高らかに開会宣言

村瀬秀信氏(以下、村瀬):月曜の夜にも関わらず、こんなに野球ファンの方に来ていただいて、本当にありがたいことです。

竹田直弘氏(以下、竹田):そうですね。

村瀬:今、ペナントレースの真っ盛りでございますけど、文春野球コラムのペナントレースをやろうと、、去年の秋に構想がございました。「やってみないか?」という話でコミッショナーをやらされたわけです(笑)。いやいや、仰せつかったわけです。

まさか「司会までやれ」となるとは思わなかったです。本職ではないので、こんな10人を相手に回すことなんか、とてもできないです(笑)。とりあえず開会宣言をさせていただきます。 「2016年の秋、文春野球コラムペナントレース2017の構想が生まれました。12球団の各球団に肩入れする書き手によってペナントを競う。1年間コラムで順位をつけること自体、おそらくこの業界では初めての試みでした」。

このコラムの目的は、読者の人に改めて「『野球のコラムはおもしろい!』と言わせたい」「野球コラムとはいったい何なのか」「誰が一番おもしろい野球コラムを書くのか」、そういうことをわかっていただきたいという思いでした。

昔、僕らの世代は、えのきどさんぐらいの世代の方のライターの書かれる文章を見て……、(突然スクリーンに大音量で動画が流れて振り返る)。

(会場笑)

村瀬:(「そろそろ始めましょう」という声に応えて)ですよね(笑)。じゃあ、飛ばします。

(会場笑)

村瀬:みなさんそういった感じで、これから出て来られる方たちは本当に、オファーに対して一発OKをもらった方です。大した条件でもないのに、やっていただける。

読者からHITで評価されるという、ライターからすれば地獄のような環境に飛び込んできていただき、3月1日にオープン戦が開幕してから、今日までコラム合計108本!

会場:おーー!

村瀬:総HIT数10万6,633HIT!

会場:おーーー!

(会場拍手)

村瀬:みなさん、これは本当に誇らしい数字です。本当にありがとうございます。奇しくも108本はボールの縫い目の数でもあり、人間の煩悩の数でもあります。

(会場笑)

村瀬:我々は野球に夢を見ます(笑)。

(会場笑)

村瀬:三嶋が好投してくれたら、池田が、中尾が連敗を止めてくれたら、鈴木翔太が勝ってくれたら……先日の6月8日、全部ダメでしたね。

(会場笑)

村瀬:パ・リーグ強い! 勝ちたい。活躍してほしい。優勝してほしい。そんなものは、もしかしたら煩悩なのかもしれません。

勝敗は大事です。しかし、野球には勝敗を超越したものがあります。そして、野球コラムにもそれがある気がしています。そんな、野球コラム日本一を決める戦いに挑む12人、そのうち10人の書き手の方をこれからお呼びいたします。

スタッフ:パソコンが重すぎて(入場の動画が流せません)。

村瀬:えー!

スタッフ:ちょっとつなぎでしゃべってください。

村瀬:無理だよ!

(会場笑)

村瀬:急げっていうから、間飛ばしちゃったよ、おれ。

(会場笑)

スタッフ:ちょっと待ってください。

村瀬:本当ですか。……じゃあ、今から何しましょうか?

(会場笑)

地道に探した球団ラブの異能たち

村瀬:じゃあ、オファーするところから始めましょう。まず12人を選ぶのが相当大変でした。世の中で野球コラムを書いたことのある人以外にも網を張りまして、いろんなファンの方に「どの人がいいか?」とか、関係者の人に当たって12人を探したんです。

いろんなところに当たりました。日本全国、ボール型のアザを持つそれこそアストロ超人を探すような旅が始まりました。

(会場笑)

村瀬:それを一人ひとり当たっていって……たぶんみんな断られるだろうと思ったんです。文春って、だってあれじゃないですか(笑)。

(会場笑)

村瀬:そんなでっかいメディアで、評価されるライターにとっては「ここで失敗したら、二度と立ち上がれないんじゃないか」ぐらいの感じだと僕は思いました。けど、意外とみなさんから一発で「やります!」と答えをいただきました。それぞれ、その球団を代表することに誇りを持ってやられていると思います。

でも、まさか、はじめはここまでうまくいくとは思わなかったですが、みなさん、ガシガシ原稿出してくれましたよね?

竹田:(パソコンを指して)こっちでいっぱいで、こっちが心配で。

村瀬:本当ですか。いけました?

竹田:本当にすごかったです。

村瀬:こちらの方は文春オンラインという、文春野球の大本の編集長の竹田直弘さんです。

(会場拍手)

竹田:文春オンライン編集長の竹田と申します。みなさん、こんなにいっぱい集まっていただいて、本当にありがとうございます。

ちょっとつなぎで軽く言うと、僕が『Number』というスポーツ雑誌にいた時に、村瀬さんがまだ駆け出しのライターでした。『週刊プレイボーイ』で合コン企画とかやっていた。

(会場笑)

村瀬:僕、下っ端です。

竹田:そう。そこで、「スポーツ書きたいんや!」と、一緒に仕事をした「野次馬ライトスタンド」をNumber Webで立ち上げたのが僕らというか、村瀬さんと、僕が編集担当だったんです。

そこから、「文春オンラインを立ち上げるから、なにか一緒にやりましょう」と。準備できた?

スタッフ:できました!

竹田:じゃあ、この話は後で(笑)。

(会場笑)

竹田:さっそく、はい(笑)。

(会場拍手)

村瀬:はい、すみません。お待ちかねだと思いますので、さっそく呼んでみたいと思います。選手入場でーーーす!

(会場拍手)

松中みなみ(以下、松中):こわーい、こわーい。

村瀬:すいません。下から上がってくれば良かったですね。じゃあ、みなさん、ありがとうございます。どうぞご着席ください。

(会場拍手)

村瀬:あれ松中さん、なんでユニホームを着ていないんですか?

松中:え、何? 何?

村瀬:ユニホームをなんで着ていないんですか?(笑)。

松中:今から着ますよ。

村瀬:ああ、そうですか(笑)。

(会場笑)

村瀬:よろしくお願いします。

松中:お願いしまーす。

村瀬:じゃあ、まずセ・リーグ1位の死亡遊戯さんからです。

プロ野球死亡遊戯氏(以下、死亡):はい。

村瀬:まずは連敗脱出おめでとうございます。(注:巨人は6月に球団ワースト新記録となる13連敗を喫していた)

死亡:ありがとうございます!

(会場笑&拍手)

死亡:長かったですね。

村瀬:長かったですね(笑)。本当にパ・リーグ強いですね。

死亡:強かったです、本当に。

村瀬:どうですか? 現在ダントツ首位、11試合で2万7,187HIT。

死亡:ありがとうございます。

松中:すごーい。

(会場拍手)

死亡:ありがとうございます。でも、思ったよりも厳しい戦いだなと。

松中:えー、どこが?

(会場笑)

村瀬:みんなブーイングですよ、これ(笑)。

死亡:一応、死亡遊戯ブログのアクセスを見ると、もうちょっといくんじゃないかと思ったんです。

村瀬:なるほど。

死亡:でも、意外とシビアに読んでもらっていると。逆にうれしいです。

村瀬:7,000万HITですからね。今日は意気込みなどは?

死亡:そうですね。今日は先輩方が多いので、下手下手にいきます。お願いします。

(会場笑)

村瀬:わかりました(笑)。よろしくお願いします。

(会場拍手)

わざわざ大阪からアウェーに参戦

村瀬:続いて2位の長谷川さんですね。9試合1万5,162HIT、これもすごいですね。

長谷川晶一氏(以下、長谷川):今の数字の話を聞いた後は、全部かすんで見えるじゃないですか。

(会場笑)

村瀬:確かに(笑)。

長谷川:死亡遊戯の後に発表されても、なんにもうれしくないですよ(笑)。

村瀬:すいません。でも、長谷川さんも連敗脱出おめでとうございます。

(会場拍手)

長谷川:良かったです、ファンのみなさん。もしこのままヤクルトが昨日も負けていたら、本当に今日ボイコットしようかなと思いました。

(会場笑)

長谷川:良かったです。本当にありがとうございます。

村瀬:ありがとうございます。じゃあ、よろしくお願いいたします。

長谷川:お願いします。

(会場拍手)

村瀬:はい、3位の西澤千央さんですね。7試合1万1,660HIT。

西澤千央氏(以下、西澤):はい。

村瀬:7試合ですよ。

西澤:けっこうちゃんと書いたなって思いました。

(会場笑)

村瀬:西澤さんは今日、人前で話すのが初めて。こういった舞台に出るのは。

西澤:はい。

会場:かわいいよー!

(会場笑)

村瀬:大丈夫ですか?

西澤:はい、大丈夫です。

村瀬:スマホも仕込んでないですか?

西澤:Twitterやっても大丈夫ですか?

村瀬:Twitterダメだよ。

(会場笑)

西澤:(笑)。

村瀬:酒とTwitterは禁止でお願いします(笑)。

西澤:差し入れありがとうございました。

村瀬:よろしくお願いいたします。

(会場拍手)

村瀬:続いては山田……、(竹内茂喜氏がマイクを落として転がすのを見て)酔っ払っていますね、もう(笑)。

(会場笑)

村瀬:続いては、タイガースの山田さんです。

山田隆道氏(以下、山田):よろしくお願いします。

(会場拍手)

村瀬:今日は大阪から来ていただきました。

山田:はい、大阪から来ました。

村瀬:現在4位、まあ、3位、2位まで狙える位置まで来ておりますけど、一番はじめはけっこう苦戦しましたね?

山田:そうですね。でも、今も苦戦はしていて、数打っているだけなんでね(笑)。

村瀬:いやいやいや、全試合出場ですもん。

山田:数打って、書いて。そうやって積み重ねていこうかなと思っています。

村瀬:今日はどんな意気込みがございますか?

山田:基本的にこういうイベントは、タイガースファンって来ないんですよ。

(会場笑)

山田:さっきもパーって見て、もちろんおられるのは知っていますけど、圧倒的に日本のファン分布図の数を考えたら、少ないんです。

村瀬:(笑)。割合から見るとそうですよね。

山田:割合から見ると、タイガースファンはこの手のイベントには来ないとわかって、今すごく「これは難しいな」と思っています(笑)。

村瀬:(笑)。

山田:でも、来ていただいた方がいて、すごくうれしいです。

村瀬:よろしくお願いいたします。

(会場拍手)

強烈な傷跡を残したい

村瀬:セ・リーグのカープの大井さんです。よろしくお願いします。

大井智保子氏(以下、大井):みなさん、こんばんは。今日はよろしくお願いします。大井智保子です。

(会場拍手)

村瀬:いつも諸先輩方に囲まれて恐縮ばかりしていますけど、今日は大丈夫ですか? ビビってませんか?

大井:ビビッてま……せん?

村瀬:大丈夫ですか?

大井:はい、大丈夫です(笑)。書く方がビビっています。

村瀬:書くよりはマシだと(笑)。じゃあ、今日の意気込みを。

大井:今日はみなさんの裏技を知りたいなと思って、学ぶ気持ちで来ました。

村瀬:裏技?

大井:書くことに対することを学びにきた感じです。

村瀬:それは僕も興味ありますね(笑)。

(会場笑)

村瀬:よろしくお願いいたします。

大井:お願いします!

(会場拍手)

村瀬:そして6位、竹内さん、よろしくお願いします。

竹内茂喜氏(以下、竹内):お願いします。

(会場拍手)

村瀬:今日はお酒を飲んでいますか?

竹内:まだ1杯しか飲んでないです。

村瀬:あ、1杯ですね(笑)。

竹内:これからです。

村瀬:名古屋から来ていただいて。

竹内:呼んでいただき、ありがとうございます。

村瀬:いえいえいえ、もう。ぜひ傷跡を、強烈な傷跡を、「山本バルデス改名」ぐらいの強烈なやつを(笑)。

(会場笑)

竹内:なんでも聞いてください!

村瀬:よろしくお願いします。

竹内:よろしくお願いします。

(会場拍手)

マンションの同居人も参戦

村瀬:続いてDOMIさんです。DOMIさん、どうも。

DOMI氏(以下、DOMI):MEGASTOPPER DOMIです。よろしくお願いしまーす!

(会場拍手)

村瀬:やっぱ声がいいっすね! もう声量も違います。よろしくお願いします。でも、今、パ・リーグ首位です。

DOMI:5月がだいぶヤバかったですけど。

村瀬:そうですか(笑)。

DOMI:チーム状況と同じく、すぐロッテと日ハムに迫られています。

村瀬:(笑)。いや、でも、アンチメジャーでずっと何十年もこられて。

DOMI:「アンチメジャー」って言っときながら、実は今日、クリムゾンレッドのユニホームを着てるのは、楽天ファンがもっといるかなと思ったからです。かみじょうさんの票まで根こそぎ奪い取ろうと思って。

(会場笑)

村瀬:策士ですね、さすが(笑)。

DOMI:かみじょうさんが来られないということで、楽天っぽくやって来たんですが、あまり、クリムゾンレッドがいらっしゃらなかったという、残念なオチになりました(笑)。

(会場笑)

村瀬:もう貪欲にHITを稼ぎにいって、さすがでございます。

DOMI:よろしくお願いします。

(会場拍手)

村瀬:そして、えのきどいちろうさんです。

えのきどいちろう氏(以下、えのきど):どうも、お疲れさまです。

(会場拍手)

村瀬:「このイベントをやろう」と言い出していただいたのが、えのきどさんでした。

えのきど:俺が言い出したんでしたっけ?

村瀬:あれ? 確かそうじゃなかったですか?

(会場笑)

えのきど:俺は村瀬さんに言われた気がしてたけどね(笑)。

村瀬:あれ、そうでしたっけ(笑)。えのきどさんがOKだったから、たぶんやったんですね、じゃあ。

えのきど:今日、このイベントね、僕ん家のマンションの13階の〇〇さんが来ているんだよ。

(会場笑)

えのきど:さっき会ってビックリした! 家を出る時に〇〇さんからLINEが入っていたんです。時々いろんなマンション内の情報交換をしているけど、「今晩行きますよ」と書いてあって、「LOFT9ですか?」と言ったら「そうです」と。

村瀬:へぇー!

えのきど:帰り、俺一緒に帰るんですかね? (会場笑)

村瀬:そうでしょうね(笑)。それは間違いないでしょう。

えのきど:ビックリした。それも僕のつながりじゃなくて、ヤクルトファンの長谷川さんのTwitterで。

村瀬:(笑)。

松中信彦が来るはずだった?

村瀬:じゃあ、続いては、埼玉西武の中川充四郎さんです。

中川充四郎氏(以下、中川):こんばんは、よろしくお願いします。

(会場拍手)

村瀬:いやあ、もう、東横の文化圏に西武の充四郎さんがやって来るという、この……。

中川:いやいや、最初、スタッフの打ち合わせで控え室に行った時、私帰ろうと思いましたよ。

村瀬:なんでですか?(笑)。

中川:年齢が違いすぎるんですよ。

(会場笑)

中川:たぶんね、この中に300万人ぐらいいると思いますけど、私が一番年上だと思います。

村瀬:充四郎さんは1951年?

中川:私より上っていう人います?

(会場挙手なし)

中川:シーンでしょ。

村瀬:充四郎さん、大丈夫です。充四郎さんの言うことが全部正解になりますので。

(会場笑)

中川:(笑)。今日はよろしくお願いします。

村瀬:よろしくお願いします。

(会場拍手)

村瀬:はい。続いて松中さん。

松中:はい! よろしくお願いします。松中みなみです! お願いしまーす。

(会場拍手)

村瀬:さすがですね、華やか(笑)。京浜工業地帯じゃないですね(笑)。

(会場笑)

松中:何? 何?(笑)

西澤:さっき一緒にSNOW撮りましたよ。

松中:さっきね、一緒にSNOW撮ったんですよ。ウサギになって。一番若くてかわいかったよね、ちーちゃん。

村瀬:「ちーちゃん」?(笑)。

(会場笑)

大井:同い年に見えたよね。

西澤:それを経ての、ここですから。

(会場笑)

村瀬:どうりで、なんかやつれてると思った(笑)。そんな感じでした。今日のことはにぃにぃ(注:親戚である松中信彦のこと)には報告したんですか?

松中:していないです!

村瀬:していないですか。

松中:したら絶対来ますもん。

村瀬:えっ、来るの?(笑)。

(会場笑)

村瀬:そうなんですね(笑)。じゃあ、今日の意気込みなどを聞かせていただければ。

松中:私、なかなかHITができないので、でも、一生懸命書いているんですよ、原稿飛ばしながら。

村瀬:はい、飛ばしています。

(会場笑)

村瀬:重要なこと言いましたね(笑)。

松中:すごく迷惑かけていますけど、気持ちだけはすごく一生懸命がんばっているので、たぶん今日は他球団の方もたくさんいると思いますけど、ちょっとでも進歩があったと思ったら、HITを恵んでくれればうれしいなって思います。

(会場笑)

松中:(立ち上がって)よろしくお願いします!

(会場拍手)

Tシャツが売れないと大阪に帰れない

村瀬:はい、ありがとうございます。じゃあ、乾杯をしたいと思いますので、注文……? え、していないの? 

松中:さっきのお酒?

村瀬:じゃあ、今からですか?

松中:飲みたい。

竹田:乾杯だけしちゃいましょうか。

村瀬:乾杯だけ先にさせてもらってよろしいですか? すいません(笑)。

松中:エアーで。

DOMI:エアーで。

竹田:コップかなにかあれば。

松中:エアーでいいですよ。

DOMI:でも、エアーでいっぱいになるわけですよね(笑)。

(会場笑)

DOMI:手だけこう上がってる(笑)。

松中:そうですね、エアーなんで。

竹田:みなさん、ちょっとグラスを用意する間、告知ですが、今日オリジナルメニューが各球団であります。それを注文するとこの特製シール、昨日発注して今日できあがってきたんですけど。

(会場笑)

竹田:あわてて作ったやつですけど、ここにコミッショナーのシールがあります。魔除け的なことに使えるんじゃないかと。「京浜工業地帯の人妻」とか、『シン・ゴジラ』の名セリフシールを真似して作ってみたんですが、もしよろしければ、スペシャルメニューを注文していただけたらと思います。

あと、外へ出たところに、書籍、作品、出演者の方の作品や、DOMIさんのTシャツ。もうライブ会場みたいになっています。

DOMI:よろしくお願いします。ぜひぜひ。

竹田:今どれぐらい売れているの? 3枚しか売れてないそうなんで(笑)、みなさん、DOMIさん、このままだと大阪に帰れなくなっちゃう(笑)。

(会場笑)

竹田:みなさんのご尽力で。

DOMI:CDもありますんで。

竹田:CDもよろしくお願いします。

(会場拍手)

竹田:乾杯をできる? もうちょっとつなぎます? じゃあ、さっきの話の続きを。

村瀬:(笑)。

文春野球にカンパイ!

竹田:文春野球コラムがなぜできたかの話です。『Number』で僕と村瀬さんが一緒にやっていて、今日来ているスタッフも一緒にやっていた。

それで文春オンラインができます。僕が編集長になったところで、「村瀬さん、なにかおもしろいことやろう」と、「今までやりたいと思ってできてなかったことをやんない?」と言ったら、前々から温めている、「みんなで投票して競う、選手たちが戦ってるから書き手も戦う企画をやろう」という話になった。

松中:へぇー。

竹田:「へぇー」って、説明したじゃないですか、オファーした時に(笑)。

(会場笑)

竹田:そうなんですよ。それで、みなさん一人ひとりにお願いをしにいきまして、快く「挑戦する」と。これ、けっこう大変なことなんです。みなさん、本当に悩みながらやっていただいている。だって、すごく一生懸命書いたものが、点数が伸びないとか、今までさらされてこなかったものが、点数ついちゃうわけですから。

その中で戦っているこの10人のみなさん、あとのお二人、今日来られなかった梶原さん、あと楽天、かみじょうさんの……。あ、ロッテファンの方いらっしゃる。

なので、この12人を僕たちは本当にリスペクトして、いつもエールを送って、少しでもいいものを書いてほしいと思ってやっています。みなさんも本当に応援よろしくお願いします!

(会場拍手)

竹田:では、グラスも持っていただきまして、よろしいでしょうか? では、文春野球にカンパーイ!

会場:カンパーイ!

(会場乾杯)

竹田:ありがとうございまーす!

(会場拍手)