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弓道の動きで腰痛改善? 人体の仕組みから紐解く、身体にやさしい「姿勢」の作り方

弓道の動きで腰痛改善? 人体の仕組みから紐解く、身体にやさしい「姿勢」の作り方

あなたは腰痛に悩まされていませんか? 普通に生活しているだけなのに、なんだか腰が痛くなってしまう。そして私生活に支障が出てしまっている。そんな悩みを抱えている人も多いと思います。そんな腰痛の原因は数多くありますが、今日はその中でも「姿勢」に着目して、腰痛の原因を探っていこうと思います。YouTubeで武道を用いた運動法をレクチャーする、「理論スポーツ」の高橋氏。彼が弓道で培ったさまざまな動きを例に、腰痛を引き起こす原因を紐解きます。

シリーズ
理論スポーツ
2015年10月21日のログ
スピーカー
理論スポーツ 高橋大智 氏
参照動画
リラックスした状態に体を整える方法

「リラックスした姿勢」とはなにか?

高橋大智氏(以下、高橋) こんにちは、高橋です。今日もお話を進めていきます。今日お話したいのは、姿勢についてです。「リラックスした姿勢」というのを、みなさんに身に付けてほしいんです。 これは、どういう状態がリラックスしてるかというのを理解していないと意味がありません。普段立っている状態でなにか動作を行う時、リラックスした状態で立っていないと、次の動き出しが遅くなったり、力が入っちゃったりします。それをなくそうということで、リラックスした姿勢をとるわけです。 ここで考えてほしいのが、リラックスした姿勢で重要なのは太ももなんですよ。それは、こうやって立ってて、こういうふうに太ももがあります。 01 この前側と後ろ側。簡単です。ここの2つがこうなってると、リラックスした状態になりやすい、と言える。私がよく言うのが、弓道の銅造りの姿勢で、首を伸ばして肩を落とすという動作があります。首を伸ばして、肩を落とす。 02 肩を落とす。そうすると、膝関節がピンと伸びるのではなくて自然と伸ばされて、ほんのちょっとだけ動くような、ちょうどいい位置になります。この時に、太ももの前側というのはブニョブニョして柔らかいんですよ。これが第1の条件です。 その次に太ももの後ろ側ですね。この後ろ側が今度は固くなってる。……固いというか、自ら力を入れてるわけじゃないんですよ。「締まってる」という表現が適切かもしれません。 太ももの前側が緩んでリラックスしてるんですよ。前側を触ったらブニョブニョ動いてる状態で、逆に太ももの裏側触ってみると、太ももの裏側が固い、締まってるんです。この状態というのが、リラックスした姿勢になります。リラックスした姿勢というか、負担なく立ててる証拠というか、根拠というか、1個の指標です。

腰痛が起きてしまう原因

では、これが腰痛持ちの人とか、そういう人の場合はどうなっているかというと、実は太ももの裏側が柔らかくなっているんです。腰痛になっている人というのは、太ももの裏側の筋肉が、立った状態で柔らかいんですね。実はこの姿勢で立ってると、残念ながら腰を痛めやすいです。 なぜかというと、太ももの裏側の筋肉というのはやっぱり、上半身全体を支える筋肉として働いているわけですよ。ここが緩んでると、上体の重みが全部腰に加重がかかって、その加重がかかった腰をしっかりと支えるために、中殿筋という腰の横側にあるお尻の筋肉とか、太ももの裏側の筋肉というのが動いてほしいのに、そこが動いてない、と。 そうすると、腰に全部負担がきちゃうんですよ。それで怪我しちゃう、ということなんですね。 この太ももの後ろ側の筋肉って、実は、私も知らなかったんですけど、抗重力筋の一部なんですね。抗重力筋って何なのかというと、立っている時の姿勢で負担のない姿勢を身につける時に非常に重要な筋肉で、重力に対抗できる筋肉なんですね。 地球上には下向きの力がかかってるわけですね、重力。私たちが立ったことによって、重力に対して反作用の力を与えるわけです。その時に、もしも自分の姿勢が曲がってたり反ってたりとかすると、そこに力がこもっちゃうんですよ。負担がかかるところに。だけど、その力というのは、結局この重力。 03 例えば、(背中が)曲がってたら、下向きの力が腰にかかちゃうから腰痛になっちゃう。 04 胸がこうやって反ってる時は、重力の力が胸にかかっちゃうから胸が痛い。 だから、重心とか姿勢の状態というのは、実は重力をうまく逃がしてあげるということが大事になってくるんですね。その中の抗重力筋として、この太ももの後ろ側の筋肉というのは損ざしています。なので、みなさん、ここの筋肉が締まってる状態の立ち方というのを、ぜひ覚えてください。

旧道に学ぶ「三息の礼」

そこで1つ、この姿勢を覚える方法として1個あるのが、これはもう弓の世界ではめちゃくちゃやるんですけども、この姿勢を直す方法として「三息の礼」というものがあります。こいつをやるわけです。 だから、どうするかというと、この時に礼をするんですよ。こういうふうに。 05 この時の礼も、首を曲げるんじゃなくて、 06 肩だけを曲げるんじゃなくて、 07 腰から頭までを一直線に伸ばした状態で、腰から曲げてください。 08 腰から曲げる。だから、ちょうどイメージで言うとこういう感じです。こう曲げてください。 09 そうすると、太ももの裏側の筋肉が固くなるんですよ。腰痛の人だろうが、なんだろうが。太ももの裏側の筋肉を使えるように、姿勢をとるんですね。だから、これもこういうふうに(首だけを)曲げるんじゃなくて、 10 こういうふうに(肩だけを)曲げるんじゃなくて、 11 (腰から)頭までまっすぐ伸ばすんですよ。 12 首を伸ばして肩を落とす。首の後ろ側の筋肉を、こうやって緩んでるのを、 13 こう伸ばしてやる気持ちで伸ばして、まっすぐにしてあげるんですよ。 14 このまっすぐにした状態で、腰から折ってあげる。 15 そうすると、(太ももの裏側を)触ってみるとめっちゃ固くなるんですよ、ここを触ると。これが唯一、抗重力筋である太ももの裏側の筋肉、ハムストリングスを鍛える方法です。 そして、立ってる時の姿勢で、うまく自分の膝関節とか足首の関節とかを、足首の関節を垂直に立てたり、膝の関節をちょっと緩めたりとかして、ここ(太ももの裏側)の筋肉が固くなるような立ち方というのを模索してほしいんですね。 私は武道で、弓道で、ずっとやってるんで、こういうことを普段の姿勢でこういう状態(リラックスした状態)なんですけども、みなさんもぜひこれをやってほしいんですね。 これができる人というのは、例えば、腰痛になって体の不調をなくす人とか、スポーツの動作で怪我しやすい人になるか、なりにくい人になるか、というのがけっこう分かれてくると思うんで、ぜひやってみてください。 じゃあ、これで終わります。ありがとうございました。

  
理論スポーツ

武道の身体の使い方、姿勢に基づく
全スポーツの運動技術を高める具体的手法を公開します。
筋トレ法、栄養学、メンタル調整、身体の仕組みなど、
内容は多岐にわたります。

理論スポーツ

 

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