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0銭? 満額? 逆日歩3日分? 制度信用取引に関するよくある質問

0銭? 満額? 逆日歩3日分? 制度信用取引に関するよくある質問

マネックス証券が運営するYouTube動画チャンネル「マネックスTV」では、日米株式市場の動向や投資・資産運用をサポートする情報をお届けします。今回は、日本証券金融のヤマモト氏によるセミナー「信用取引についてより深く知る!」の第3回を紹介します。

シリーズ
マネックスTV > 第3回 信用取引についてより深く知る!
2015年7月27日のログ
スピーカー
日本証券金融株式会社 ヤマモト 氏
参照動画
第3回 信用取引についてより深く知る!

0銭? 満額?

ヤマモト どうもみなさん、こんにちは。私は日本証券金融株式会社、貸借取引部のヤマモトと申します。今回は制度信用取引をより深く理解したい、そんな投資家のみなさまに向けて、逆日歩に焦点を絞って説明をさせていただきます。 今回はStep3というところで、逆日歩に関してよく受ける質問について、説明をまとめました。まず、最初のよくある疑問、質問でございますが、「0銭、満額とはいったいどういうものなのか?」というような質問です。 041 0銭というのは、なんとなくイメージがつきやすいかと思います。その1、その2でも説明いたしましたが、品貸入札というのは、原則0銭からその銘柄の最高料率までの間で、証券会社、そして、生損保等の機関投資家から応札を受けて、逆日歩を決めるというところでございました。この品貸入札で、すべての必要な株数、それを0銭で調達できてしまうということになりますと、逆日歩は0銭ということになるわけです。 ここでは左の図をご覧ください。0銭となる例を挙げております。この例では、貸株超過が5万株、日証金が集めなければいけない株数は5万株でしたが、それについて、品貸の応札で0銭で5万株貸すというような応札がありましたので、0銭ですべての必要な株数を調達できるということになります。こういったケースでは0銭ということになります。 一方で、「満額とはいったいどういうものなのか?」こちらについても説明をしたいと思います。貸株超過分については、品貸入札で株式を調達するというところで説明してきましたが、日証金では同時に、貸借取引の追加の申込みというのも受け付けております。 この追加の申込みで、この貸株超過、これが解消するということになりますと、追加申込みによって品貸入札は行われずに、逆日歩は発生しないということになります。この状態を満額と言っております。 満額の例として、右の図をご覧ください。ここでも、貸株超過は最初の段階では5万株でしたが、その後、追加の申告を受けまして、融資残高が5万株から5万株増えて、合計10万株となりましたので、このケースでは満額となっております。 0銭、満額ともに、表現は違いますけども、逆日歩の負担はないというところは、ぜひ覚えておいていただければと思います。

なぜ0銭は多いのか?

また、実際に0銭、そして、満額になってしまう銘柄というのは、けっこう多くあります。例えば、2014年では1日あたり約200銘柄が0銭、または、満額ということになっておりました。こういったケースは、実は背景としてはこのようなことが考えられます。下の図をご覧ください。 314 制度信用の段階では買長となっておりますが、日証金の貸借残高を見ますと、貸株超過とになっております。この背景としては、証券会社が信用買いに伴う資金調達を日証金からしていない場合、このようなケースが発生することがあります。 こういったケースで、品貸入札の結果、逆日歩が発生してしまうということになりますと、その証券会社にとってみれば、信用買いを行っている投資家に対して、逆日歩を自社で負担しなければいけないということになりますので、それを回避するためにその証券会社は品貸で0銭入札、もしくは、追加の申込みを行うということになります。こういったことを背景にして、結果的に0銭、そして、満額となる銘柄が多いということが言えるのです。 このように、理論的にはこのようになるということが言えるのですけども、実際に決まる逆日歩というのは、すべて品貸入札で行われますので、逆日歩が発生するかどうかというのは、日々の入札の結果でございます。また、信用取引の残高も基本的には週に1回の発表ということでございますので、その時々の正確な数字がわからないということにもご注意ください。

逆日歩3日分とは?

次によくある質問としましては、逆日歩3日分ということについてです。ここでは、2つのケースを考えてみたいと思います。 519 上段のケース1が、逆日歩が1日分のケースです。そして、下段のケース2が、逆日歩が3日分かかってしまう例でございます。どちらも約定日段階では1日分しか売り建ててないんですが、逆日歩の計算というのは、決済日ベースで考える必要があるというところです。 株の決済日というのは、約定日から3日後に行われます。「T+3」とも言われますけども、例えばケース1では、2日に売り建てて3日に返済しております。決済日ベースで見ますと、実際に株券を借りているのは、その3日後の「5日の木曜日」ということになります。 ケース2では、3日に売り建てて4日に返済。決済日ベースで見ますと、6日金曜日に借入れて、9日月曜日に返済ということになりますんで、6日・7日・8日、結果的には3日分、株式を借りることになります。そういったところから、逆日歩が3日分かかるということになります。 このように、逆日歩は決済日ベースで考える必要があります。とくに年末年始、そして、連休、こういった前には注意が必要です。

まとめ

それでは、よくある質問をまとめたいと思います。 706 逆日歩は、0銭で決まるということがあります。とくに、制度信用取引残高が買長となっている場合などに、よく見られる傾向です。貸株超過が、貸借申込の追加申込で解消した場合、それは満額となり、逆日歩はかかりません。また、逆日歩は決済日ベースで計算をする必要があります。決済日ベースで休日をはさむと、逆日歩が複数日かかるということになります。 いよいよ、ここまで来れば、逆日歩の理解がだいぶ深まってきたのではないでしょうか? それでは、「信用取引についてより深く知る! Step3 よくある質問」を終わりたいと思います。ご視聴ありがとうございました。

  

kabushiki

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