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あなたは大丈夫? 投資家が陥りやすい2つの危険な落とし穴

あなたは大丈夫? 投資家が陥りやすい2つの危険な落とし穴

株式予報チャンネルでは、Yahoo!ファイナンス株価予想達人の中原良太が、初心者でもわかりやすい株式投資のコツをお届けします。第18回目のテーマは「8割のトレーダーが陥る2つの落とし穴」です。中原氏が、株式投資で陥りやすい2つの落とし穴について紹介しました

シリーズ
株式予報チャンネル > 【#0018】8割のトレーダーが陥る2つの落とし穴
2016年4月25日のログ
スピーカー
株式予報チャンネル 中原良太 氏
参照動画
株式予報チャンネル【#0018】8割のトレーダーが陥る2つの落とし穴

8割のトレーダーが陥る2つの落とし穴

中原良太氏(以下、中原) こんにちは。株式予報の中原良太です。 今回、「8割のトレーダーが陥る2つの落とし穴」、こちらのテーマで、実際に株式投資でトレーダーとして利益を出すための秘訣・スキルについて、あるいは株式投資の初心者が陥りがちな代表的な失敗例をご紹介していきます。 024 なぜこんな話をするかというと、そもそも株式投資で勝てる投資家というのは相場のなかでたったの2割しかいないんですね。たったの2割しかいない。そんな中でも正しい知識を身につけて、厳しい世界で利益を出せるようになるためには、たくさんの落とし穴があるんですね。 私たちは成功するために、株式トレーダーとして利益を出すために、必要な知識を備えておかなければいけない一方で、知識を備えたところで、落とし穴にはまってしまったら、利益は出せないんですね。知識があろうがなかろうが落とし穴にはまってる方はたくさんいます。 一番損を出してしまう理由、あるいは、投資家として利益を出せない代表例というのがあるんですね。この代表例を知っておくことで、事前に失敗を防ぐことができる、払わなくていい時間を払わないで済む、お金を払わないで済むようになるので、非常に節約になる内容だと思います。 実際にこのような通し穴にはまっている投資家は非常に多いです。株式投資を始めて10年経とうが20年経とうが、この落とし穴から抜け出せない方はたくさんいらっしゃるんですね。 でも、逆にこの落とし穴の存在を知っていて、しっかりと抜け出すことができれば、たとえあなたの投資経歴が半年しかなくても、あるいは3ヶ月しかなくても、そこそこ利益を出せるようになると私は考えています。 ということで、今回の目的としては、「株式トレード初心者が陥る2つの最悪の落とし穴について理解する」という目的でお話ししていきたいと思います。 258 実はこの講義には裏の目的もあって。落とし穴に落ちないのは、マイナスをゼロにするだけですよね。それだけじゃ話としてはつまらないと思いましたので、そこからさらに上に行くために、利益を出す投資家が持っている4つのスキルについても、あわせてご紹介していこうと思います。

投資家分析とはなにか?

実際に、内容に入っていきたいんですが、具体的なお話に本題に移る前に、まずは前回のおさらいということで、この基本となる、前提となる知識についておさらいしておきましょう。 350 前回のおさらい。すべての利益の源は「投資家分析」であると。私たちトレーダーは個人投資家の動きをすかさず感じとれるように、どんな時もチャートに気を配らなければならない、というお話を前回したと思います。 これはどういうことかというと、私たちトレーダーは、株を買って、株価が上がって、それを売ると。そういうことで利益を出そうをしているわけです。つまり、自分が株を買ったあとに株価が上がらなきゃいけないんですね。あるいは、株を売ったあとに株価が下がらなきゃいけないんですよ。 そう考えると、この株価を動かしている一番の要因はなにかと考えたときに、これを動かしている要因って、企業の業績とか、ニュースとか、あるいは決済の約定スピードとか、そういうものはまったく関係ないんですね。 じゃあ、なにが影響で株価って動いているのかというと、投資家の意思決定により決まるんですね。投資家が買いたいと思えば、株価は上がりますよね。逆に投資家が売りたいと思えば、株価が下がるんです。 だから、自分以外の投資家がどういうことを考えて、なにを理由に株を買うのか、なにを理由に株を売るのかということを知らないかぎり、キャピタルゲインは得ることはできない。このキャピタルゲインを得るためには「投資家分析」が必要だと考えています。 さらに、その投資家を知るためになにを分析しなければいけないかというと、我々が簡単にタダで見られるチャートですね。チャートにはすべての投資家の意思決定の記録が残っています。 いつに株を買う投資家がたくさんいたのか。いつに株を売る投資家がたくさんいたのか。どういうところでどれくらいの値動きがあったのか。どういうニュースがあったあとに、どういう動きがあったのかとか。 投資家の経歴は取引履歴ですよね。というのがすべて確認できるのが、唯一このチャートだけなんですね。これは誰かが恣意的に操作できるものではありませんので、いわゆる事実だけを集めた、すごい貴重なデータなんですね。 なので、私たちはこのチャートに気を配って、「投資家たちが今なにを考えているのか?」「どういうときに株を買いたくなるのか?」というのを想像しながら、あるいは分析しながら、株式投資をやっていく必要があります。 この概念を前回は図として表しました。 656 1つのお椀のなかにボールが3つ入っています。ボールのなかにはそれぞれ、「企業分析」「スピード」「情報」という3つのキーワードが書いてあります。器のなかに入ってる各ボールに入っているのは、あればうれしい情報です。別になくても問題ないんですね。 ただし、その代わり、一番下にある「投資家分析」というところ、この「投資家分析」という土台の部分はないと話にならない。投資家のことを知っていなければ、利益の出しようがない。一番大事な土台なんですね。 なぜかというと、意思決定をする最終意思決定者が投資家だから。株価を動かしているのは投資家だからなんですね。たとえ企業がすばらしい業績を公開したところで、決算がよかったとしても、投資家たちがそれを気にいらなければ、株価は下がります。どんなにユニークでおもしろい情報が発表されても、投資家がおもしろいと思わなければ、株価は上がらないんですね。 ということで、これらは上に乗っているのは、いわゆる見せかけの情報なんですね。下側にあるのが、言ってしまえば、一番大事な根幹となる情報です。

投資家の動きを知ることが大事

今の話をまとめると、株式投資には見せかけの活動というのと、一次的な本質的な活動というのが2種類あります。 830 多くの投資家が、こちらの見せかけの投資法・見せかけの活動ばかりに時間を割いてしまって、本質的なことを一切やらないんですね。 なんとなくニュースを見て「ああ、これいいな」って思って買ったり、なんとなく決算書見て「これがいいな」と思って買ったり、なんとなく「あのニュースが出たから今すぐ買わなきゃ」と思ってスピード重視で買ったり。 投資家っぽい、トレーダーっぽいことには時間をむちゃくちゃ割くんですけれども、実際に投資家として必要なスキルのために時間を割くことはない。分析に時間を割くことがないんですね。これ非常に大きな問題点なんですね。 この見せかけの活動ばかりにとらわれている方は、どういう状況に、どういう心情に陥るかというと、こういう考え方をするようになります。 940 「会社が倒産したらどうしよう?」「ネガティブな報道があるとまずい」「すでに織り込み済みなのではないか?」「スピードが遅すぎて、いまさら買っても利益にはならないんじゃないか?」ということですね。こういう考え方をしてきたら危険信号です。 これらは先ほどの1ページ前にご紹介した、こちらのページでの「情報」「企業分析」「スピード」、この3つに関する二次的な見せかけの情報でしかありません。ですので、これらが株価を決定する最大要因というわけではないんですね。これは二次的なものです。 もちろん会社が倒産したら株価は下がると思います。ですが、確実に下がるかどうかは投資家が決めることです。もしかすると仕手株化して、ものすごいグンッと株価が上がるかもしれない。「いや、この会社は復活するぞ」と投資家が判断すれば、株価は下がらないでしょう。 このように、投資家が最終的にどう判断するのかに関係ないもので、「倒産したらどうしよう?」「ネガティブな報道があるとまずい」「すでに織り込み済み。手遅れなんじゃないか」ということを考えているようでは、見せかけの活動しかしていないことになって、なんの分析もできていないことになります。ですので、時間の無駄だと思います。 じゃあ本当に大事なのはなんなのかというと、この上の3つを気にするのではなくて、これらのイベントに対して投資家が実際にどう動くのかを知るのが一番大事なんですね。 1136 こればっかりは回数こなさないとわからないです。それこそ、暴落時に投資家がどう動いたとか。リーマンショックの時には相場が大荒れしていて、その時に投資家たちはどういうふうに動いたのか。利益確定を先回しにしたのか、損切りを先回しにしたのか。あるいは、下落している株は次々に買われていったのか、それともみんな怖くなって手控えてしまったのか、とか。 こういうのは、投資家が実際に動いたかどうかを調べないとわからないんですね。予想するものでもないですし。この点についてあらかじめ知っておかないと、安心して投資することなんてできないです。 「倒産したらどうしよう?」「ネガティブな報道があるとまずい」「織り込み済みなのではないか?」。こんな不確定な要素ではなくて、その上で投資家はどう動くのか、株価が動く最終的な要因についてダイレクトに調べていくというのが一番大事なポイントです。 とは言うものの、おそらくどんな教科書とか、あるいは材料というかトレードスクールとか、そういった教室ではおそらく「こういう情報を見なさい」と教えています。 ほとんどのトレーダーは、投資家分析の重要性を誰も教えてくれません。教えてくれるとしたら、本当にごく一部の優秀なトレーダーだけだと思います。

投資家が陥ってしまう2タイプの落とし穴

こういうふうに間違った知識を得てしまうと、投資家はどういった落とし穴にはまってしまうのか。それをこれからお話ししていきます。投資家たちが投資かたちが陥ってしまう問題・落とし穴は、合計で2パターンあります。それがこちらの2パターンです。 1340 8割の投資家が落ちる問題。1つ目、「自己満足タイプ」。2つ目が、「頭でっかちタイプ」。この2つのパターンに該当することが非常に多いです。 1つ目は、原理原則を軽視してやりたいことをやってしまう投資家というのが続出します。つまり、ギャンブラーですね。 利益につながることを一切無視して、「自分はこの会社が気に入ったから買うんだ」とか、あるいは「今、株を買いたいから今買うんだ」と。「明日は気分じゃないから買わないけど、今日は気分だから買うんだ」と。なんの根拠もない投資を繰り返すタイプですね。原理原則を軽視してやりたいことをやってしまう。こういったタイプがいます。 次が、頭でっかちタイプ。こちらのタイプはなにをするかというと、実践を軽視します。勉強することあるいは分析することばかりを考えてしまって、ノウハウばかり集めるんですよ。 それで、結局、利益は出せないんですね。頭がよくなるだけで、利益は出せない。実利と伴っていないから、結局なんの役にも立たない。ということをやってしまう方が非常に多いです。どちらのタイプも非常に多い。 なので、なにがなんでもこの2つのタイプからは抜け出す必要があります。本当にあなたが利益を出したいトレーダーになりたいのであれば、この2つのパターンからは徹底的に遠ざからなきゃいけない。このタイプにならないように、自分自身を規律をもって正していかなきゃいけないんですね。

自己満足タイプ

では、それぞれのタイプ、なにが問題なのか、どうして問題なのかについて、それぞれ解説していきます。まず自己満足タイプから。 1533 自己満足タイプ、こういう方は原理原則を無視して、自分の気分でやりたいことをやるということをやるタイプの投資家・トレーダーです。 これはなにが問題なのかというと、株価が上がるかどうかを決めるのは、自分の決定権じゃないということに気づけないのが問題なんですね。 実際に株価を決めているのは周囲の投資家です。周りの投資家の気分によって株価というのは決まります。気分あるいは意思決定の結果ですね。周りの投資家、集合体、100人、200人、300人、1,000人、1万人、それぐらいたくさんの投資家たちの意思決定の結果が株価に反映されるわけです。 やりたいことをやるというのと、周りの投資家たちの動きに合わせる、天と地ほどの差がありますよね。自分のやりたいようにやったところで、自分の思いどおりに株価は、絶対に動くことはありません。 なので、そう勘違いしてるうちは、利益を出せるようにはならないんですね。むしろ、ギャンブルと一緒ですので、たとえ利益を出して、着々とラッキーが重なって利益を出せる時期もあるでしょうが、いつかすべてを吹き飛ばして元どおりに戻ります。 なぜなら、株価が決定する要因を自分だと思い込んでいるから。自分には決定権限がないと気付いていないからなんですね。ギャンブラータイプ、自己満足タイプというのは、こういうタイプのことを指しています。

頭でっかちタイプ

もう1つ目が、頭でっかちタイプです。こういった方は実践を軽視します。つまり、なんとなく分析をすることは好きなんです。 1724 数字を見るとか、あるいはニュースを読む、新聞を読む、決算書を読む、チャートを読む、統計的に解析する、Excelを使って解析してみるってことをいろいろする力がある。数字が大好き。そういう方が多いんですけれども、実践しない。 どんなに時間をかけて分析したとしても、それが利益につながるかどうかは、トレードしなければわからないんですね。実利を得るためには、分析よりも実運用の成績を重んじる必要があるということで。 実践を伴わないただの分析家、アナリストタイプ、頭でっかちタイプという方が、とくに学歴の高い方とかでは多い印象を受けます。こういう方は実践を無視するので、たとえ分析結果のいい株を見つけることができたとしても、それが実利を得ているかどうか、こちらを軽視するんですね。リターンが大きかろうが小さかろうが、気にしないんですよ。 本当に大事なのはここにもかかわらず、自分の分析がいかに緻密で凝ったものなのか、こちらにばかり注力してしまって、実運用の成績を重んじないという問題があります。 これは私が過去に陥った問題でした。これ非常に難しいんですけれども、ただ考え方をガラッと変えるしかないんですね。 こういうタイプは数字の分析ばかりしていて、頭でっかちで自分のやりたいように分析だけはします。ただ、実運用の結果が伴わないタイプなんですね。現実的に考えていない。机上の空論ばかり追い求めてしまうというのが、この頭でっかちタイプです。

投資家分析は、自ら開拓すべき

こういうふうに2つの問題があるんですね。2つの落とし穴がありますと。こういう落とし穴に陥ってしまう方が非常に多いです。非常に多い。 2つのタイプご紹介しました。1つ目が自己満足タイプと、もう1タイプが頭でっかちタイプ。なぜこんなに落とし穴にはまってしまう人が多いかというと、理由はシンプルです。誰も教えてくれないからなんですね。 2011 誰もこんな落とし穴があるなんて教えてくれないんです。とくに原理原則に従うべきという、投資家分析の重要性は誰も教えてくれません。実践が大事という話も誰も教えてくれません。 「探すのが大事だ」とか「企業分析が大事だ」とか、そういう表面的なものを勧める人は非常に多いんですけれども、一番大事な根源である投資家分析の重要性を教えてくれない。あるいは、その実利を重要視する姿勢ですね。実践が大事だということは誰も教えてくれない。 そのせいで、今までご紹介した2つのパターンに、誤った情報源に踊らされてしまって、なかなか利益を出せないというトレーダーが後を絶たないんですね。これは非常に大きな問題だと思います。ただ、実際に今、誰も教えてくれないので、自分たちで開拓していくしかないんですね。 ここまで、投資家分析と投資の実践、この2つが非常に大事だというお話をしました。これは、落とし穴にはまったマイナスの状態からゼロに抜け出すためのすごい大事なポイントなんですね。 これ初級者・中級者・上級者関係ないです。もうどんなレベルの方でもこの落とし穴に陥る可能性があります。ですので、いつでも注意しておく必要があります。

  

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