Louisさんのボーナスは、50万円ですよという値を返してほしいんですね。

一方で、このChun Kawataさん、おそらくなんにもできなかったんでしょうね。あるいは、激しく損失出したんでしょうね。ボーナス見積もり金額0円というふうに出ています。

このボーナス見積もり0円というふうに出てますが、実際のところ、最低保証として、ボーナスの金額は10万円という条件がありました。つまり、ここには、10万という数字が出てきてほしいというわけですね。

つまり、このボーナスの実学の項目欄に、関数を埋め込むことによって、自動的にボーナスの金額を算出できるようにしていきましょう。

先ほどの条件、この2つというものは、要は、視覚的に表すと、こういうイメージです。

ボーナスは、10万円以上50万円以下と、こういうイメージですね。はみ出ているここの部分だったり、あるいは、こっちの部分というものは、このバーに引っ張られますよというわけです。

これを言葉で表したら、「ボーナスは、10万より大きくて、50万より小さい」というわけですね。

MIN関数と、MAX関数の使い方、覚えてますでしょうか? MIN関数は、選択範囲のうち、一番小さい数字を引っ張ってくる関数でしたね。

例えばですよ、2つの数字があったときに、MIN関数を設定したら、小さい値を引っ張ってくるに決まってますよね。

要は、それって、言葉上、より小さい値を抽出する、というふうに置き換えられます。

関数の設定をレクチャー

じゃあ、これを、どういうふうに、このボーナスを算定する際に使えるのかというものを、さっそく見ていきましょう。

MIN関数ですね。MIN関数と比較すべき値、まず1つ目は、ボーナスの見積もり額ですね。Louis Kosugeさん、めっちゃがんばって80万円までリーチしました。

一方で、MIN関数、より小さい値を引っ張ってくるMIN関数を使う際に、比較すべき対象は、この50万円という数字なんですね。

つまり、最高ボーナスが指定されている、F3のセルですか。

これを比較してあげることによって、先ほどと同様に、50万という実学を弾き出すことができます。

一方で、Chin Kawataさん、先ほど、手打ちで10万と打ちましたが、1回消して。ここに、関数で10という数字を出したいと思います。

比較すべき対象は、見積もりでしたけども、今回は、MIN関数ではなくて、MAX関数を使います。

もちろん、この金額と、今度はMAX関数は、より大きい値を抽出します。1と10があれば、10を抽出する関数ですね。

0と比較すべきなのは、今度、10万円より大きくて、と。要は、最低ボーナス金額をここに指定してあげます。

これで、エンターを押すと、10という数値が帰ってきました。

こういう感じで、今、「10万円より大きくて」というものを表現するために、MAX関数で、見積もりと最低ボーナスを比較しました。

一方で、こちらですね。ボーナスの実額50万という数字を弾き出したときには、MIN関数で、80と50という数値を比較して、小さい方である50という数値を引っ張ってきました。

じゃあ、これですね、もう1つの関数としてまとめちゃいましょうよと。そうすると、数式ピーっとひっぱってね、全部出てくると思います。

今ですね、混乱するかもしれないので、MAX関数を、私は今作ってるんですね。MAX関数の第一引数は、すでにMIN関数が指定されています。

MIN関数の応用方法

MIN関数の中身、覚えてますでしょうか? 今やりましたね。FnのF9で見ていきましょう。50という数値が入っています。

要は、MAX関数、今、50という数値となにかを、比較しようとしているんですね。cmd+z、あるいは、ctrl+zで戻りましょう。

今、50という数字と比較すべきは、今度は、もちろん、10という最低ボーナスですね。

10と50、どっちが大きいですか? ということを、MAX関数で聞いています。これで、カッコ閉じて、エンター押してあげると。

はい、もちろん50のほうが大きいので、50が返ってきましたね。

こうすることで、今、D3のセルの中に、MAX関数とMIN関数を組み合わせて、10万円より大きくて、50万円より小さいと、2つのバーを設定したボーナスの実額を算出することができるようになりました。

あとは、この数式をピーっと下に引っ張っていくということをすればいいだけですけども。

注意点としては、今、この最高ボーナス最低ボーナス、絶対参照にする必要がありますよね。

F3とG3のところ、しっかり、F4、あるいは、Macだとcmd+tとかで、絶対参照にしてあげましょう。

あとは、ピーっと引っ張るだけですと。

関数を実行してみると……

はい、出てきましたね。ちょっと1つひとつ見ていきましょう。

Steve Miyachiさん、45万円が見積もり額。これ、要は、10万円から50万円に収まっているので、実額も45ですよと。

一方で、Rachael Tanakaさん、見積もり額は52万円でした。ちょっとがんばってオーバーしてたんだね。50を。一方で、実額は50が限界ですので、50に収まってますね。

さて、じゃあ、Kawataさんのところ、先ほど見ましたけども、こちらもしっかり10になってますね。

あとは、ここらへんの数値、適当に動かしてみましょう。例えば、3とかにすると、10になりますし。

100とかね、1000とかなんでもいいですよ。この場合でも、50になりますね。

こういったかたちで、MIN関数とMAX関数を組み合わせることで、下限と上限を作ることができます。今日は、以上ですね。どうも、ありがとうございました。

MAX関数は、下限を設定するためのもの、MIN関数は、上限を設定するためのもの、というのをイメージしておくと、業務の中で役に立つと思います。

最近ですね、ログミーというメディアさんに取り上げていただいたり。

あるいは、YouTube Space Tokyoで今度行われる、六本木ヒルズのパーティーみたいなのにご招待いただいたりですね。

最近、素敵なことがいっぱい起きております。とくにね、スーツの意味はないね(笑)。とくにスーツの意味はない(笑)。