ピストってなに?

けんた氏(以下、けんた):みなさん、こんにちは。最近、自転車ブームなのか、スポーツバイクを乗られてる方をチラホラ見かけて、うれしいなと思っております!

これからスポーツバイクを「ちょっと欲しいな」とか、「買いたいな」と思っている方、チラホラいるんじゃないでしょうか? その中でも、ピストバイク。欲しいなって思ってる人、いると思います。けっこういると思います。

厳密に言うなら、ピストバイク風シングルギアバイシクルってかんじですかね? 面倒くさいんで、ピストでまとめちゃいます。

いや、ピストいいっすよね。見た目がシンプルだし、おしゃれだし、かっこいいし。

僕のピスト、シングルギアなんですけど。やっぱり良いですよね。すごい気に入ってます。ただ、このピスト、ほんとに良い自転車なんですけど、いざ「乗るぞ」となった時に注意しなくちゃいけないポイントがあるんですね。。

今日は、このピスト。買う前に気をつけなければいけないところ、また購入する際のポイント。「ここ、注意すると良いよ」ってポイントを簡単に3つにわけてまとめてきましたので、今日はそれをお伝えしたいと思います。

購入するときの注意点

これは常識かもしれないですけど、ピストを買う時にまず注意して欲しいのは、ブレーキが付いてるか付いてないか。

普通のママチャリ、クロスバイク、ロードバイクなんかはみんな当たり前のようにこういうブレーキ付いてますよね。前と後ろに。

普通のメーカーだったら、ピストにもブレーキは付けてるとは思うんですけど。でも、もともとピストバイクっていうのは競輪用、競技用の自転車なので、ブレーキは付いていないものなんですよね。

ものによってはブレーキが付いてない、ブレーキの台座がないやつとかもあります。本当の公式の競輪用のフレームなんかだったらね。なので、買う時は当たり前ですけどブレーキが付いてるやつを買ってください。

このシンプルさが魅力のピストバイク。ブレーキですら「シンプルな外見を損なう」って言ってブレーキすら付けない人もいるっちゃいるんですよね。必ず前と後ろにブレーキが付いている自転車を、ピストバイクを買ってください。

そんでもって次は固定ギアか、フリーギアか。ピストを買う上で知っておきたい知識ですね。この固定ギアとフリーギア、なんのこっちゃって話で。

フリーギアっていうは、普通の自転車と同じです。坂道なんかでシャーって下る時に、みなさんペダル離したりしますよね? シャーって下ってる時にまわさないですよね。シャーって行くじゃないですか。シャーシャーシャーシャー、すいません(笑)。

だけど、固定ギアっていうのは坂道下る時にシャーってならないんですよね。タイヤとペダルが常にセットなんです。タイヤがまわればペダルもまわる、ペダルがまわればタイヤもまわる。

だから坂道なんかでシャーって下ったら、どんどんどんどんスピード上がるじゃないですか? タイヤもどんどんどんどん早くなる。そしたら、ペダルもどんどんどんどん早くなる。常に足をグルグルグルグルまわさないといけない。そういうギアなんです。

それが固定ギア。初めて固定ギア乗る人なんかはけっこうビックリするというか、怖い思いをすると思います。タイヤとペダルが常に一緒になって動く。これが固定ギアの魅力でもあるんですけど、乗るには慣れが必要なので、そのへんはちょっと注意してください。

一番ベストなのは、固定ギアとフリーギア、両方付いている自転車を買うのが一番いいかなと思います。

ギア比ってなに?

そんでもって最後、ギア比。ピストは普通のママチャリとかスポーツバイクと違ってギアが1個しかないんですよね。

例えば坂道を登ってて「ああ、重いよ」とギアを軽くして登るとか。あとは平坦な道でまっすぐ「よっしゃ、スピード出すぞ」ってやってもギア比が軽かったら、あんまりスピードが出ないんですよね。

このギア比って何なのかっていうのが、計算のしかたが。ちょっと待ってください。

これがチェーンリングというパーツです。こっちがコグっていうパーツです。この2種類を計算してギア比っていうのが出てくるんですね。

どうやって計算するかというと、ここに歯が付いてるのが見えますでしょ? ここの数、1、2、3、4、5って数えます。ちなみにこいつは47個、歯が付いています。

もう1個のこっち。このコグって呼ばれる小さい方のパーツですね。こっちにも歯が付いてます。この歯も1個1個数える。1、2、3、4って。ちなみにこれは17個だっけな? 歯が付いてます(注:正しくは18個)。

でっかいほうの歯と、小さいほうの歯の数。このでっかい方割る、小さい方で計算するとギア比っていうのが出てきます。

ギア比というのは、ペダルをぐるっと1周した時にタイヤが何周まわるかっていう数字です。ちなみに僕のやつは「2.61111」、だいたい2.6なんです。なんで、ペダルをぐるっと1周まわすとタイヤがだいたい2回と半分ちょっとまわる計算になります。これが、ギア比っていうやつですね。

この数字が例えば3だったら、1回ペダルをまわせば3回タイヤがまわるんですね。なので、ペダルはちょっと重いけど、そのかわり、スピードはいっぱい出ますよってかんじですね。1回まわすと3回もまわって。

例えばこれが2だったら。このギア比が2だったら、1回まわしてピッタリ2回まわることになります。なので、ギアはすごく軽い。加速がビュンビュンビュンビュンいくけど、そのかわりスピードはぜんぜん出ません。そんなかんじです。

おすすめのギア比はこれ!

ちょっとマニアックな話になってしまいましたけど、ギア比っていうのはそういうことなんです。ふだんだったら、僕はだいたい2.5から2.8、そのくらいがちょうど良いかなって思います。

ちなみに僕は2.6です。2.6だと、僕の場合はマックスまで走るとだいたい30キロくらい。ふだんはだいたい25キロとかそれくらいで走ってます。加速もするし、ちょうど良いギア比だと僕は思ってるんで。それぐらいが目安かなと思ってます。

はい、それではどうだったでしょうか? ピストを買う上での注意点。ちょこちょこと話しました。ちょっと悲観的なことも言いましたけど、それ以上にピストってのはすごい良い、楽しい乗り物なので、ピストは悪いとかそういうことは一切ないので。

もし、「ピスト良いなと」思ってる人がいれば参考にしてみてください。こういったマニアックな話、少ししましたけど、こういう知識をちょっと入れておくだけで自転車選びも楽しくなってくると思うので、自分の自転車選びの際には、ちょっと参考にしてみてください。

じゃあ、今日はこんなかんじです。じゃあね、バイバイ。