「かっこいい就活」のその後

水谷健彦氏(以下、水谷):まずはじゃあ、就職活動を簡単に聞いていくと、入社を決めたのは化学繊維のメーカーの商社ということ。

玉井剛史氏(以下 玉井):商社、はい。

水谷:どういう感じでそこにたどり着いたの?

玉井:やはり商社っていう業界を一番行きたいなと考えて就職活動行ってる中で、他の業種の会社からも内定をいくつかいただいたんですが、話を聞いている中で自分の就活の軸であった商社が一番合ってたと。

水谷:もともと就活はファールの時にはね、キーワード「カッコイイ」っていう(笑)。

玉井:(笑)。

(前回の出演映像)

玉井:異文化の人たちにもまれながら将来も働きたい、商社全般をみようと。

眞邊明人氏:それは悪い意味じゃなくて、君はたぶんね、自分の中のカッコイイがやりたいんだよ。

鈴木康弘氏:カッコイイ度何点ぐらい?

玉井:商社、85点くらい(笑)

鈴木康弘氏:なるほどね(笑)

(映像終わり)

玉井:少なからずそこはぶれなかったと思いますね。

水谷:なるほどね(笑)。

玉井:だからその中でそれだけではダメってことをおっしゃっていただいて、突き詰めた結果やはり3つくらい、3つ4つあった要素がすべて商社につながったんで。

水谷:撮影の時にいろんなこと言われて、自分の中でなにか変化が起きたの?

玉井:11月ということで、正直心のどこかで「なんだかんだいけるな」という気持ちがあったので、「少しなめるなよ」ってことを、こわい御三方に言ってもらって気合が入りました。

水谷:なるほどね。

周囲の変化について

玉井:何より反響ですかね。

水谷:反響?

玉井:やっぱり就職活動中に有名人みたいになってしまって(笑)

水谷:(笑)

玉井:面接とか説明会1つのグループディスカッションですとか普通に知らない人にいっぱいしゃべりかけられて。「就活ファールの玉井くんですよね?」って。

水谷:(笑)。

玉井:少し気合も入りました(笑)。

水谷:あの時は、総合商社とか行きたいって言ってたじゃない? 総合商社受けたの?

玉井:受けました。ダメでした。

水谷:どれぐらい行ったの?

玉井:もちろん面接行ったのもありますし、いわゆるテストというか筆記で落ちたのもありますし。商社っていう業界は、結局あんまり受けなかったんですね。「この中だったらどこでも不満はないな」っていう会社しか受けなかったんで、そんなに後悔はないっていうのは。

水谷:内定が出て選んだ会社もすごい満足してるってことだね。

玉井:全然後悔はないです。そこでがんばろうという気になっています。

水谷:行くことを決めたのは化学繊維のメーカーの商社っていうことなんだけど、その会社からは何を評価されたと思う?

玉井:基本的に面接官の人に、「玉井君、緊張しないの?」って毎回言われて、「余裕あるね」って言われました。緊張してないって取られることは結局その会社に対する思い入れがあまりないと取られてもおかしくないですし、ある意味肝が据わってるなって思われたらそこを買ってくれる人もいるんですけど、その会社はそこも評価してくれたり。

水谷:マッチしたってことだね。

玉井:マッチした一番かなと思います。