平均値を出すAVERAGE関数

おさ氏(以下、おさ):どうも、みなさんこんにちは。「おさとエクセル」のおさです。今日は、「AVERAGE関数」を勉強していきます。AVERAGE関数がどんな関数かっていうと、自分が選択したセル範囲内のデータの平均値を返す関数です。これを使う上で、2つほど注意点がございます。

1つ目の注意点は、選択したセル範囲内に、文字列とか論理値、あるいは空白のセルが含まれる場合は、それらを分子分母として扱いません。つまり、データとしてカウントしません。

2つ目の注意点としては、一方で0という値がセルの中に含まれている場合は、これをしっかり分子分母としてカウントして、平均値を返していきます。この2つですね。この違いをしっかり覚えておいた上で、平均値の勉強。AVERAGE関数の勉強進めていきましょう。よろしくお願いします。

今日用いる例は、昨日SUM関数を勉強したときに用いた京都旅行2泊3日の予算表を用います。

これどういう表だったかっていうと、例えば1日目の予算が35,000円。2日目の予算が、31,000円。トータルで、3日間で9万円使いますよ、という表を使っていました。今回は、これ3日間の合計額9万というふうに書いてますけど、1日あたりの平均予算っていくらなのかな? というものを関数を用いて、はじき出します。

ちょっと平均という概念のおさらいになるんですけども、今3日間で9万円ですので、これを3で割ったあげて、

1日3万円という、こういう数値を出したいということですね。

じゃあ、関数で出していきましょう。AVERAGEと打ってあげて、括弧ではじめて。

数値を指定してあげます。

括弧で閉じて、ポンと。

それぞれの数値の合計値をしっかり計算してくれて、その後3で割ってくれて、3万という数値が出てますね。これ、とっても簡単でしたね。

AVERAGE関数が具体的にどんなところで使われてるのかというのを、ちょっと考えてみたんですが、例えば、学校の先生の方ですと、行に生徒の氏名を入力していって、縦の列に、国語、数学、英語みたいな感じで、教科名を書いてらっしゃる方、たくさんいらっしゃると思います。

生徒ごとの点数、1つ1つ入力してると思うんですが、例えばクラスごとの平均を出すときに、AVERAGE関数を用いたり、あるいは男女別で、平均の値を出すときに用いてる方、いらっしゃるかもしれません。こういったかたちで、平均値単体で関数入力することも、まれに、まれにというか、よくあることだと考えてます。

なんですが、ちょっと大学の卒論で使ったり、あるいは実際に社内で分析をするときっていうのは、統計的な処理であったり、あるいは計量経済的な処理、メタ分析をする方が多くいらっしゃることと思います。

そのときは、ピボットテーブルであったり、あるいはアドインを用いて、基本統計量出したり、あるいは重回帰分析したり、そういうことがエクセルでもできるので、それはまた追々違ったかたちで、紹介していこうかなと思っています。ですので、今日はAVERAGE関数ですよね。

こちらの基本的な使い方を覚えておくようにしましょう!

なお、AVERAGE関数は、昨日勉強したSUM関数みたいに、めちゃめちゃ効率的なショートカットというものは割り当てられていないので、自分で関数名を入力してはじき出すか、あるいはオートボタンみたいなものを用いながら、そちらでポーンと押してあげて、やっていくことも可能です。

自分の好きな方でやっていくようにしましょう。以上ですね。どうも、ありがとうございました。