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日新製鋼、通期経常利益を55億円に下方修正 当期末の配当は未定

日新製鋼、通期経常利益を55億円に下方修正 当期末の配当は未定

公開買付けの概要

三好宣弘氏(以下、三好) 日新製鋼株式会社、取締役常務執行役員の三好でございます。 みなさま、本日はご多用のなか説明会にご参加いただき、誠にありがとうございます。また、平素は弊社業務の格別のご高配を賜り、ありがたく厚く御礼申し上げます。 それでは、さっそくではございますが、私からは公開買付けに関します当社の意見表明につきましてご説明させていただきます。 お手元の資料の3ページに、新日鐵住金によります当社株式の公開買付け開始についての概要をまとめてございます。ポイントだけ説明させていただきます。 s_nissin steel-03 買付け価格につきましては1,620円。買付け予定数は4,600万株。買付け期間につきましては、本日2月3日から3月6日まで。決済開始日は3月13日でございます。 「※1」にございますように、4,600万株の買付け予定数は、日新製鋼の株式所有割合が51.00パーセントとなる株数でございます。

第三者割当増資

続きまして、4ページの第三者割当増資。 s_nissin steel-04 今回の小会社化のスキームは、公開買付けと第三者割当増資の組み合わせでございます。公開買付けで51パーセントに満たなかった場合には、補完的に第三者割当を増資するものでございます。 その第三者割当の概要ですが、4ページ目の下半分にまとめてございます。引受人は新日鐵住金株式会社。募集株式数は9,500万株。払込日は、先ほどの公開買付け決済日と同日。したがいまして、3月13日に子会社化が成立する運びでございます。払込金額につきましては1,620円。 また、この第三者割当増資の決議につきましては、欄外にございますように、昨年の5月13日に発行決議をしており、6月24日開催の株主総会におきまして、本募集株式引受契約の議案について承認可決をしてございます。

本公開買付けに対する当社の意思表明について

続きまして、5ページでございます。 s_nissin steel-05 この公開買付けに対しまして、意見表明をしてございます。 1番はその内容でして、本公開買付けにつきましては、賛同。また、この買付けへの応募につきましては、中立でございます。 この根拠や背景を2番の枠の中にまとめてございます。1つ目の賛同理由につきましては、今回の子会社化が、鋼片供給を前提とした事業構造改革の実施による日新製鋼の企業価値向上に、まずはつながること。 あわせまして、両社の相乗効果の創出、あるいは連携施策推進等の実現を図れるということで、企業価値の向上にまずは結びつくというのが、賛同理由でございます。 また、その裏付け担保といたしまして、独立した第三者機関でございます三菱UFJモルガン・スタンレー証券より、株式価値算定書を取得してございます。 一方、中立姿勢の判断でございますが、一番下の四角にございます。今回は、先ほどの公開買付けが、上限51パーセントを設けて、かつ引き続き上場を維持していく方針であるため、株主のみなさまが、本公開買付けに応募するか否かについては中立の立場というような整理をしたものでございます。 以上で、私からの説明を終わらせていただきます。

平成28年度第3四半期決算(概況)

藤村直樹氏(以下、藤村) それでは引き続きまして、私から平成28年度第3四半期決算の概要についてご説明をさせていただきます。お手元の資料7ページ以降をお開きいただきたいと思います。 s_nissin steel-07 まず、7ページの28年度第3四半期決算の概況でございますが、ここに記載のとおり、企業収益や雇用・所得環境の改善に加え、企業生産活動に持ち直しの動きがみられるなど、景気は緩やかな回復傾向にございました。 また、国内鋼材需要の自動車につきましては、年間国内自動車生産台数940万台を超えるレベル。また、住宅などの分野も堅調であり、足元では非住宅の着工件数も戻ってきております。 そうした環境の下で、直近出されました薄板三品の鋼材在庫につきましても、381万トンと、極めて適正な水準で推移していると認識しております。 一方、海外は、ご高承のとおり、中国の過剰生産能力解消に向けた取組みが進められておりますが、粗鋼生産あるいは鋼材輸出は依然として高水準というなかで、不透明感が残っている状況でございます。 こうしたなかで、平成28年度は、24号中期計画の最終年度でございますので、各施策の総仕上げについて積極的に推進してまいりました。 前年度から原料市況がとくに当年度にかけて下落してございまして、そのなかで為替も円高に動き、下期以降は原料炭価格が急激に上昇したことに加えて、生産設備安定稼働優先の操業に伴うコスト影響もあって、経常利益は23億円となりました。

平成28年度第3四半期決算

8ページの表をご覧いただきますと、この28年度第3四半期累計の表ではe列を中心にご覧いただきたいと思います。 s_nissin steel-08 1行目の売上高は、3,817億。前年同期がf列の1行目にありますとおり4,099億で、282億の減収でございます。 前年の初頭は原料価格が比較的高いなかで、販売価格も前年から若干落ちてきているというのが、この第3四半期までに影響し、減収しております。 また経常利益は、e列の5行目の23億と、そのうち普通鋼・特殊鋼が78億、ステンレスはマイナスの55億で、経常赤字になっております。 このなかには、評価性の在庫評価が含まれておりますので、9列にありますとおり、この35億の評価損を除いた、いわゆる実力ベースで置き換えますと、12行目のe列の58億で、普通鋼・特殊鋼については83億、ステンレスはマイナスの25億になってございます。

平成28年度第3四半期諸元

9ページには、この第3四半期の決算の諸元を書かせていただいてございます。 s_nissin steel-09 こちらも、e列、ならびにこの第3クオーターの単期でd列を合わせてご説明させていただきます。e列の3行目、第3クオーター累計の粗鋼生産量は272万トンでございます。うち、普通鋼・特殊鋼が223万トン、ステンレスが49万トンであります。 1行目の普通鋼・特殊鋼のa列4~6月において68万トンでございましたが、これは先にご説明申し上げておりますとおり、定修からの立ち上げの遅れの影響がこの1Qに出ております。 また、d列で1行目の普通鋼・特殊鋼が76万トン、それから2行目のステンレスが14万トンですが、安定稼働を優先した操業をこの3Qにおいて心がけたことに加えて、一過性のステンレスの設備不調が、若干粗鋼生産量の減につながってございます。 また、販売数量は、e列の6行目の264万トンで、前年同期262万トンと、若干の増でございますが、こちらもご案内のとおり、前年は日本国内全体に在庫水準が多い状況のなかで減販に取り組んでございましたので、まだまだ販売数量としては若干少なめという状況でございます。 それから、7行目の鋼材平均単価は第3クオーターで10万7,000円。ここでは、b列の2Qの10万6,000円からd列の10万6,000円と、販売価格への転嫁、価格への反映という意味では、これから本格的にやっていかなければいけないという状況であります。

経常利益差異内訳(平成27年度3Q累計実績:平成28年度3Q累計実績)

続きまして、10ページ目の、前年度第3クオーターまでと当年度第3クオーターの累計値との比較で、ウォーターフォールと、その下に表に書かせていただいてございます。 s_nissin steel-10 一番左の前年度実績が、第3クオーター累計値45億に対して、一番右側の当年度においては23億でございました。その変動の内訳として、下の表をご覧ください。 まず購買関連の前期は、初頭とくに鉄鉱石等々まだ高い水準、あるいはニッケル原料等も高かったものですから、年度年度で比較をいたしますと、原料価格については下落しており、プラスが総体としては出てございます。 ご案内のとおり、原料炭につきましては、当年度に入り、とくに3Qから急上昇してございます。年度年度の比較においても、石炭については上昇がみられる総体としては、280億と対前年度に比べれば、調達費用が軽減されております。 一方、販売関連でございますが、そういった原料価格が高いところから低下していく局面において、価格差でマイナスが出てきてございます。 販売関連全体としてはマイナスの375と、この販売関連のうち、価格差のマイナス300、それから輸出為替差のマイナスの55、合わせて355のマイナスとなり、購買関連のプラスの280と合わせた、いわゆる販売購買マージンとしても、マイナスの75億マージンが悪化しております。 それにコスト等の影響でマイナスの12。さらに、子会社等ではプラスの20。とくに海外子会社等が前年度に比べて堅調になっていること。 さらには在庫評価でございますが、前期は期初から徐々に下がっており在庫評価損を計上基調にあったところが、今、足元に向かって反転しているところでございますので、在庫評価損が低減いたしました。そのプラスが65億ほど出ております。

経常利益差異内訳(平成28年度2Q実績:平成28年度3Q実績)

次のページには、第2クオーター対第3クオーターの分析をさせていただいてございます。 s_nissin steel-11 第2クオーターの23億から第3クオーターの13億での変動の要因は、購買関連でマイナスの65億。鉄鉱石、原料炭、あるいはニッケル、クロム、それぞれが上がってきているなかで、価格への転嫁がまだ浸透しきれていないというのが、状況であります。 また、コスト等にもマイナス5と出てございますが、3Qにかけて、先ほどの一部の設備不調要因も反映されて、マイナスが出てきております。 一方、在庫評価につきましては、原料が上がってきている状況のなかでプラスの55になっております。

貸借対照表

続きまして、貸借対照表は3月末とこの12月末との比較でございます。 s_nissin steel-12 資産合計6,845億と、235億円減少してございます。大きなものとしては、売上減少に伴う売上債権の減。また、投資等で61億ほどマイナスが出てございますが、とくにこの9月末に向けて円高に進展した影響がございますので、持分会社に係る為替換算調整勘定でマイナスが出ております。 一方、ご案内のとおり、この9月末から12月にかけて、例えば、米ドルでいきますと、101円から116円と円安に反転してございますので、この年度末のバランスシートにおいては、この為替換算調整が逆にプラスに働いてくることを見込んでございます。 また、貸方の有利子負債としては、引き続きその圧縮に努めてまいり、前年度末より210億ほど削減。 また、純資産は、その他の包括利益累計の部分に、株式市況が上がったことに伴う評価差額金のプラス、一方、円高の進展に伴う為替換算調整のマイナスが計上されております。 その下の非支配株主持分が若干増加してございますが、今年の2月に浙江日新ワージントンという新たな会社を連結させたことに伴って、増加が出てきおります。

平成28年度業績予想(概況)

以上がこの第3四半期までの状況になります。引き続きまして、13ページ以降の28年度業績予想に移らせていただきます。 s_nissin steel-13 概況といたしまして株価、為替の動向であったり、保護主義的な動きの台頭に伴う通商問題の発生も含めて不確実性が懸念されておりますが、国内経済においては緩やかな回復基調が続くと期待されております。 国内鋼材需要につきましても、全体的な産業も基本的には堅調であることに加えて、東京五輪関連の基盤整備需要が底堅く推移することで見込んでおります。 こうした状況のなかで、この最後の中期計画の完遂に取り組んでまいりますが、原料炭をはじめとする原料価格の一層の上昇等によって、経常利益は55億円と、11月公表値から20億円の減益を見込んでおります。

平成28年度業績予想

その業績予想の中身を14ページに記載してございます。a列が今年度の予想値でございます。 s_nissin steel-14 売上高としては5,120億、経常利益が5行目の55億と、前回予想の75億から20億の減益でございます。 内訳をご覧いただきますと、普通鋼・特殊鋼につきましては、前回予想と横ばいでございますが、ステンレスについてマイナスが20億ほどに拡大したことで、今回予想をしております。 その変化の中身について、また後ほどご説明をさせていただきたいと思います。

平成28年度業績予想諸元

15ページをお開きいただきますと、この28年度業績予想の諸元でございます。 s_nissin steel-15 粗鋼生産量につきましては、a列に記載のとおり360万トン。前回予想値からは6万トンほど下げてございますが、安定稼働を重視した操業であったり、先ほどのステンレスの一過性の影響での粗鋼減がございます。 在庫等々を使いながらということで、販売数量は前回横並び。また、鋼材平均単価については、ほぼ前回並みでございます。 また輸出為替レートは、前回105円に対して予想値として107円としてございますが、4クオーターにつきまして110円と予想した結果、年度としては107円になっております。

経常利益差異内訳(平成28年度通期前回予想:平成28年度通期予想)

16ページに、前回予想から20億減益した内訳をウォーターフォールで書かせていただいてございます。 s_nissin steel-16 75億が55億減益の20億。これはステンレスの減益幅とほぼ同額でございます。 前回予想値よりも、まず購買関連で40億のマイナス。また、販売関連はプラス5と、為替差プラスございますが、数量構成でマイナス10と出てございます。 これは、先ほど申し上げましたとおり、一過性のトラブル、あるいは安定稼働優先の操業といった影響が出ていること。また同じように、コスト等でもマイナス25と出てきております。 一方、子会社については、前回みていただいた時よりも若干のプラス。また在庫評価についても、全体的な原料価格の上昇に伴ってマイナス30からほぼチャラと、今回は見直しをさせていただきました。。

経常利益差異内訳(平成27年度通期実績:平成28年度通期予想)

17ページは、以上の4Qの予想を反映した年度年度ベースでの変動でございます。 s_nissin steel-17 年度年度ベースでいきますと、62億が55億という変動でございます。 まず、購買としては160億ほど全体的には調達額としてマイナスになって、購買関連ではプラスが出てるわけですが、この下の表にありますとおり、原料炭は大きく上昇しております。 一方、販売関連は、こういったなかで価格差がマイナスなってございますので、年度年度でマージンが悪化してございます。 こういったものについて、きっちり取り返していくことに加えて、足元が上がってきている原料価格の分をきちんと価格に反映させることを浸透させていく。これがこれからに向かって大きなポイントになってきます。 それにコスト等は先ほどの若干の減産影響等々入ってまいりますが、マイナスの7。それに子会社のプラス、そして在庫評価のプラスが出てきております。

経常利益差異内訳(平成28年度2Q実績:平成28年度3Q予想)

18ページでは、3Q対4Qの分析もさせていただいてございます。 s_nissin steel-18 3Qに一部生産設備の減産が織り込まれておりましたけれども、それを基本的に4Qにかけて戻していくということで、13億が32億と予想させていただいおります。 購買関連につきましては、とくに原料炭が上昇している影響等々で、マイナスの80でございます。 一方で、販売関連ではプラスの65。価格差が40、数量構成が25と、数量は戻りますが、価格差については原料炭、その他購買関連でのアップと、まだまだ追いついておらず、これに向けてきちんとした浸透をこのあとも続けていくことになります。 また、コスト等ではプラスの29。 子会社はマイナスと、どこか大きく悪化しているわけではなくて、アメリカでいいますと第2クオーターになるわけですが、極めて好調に推移にいたしましたWheeling-Nisshinが、若干この期において踊り場を迎えた影響でございます。基本としては堅調な状況を推移してございます。 また在庫評価としては、さらに原料の上昇のなかでプラス10と、3Qから4Qにかけて約20億の増益。 表の一番右側にステンレスを書かせていただいてございます。ステンレスをご覧いただきますと、第3クオーターはマイナス20億であった経常利益が、第4クオーターにはプラスの15億と少し戻り、また価格への転嫁をきっちり進めていくなかで、第4クオーターにはステンレスを黒字にしていく予想をさせていただいております。

剰余金の配当

以上の状況を踏まえて、19ページの剰余金の配当は、現時点では未定にさせていただいてございます。 s_nissin steel-19 配当予想額の開示が可能となり次第、速やかに開示をさせていただきます。 以降、ご参考ということで、主要データをいつものように載せさせていただいてございます。こちらにつきましては、後ほどご参照いただけたらと思っております。 決算の状況については、以上のとおりでございます。

  
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