今回はみんな猫耳をつけての放送
久世孝臣氏(以下、久世):山田玲司のヤングサンデー! こんばんはみなさん。この番組は漫画を描くことができるフレンズ、山田玲司さんがお届けするヤングサンデーの時間だよ!
山田玲司氏(以下、山田):こんばんは、漫画家フレンズでーす! たーのしー! やっちゃったー!
久世:やっちゃったぜー!
山田:半世紀も生きてんのにやっちゃったぜー! みんなありがとうー!
久世:最強のフレンズたち、こんにちはー!
山田:はーい、今日のゲストは?
久世:真ん中のこの人、だろめおんさんでーす。
だろめおん氏(以下、だろめおん):よろしくお願いしまーす。
久世:そして司会は、3週間限定でやらせていただいております、私久世孝臣でございます。よろしくお願いしまーす!
山田:わーい、演出家もできるフレンズなんだねー! へー!
久世:お話もできるフレンズなんですよね?
山田:得意だよー!
久世:たーのしー!
山田:あれ、後ろのほうに、髪の毛が切れるフレンズがいるよー! すごーい! だめだ、今週だめだこれ!
久世:いやいや(笑)。
山田:ノイローゼが多いフレンズたちがお送りする、ヤングサンデーでーす。
久世:ちょっといきますか。どうですか、2月も終わったっていうことでね。『CICADA』の2月はどうでした?
山田:『CICADA』祭が、いまだに続いてまして。
久世:まだ続いてますか。
山田:毎週毎週、希望の言葉を見つけて、応援してるっていう。でも、こんなやつから応援されたくない(笑)。
久世:みなさん見てください、ティアドロップに猫耳ですからね。
山田:そうですね、お前が大丈夫かっていう感じになってますけど。ありがとうございます! おかげさまで『CICADA』ね、大好評でございます。ありがとうございます。
久世:フォローバックキャンペーンは、一応昨日までで。
山田:一応、昨日までですけど。フォローバックキャンペーンはやろうかな。
久世:なるほど、どうもお疲れ様でございます。先週の、『Cバージン』大好評だったみたいで。なにか反響とかありました? 玲司さん。
山田:だから、漫画を描かなくても役に立つって言われてよかったなと思って。
久世:確かにね(笑)。普通の仕事とかにも役に立つとかって、Twitterのコメントとかにもいろいろありましたもんね。
山田:そうそう、ちょっとほっとした。この格好しゃべりやすいな。
(会場笑)
久世:もう何個か乗っかってるから。
山田:CMいきまーすとか言えそう。言いやすい感じ。
久世:リラックスしてしゃべってますもんね。
山田:だいたい人って武装するんだね。なんかわかった、90年代のコギャルの気持ちがいまわかった。これかあ。
久世:いま90年代入りましたか(笑)。
ドレスコーズのニューアルバム『平凡』大絶賛
そして今日は3月1日ということで、何の日かわかりますかみなさん。いきますよ、ばばん。
久世:そしてばばん。
久世:ドレスコーズ、志磨遼平さんのニューアルバム。
山田:今日。
久世:今日、『平凡』の発売日ですね。志磨ちゃんおめでとう! 玲司さんは聴いたんですよね?
山田:すごいよ! 曲の書けるフレンズすごいよ!
久世:(笑)。
山田:本当に。
久世:ロックができるフレンズ(笑)。
山田:ロックができるフレンズすごいよ、和歌山の。
久世:どうすごいですか? 軽く、今度志磨ちゃんも来てくれて特集やると思うんで。さわりだけ今日は、ファーストインプレッションというか。
山田:なんつーかな、もう俺の言うことねえんじゃねえかなっていうくらいの完成度ですわ。本当に、ゴージャスだし、ファンタスティックだし。
久世:すごかった、本当にすごかった。
山田:コンセプトアルバムとしてもすごいし、意外とごきげんな曲がばーっと揃ってるんだけど、バリエーションがすごいよね。相変わらず。
久世:そうそう、それは思った。
山田:ちょっとね、おもしろかった。トーキングヘッズとかくるかなと思いきやオザケンが入ったりさ。広瀬香美が入ったりさ。入れてくるものがやっぱりおもしろくて。
久世:チョイスがね。
山田:何回も聴いてます。
久世:平凡っていうコンセプトでできることを、骨の髄までしゃぶり尽くしてるぜっていう感じがして。とてもおもしろかったんですね。歌詞自体は論文みたいな歌詞で、これノれんのかって思うんだけど、楽曲のクオリティが高いからそれをきっちり受け止めてて。これをエンターテイメントにできるんだって、すごいアルバムだなって。
山田:めっちゃ悩んでたからね! 俺と乙君を呼び出して、相談するくらい悩んでたからね(笑)。
久世:ね(笑)。
山田:それで、乙君とも言ってたんだけど、あそこまで行くんだっていうのは、ちょっと感動的。しかもあいつ、雨漏りしてたからね。
久世:雨漏りしてたの?
山田:雨漏りしてる部屋で書いてたからね、あいつ(笑)。
(会場笑)
久世:マジかよ(笑)。
だろめおん:へー。
山田:悲しくなるって言ってた。
久世:ロック界のカリスマが。
山田:雨漏りしながら作った曲。なかなかすばらしかった。
久世:でも難しいだけじゃなくて、ユーモアも曲にあるから。すっごい聴きやすいんだよな。それがすばらしかった。
山田:あとあれだね、ワンつながり。我らが『ワンパンマン』と『モブサイコ』と、同じテーマなんだよ。奇しくも。これおもしろいよね。
久世:まあ平凡をテーマにっていう。
山田:だからなんていうの、平凡で何が悪いのっていう。次のステージ突入みたいな。そんな超能力あってもモテませんよ、みたいな感じのものの考え方が、そのまま出てて。
久世:出てますよね。
山田:また、良い着地点だっっていうね。
久世:それはそう思う。平凡って意外と危険でデンジャラスな行為で、けっこう楽しいことやってんだなって、背中押されるような思いもあって。いいアルバムだなって思いましたね。
山田:ずっとやってきたことの予告編みたいな感じだったね。いよいよ時代がそっちの方向に行こうとしてる感じがあって。そういうアルバムになってるね。
久世:ですね。
山田:そして、燃やせとか言ってるよね、あいつね。曲の中でね。良いよね。
久世:燃やせとか言ってる(笑)。
山田:「何? 何を燃やすの?」みたいな。ロック、パンクは犬も食わねえなんて言いながらね。文化を燃やせとか言ってるのって、どっかの漫画で聞いた感じですよねえ。
久世:あれあれ(笑)。何の漫画だったかなあ、思い出せないなあ。
(会場笑)
山田:いいよねえ、主題歌に良いよなあなんて思いながら聴いてましたけどね。ぜひ、ちょっと聴いてもらいたいですよ、本当に。
久世:楽しみにしててください、ぜひ。まだ買ってない方はぜひ。『平凡』、ドレスコーズでした。