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そして、DMM社長交代の瞬間へ–亀山氏「インターネットはやっぱりわからない」

そして、DMM社長交代の瞬間へ–亀山氏「インターネットはやっぱりわからない」

2016年12月7日に開催された「IVS 2016 Fall Kyoto」のなかで、自己資本で事業を成長させ、成功してきた経営者たちによる「自己資本経営論(外部資本なんてイラナイ?)」が行われました。登壇者はピクシブの片桐氏とビィ・フォアードの山川氏、ブラケットの光本氏。モデレーターは、DMM.comの亀山氏。自己資本経営とはいえ、事業の成長とともに舞い込んでくる資金調達の誘い。自己資本経営者らはなぜ断ったのか。また、セッション終了間近では、DMM・亀山氏から突然の発表がありました。

シリーズ
IVS(Infinity Ventures Summit) > IVS 2016 Fall Kyoto > 自己資本経営論(外部資本なんてイラナイ?)
2016年12月7日のログ
スピーカー
ピクシブ株式会社 代表取締役社長 片桐孝憲 氏
株式会社ビィ・フォアード 代表取締役 山川博功 氏
株式会社ブラケット 代表取締役 光本勇介 氏

【モデレーター】
株式会社DMM.com 取締役会長 亀山敬司 氏

※肩書はすべて2016年12月6日当時のもの

共同創業者が揉めたら、喧嘩するか離れるしかない

亀山敬司氏(以下、亀山) あと何分くらいあります? ……あと10分。どうしようかな。じゃあ、質問を1〜2つ、受けますか。質問のある人? みんなビビって、突っ込まれたくないって感じだね(笑)。VCだけど俺に物申したいとか、俺とアフリカへ行こうという人もいないの(笑)? 質問者1 台湾でアクセラレーターとファンドを運営している者です。指名されたので。 我々の経験でただ1つ、VCが役に立つところは、共同創業者がお互いに喧嘩したときに、私たちが入ってなんとかなるという経験があります。そういう経験はあるかどうか? 亀山 なるほど。共同創業者、いた? 山川博功氏(以下、山川) 僕、います。 亀山 あ、いた。 山川 僕の場合、40パーセントは自分の商売の師匠に持ってもらってます。まったくもう口きいてないですけど。あの、喧嘩じゃなく、ただ接点がないだけで。なにも口出さないです。 亀山 なるほどね。だいたい友達というか、創業者が2人いたら揉めるよね。揉めているのを、いっぱい見てきたからさ。とにかく、揉めたら喧嘩するか、離れるかしかないね。 でも、VCが間に入るとは、どういうこと? VCが仲裁に入るのかな。仲裁に入っても、どうせ無駄だよね。 (会場笑) どっちに付くかしかないじゃない? どこかのイベントでさえ分離している時代だからさ。なにがあるかわかんないよ、そのへんはね(笑)。 (会場笑)

言いたいことを言えなくなるのが、一番辛い

ほかにありますか? あと1つ。 質問者2 例えば、サービスが少し伸びて数字が見えてきて、でもまだ黒字と赤字のスレスレというとき。周りのエンジェルやVCさんから「どう?」と話が、みなさんにもきっとあったと思うんですけれど。 そういうお話があったとき、やらなかったと思うんですよね。そのとき、なぜ断ったのかを知りたいです。 亀山 そういう誘惑あった? 山川 僕はいっぱいありました。 00045_37_2230695 亀山 いっぱいあった? どう? 山川 すごくくだらないことかと思うんですけど、僕がほかの方からお金を出してもらいたくないのは、僕のお金の使い方について触れてほしくないからです。僕は、従業員といっぱい飲みに行ったりするんですね。ありきたりですけど。あと、社員170人を連れて、海外旅行したり。ほかの人にお金を出してもらうと、行きづらいじゃないですか。 亀山 あぁ、そうだね。株主に対する責任が出ると大変だよね。これは一番重いかもね。上場会社は、やっぱりすごく社会的責任が重いし、トラブったらすぐに記者会見を開かなきゃいけないし。 (会場笑) けっこう、俺なんかだと許されるようなことが、許されないじゃん。例えば、こういう場でもポロっと失言しちゃったとする。そうすると、俺は絶対もう降ろされちゃうね。「代表を辞めてください」とか言われて。株主総会で吊るし上げくっちゃったりね。 そのへんで言うと、ラクっちゃラクだよね。発言に対して、最近ちょっと俺にはNGが出ているけどね(笑)。でも、上場企業に比べれば、けっこうラクにやっているね。やっぱり、言いたいことが言えなくなるのが、一番辛いかな。 たぶん、上場企業の社長は、みんな言いたいこといっぱいあるんだよね。「なんだ、これくらいいいじゃねぇか」とかさ。 あと、会社の重大事項があると、社員に伝えたいことがあるのに言えずじまいで。テレビをつけたら、「うちの会社の決算がこうなった」とか、「会社が倒産するのをテレビで知った」とかになるわけじゃない。 あれも、インサイダー情報を制御するために、そうなると思うんだよね。でも、本来社員に聞かさなきゃいけない話も言えなくて、テレビと同時にリリースしないといけないみたいになる、というのがあるかな。 だから、そうだね。なかなか非上場も大変だけど、上場も大変だね。という感じですかね!

…この流れで、DMM新社長に片桐氏就任を発表!

では、こういった流れの中で、ちょっと私から。DMMの個人的な問題なんですけどね。今の流れから関係ないんだけど(笑)。 このたびね、DMMの社長が変わります。どちらかと言うと会長の私のほうが中心で、インターネットを今まで見てきたわけなんですけども。まぁ、「やっぱりわからない」と。 今まで、ITをわからないなりにやってきたつもりなんだけどね。でも、これから先、新しいものを作っていこうと思うと、そろそろ自分もITの一線から離れようと思うわけです。「もともとITじゃないだろ」と言われると、そうなんだけど(笑)。 自分はどちらかと言うと、これからは、アフリカや、最近始めたアニメーション、あとはVRシアターみたいなものをやっていこうと思うんです。 そんな中で、やはりITからいろいろ出る新しいテクノロジーから生まれるアプリや、インターネットサービスが生まれるには、俺じゃ無理かなということで、新たな社長が就任いたします! これはね、すごい偶然なんだけどね、2、3ヶ月前に決まった話なんです。このIVSの登壇の話を受けたときには、そんな話はなかったのよ。2、3ヶ月前に「じゃあ社長やってくれよ!」と言いましたのが、ここにいらっしゃる片桐くんです! 00069_37_2230717 (会場どよめき) 片桐孝憲氏(以下、片桐) よろしくお願いします。 山川 おぉ! 光本勇介氏(以下、光本) すごい! 亀山 はい! 片桐くんから、DMM代表取締役就任のご挨拶です! (会場拍手) 片桐 DMM.comを世界一のテクノロジー企業にします! ……で、いいんですよね(笑)。 亀山 あはは! はい、拍手〜! (会場拍手) 亀山 はい、じゃあ写真を撮ります〜。はい、オッケーです。この写真ならオッケーです。 00074_37_2230722 (写真撮影中) はい、おわり。撮影、おしまーい。 今後ね、いろんなことをやってってもらうわけです。とりあえず、先ほど言ったようにね、うちは上場していません。ちなみに、ピクシブを買収したわけではありません。ピクシブの代表をほかに譲ってもらって、当社の代表をやってもらうことになっています。 片桐 ピクシブは、現在、執行役員をやっている伊藤(浩樹)というのがいるんですけど、彼がpixivの社長になって、現在の取締役の永田(寛哲)が会長になります。新しい体制で、ピクシブは別々にやっていきます。 僕だけがDMMの仕事をやっていくというかたちになります。よろしくお願いします。 (会場拍手)

「VCは素晴らしいし、スタートアップも素晴らしい」

亀山 ということで、がんばって、踏ん張って、ニケシュのようにならないようにしようと思います!(笑)。 俺がみんなと会って話したり、プレゼンを受けたりしても「よくわからんな」と言っていたと思うんだけど、今後はそこの権限を変えたほうがラクだという結論に達しました。 ということなので、これからのプレゼンや買収、投資、いろんなものあると思いますけども、すべて彼のほうに持っていってもらえれば、全部通ります! 予算はいっぱい持ってますから。 (会場笑) VCの方はあんまり関係ないから、とくに用事はないんですけど(笑)。 (会場笑) ただ、VCの人もね、今からやっていたら、売りたい案件が出ると思うんでね。なかなか上場はできないけど、技術は持っている。「もうちょっと投資をしたら、これから先、この案件伸びると思うんですよ」という案件は、どしどし持ってきていただけたらいいかなと思っています。 売り場としては、最適な会社でございます。その後は、責任を持って、彼らを育てて、サービスを立ち上げて、大きいものにしますよね? どうでしょう、片桐さん! 片桐 今、亀山さんが言った通りに、なります(笑)。 00019_37_2230671 亀山 とにかく、俺よりもインターネットにくわしいので、今まで俺に通じなかった会話ができます。俺は「興味ない」と空を見ながら聞いていましたが、彼は真剣に聞いてくれると思います。 話は脱線しましたけれども、VCは素晴らしいし、スタートアップも素晴らしい。DMMも今後はそこに負けないように、非上場ながらもがんばっていきたいと思いますので、みなさん、ご指導ご鞭撻ご協力をお願いいたします。 ということで、ぜんぜん趣旨と関係ないところで、終わります! はい、どうも〜。すみません〜。どうも〜。よろしくお願いしま〜す。 (会場拍手)

  

【主催】インフィニティ・ベンチャーズLLP

インフィニティ・ベンチャーズ・サミット(IVS)はインターネット業界の経営者同士が高い視座を交流し合う目的で2007年からスタートし、現在は国内最大級のインターネット業界経営者のコミュニティとなりました。新サービスを6分間でプレゼンし競い合う、スタートアップの登竜門「Launch Pad」に加え、様々な試練を乗り越えた経験者が次世代の経営者らに語り次ぐ場「IVS DOJO」などを通し、IVSはこれからの産業を担うリーダー達のコミュニティ形成と起業家の育成・啓蒙を提供する真のベンチャー・プラットフォームを目指しています。

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