手塚治虫は二次オタの元祖
乙君氏(以下、乙君):手塚先生自体は、奥さんいて。
大井昌和氏(以下、大井):いましたけど。
乙君:なんかそういう女遊びとかはやってたんですか?
大井:あの人そんなことしない。だって、「結婚生活30年で、全部通算したら3年ぐらいしか帰ってきてないわ」って奥さんが言ってましたよ。
乙君:えー。
大井:あの人は漫画描くのが……。
乙君:じゃあ、もうそのコンテンツのなかに全部自分のリビドーを込めたっていう?
大井:だから、これに性欲を感じてたんですよ。こいつとやってたんです。頭のなかでずっと。
乙君:(笑)。
大井:そんな愛人とか作る理由がないわけです。
山田玲司氏(以下、山田):ピノコってブラックジャックが作ってんじゃん。
大井:そう。あれですよ。
山田:あれがそう。
大井:手塚はああいうことやってたわけです。
山田:そう。「あたちがついちぇう」って言って。描いてるキャラクターがそう。
大井:「そうか。じゃあ俺また漫画描くわ」って。
山田:そうそう。「すごい手さばきだ」とかいって、ペン入れするわけだよ。周りが驚くんだよ。「神のようだ」。
しみちゃん:(笑)。
山田:それが治虫。
大井:そうそう。
大井:だから愛人とかは、まったく興味ないわけです。
山田:まあ愛人、「あえていえばアニメが愛人」って言ってました。
大井:そうそう。だからこいつはまた二次オタの元祖でもあるわけです。
アメリカ人Twitterにもアニメアイコンが増えている
乙君:ああ、なるほどね。じゃあ、今の現代日本の……。
大井:すべて手塚治虫です。
乙君:ほ~。
大井:そうそう。だから俺たちは手塚治虫の子供なんです。
山田:そう。
乙君:ほ~。
山田:なんでノーベル賞やらないんだろうなー。
大井:本当ですよ。
乙君:ノーベル何賞なんですか? それ。
大井:平和賞ですよ。
乙君:平和賞か!(笑)。あ、そっか。
山田:平和賞ですよ。そう。
乙君:ははぁ。
大井:今、世界中で二次元オタができてきてるんです。二次オタがすげえ増えてる。
山田:平和ですよ。
大井:アニメアイコンみたいなTwitter。あれアメリカ人にすげー増えてきてるらしいです。
乙君:へー。
大井:これがなんでかという。
乙君:なんでなんですか?
大井:有料枠で言いますか?
(一同笑)
山田:いいね! すばらしい。聞きたいね!
次週は「なぜアートを題材にした漫画は売れないのか?」
乙君:今日はレンジも広いし、話もあれだし、ちょっともう……。
山田:俺1人でやらなくていいからすげー楽。
(一同笑)
山田:すごい楽しい(笑)。
大井:僕、こういう話を聞いてくれて、理解できてくれてる人がいるのがすごいうれしんです。
山田:お互いに助け合ってるね(笑)。
大井:うれしいです。
山田:それでは、じゃあ限定のほうにいきますか。
乙君:はい。その前に来週のお知らせから。来週は11月の2日、水曜日、我々はここを飛び出しまして、ギャラリー明神下というところで3日からヤンサン美術部が始まるんですけど、その前にプレということで、パーティ的な感じでワイワイ生放送をしたいなと。ギャラリーから。
もちろん玲司さんの絵もありますし、アッコ先生の絵もたぶん間に合うと思います(笑)。まあ、いろんな人の絵があって、ちょっと紹介したりして。
山田:うん。
乙君:で、あれですよね、「なぜアートを題材にした漫画は売れないのか?」っていうのを(笑)。
大井:(笑)。
山田:アートを題材にした漫画で外した山田玲司がお送りする……。
(一同笑)
山田:「アートを題材にするとなぜ漫画が当たらないか?」特集。お楽しみに!
大井:難しい。
山田:(コメントにて)「アリエネ好きでした」泣くよ。本当に。ありがとう。
乙君:ということでよろしくお願いします。来月の公式放送もありますし、スペシャルゲストも。はじめていらっしゃる方もいらっしゃるので、ぜひお楽しみにしててください。
大井氏もニコ生を配信
そして、大井先生もニコ生やっていらっしゃいます。
大井:ああ、ありがとうございます。
乙君:そちらのほうも。もうとにかくいろんなことを知っていらっしゃいますし。
大井:僕の番組は1人でしゃべってますからね。こんな明るくならないですよね。
(一同笑)
大井:「あれは最悪だよ」みたいなことをぶつくさ言ってるだけです(笑)。
(一同笑)
乙君:玲司さんもまたね、いつかお邪魔……。
山田:ああ、それいいね。
大井:マジですか? そうやっていただければ本当にもう。
山田:もちろんです。
乙君:こんなに相性いいとは思わなかった(笑)。
山田:もちろん、すごい話ありがとうございます。
大井:ありがとうございます。
山田:ぜひぜひ。
乙君:ということで、大井先生のニコ生もぜひご覧になっていただいて。
大井:よろしくお願いします。
山田:はいはーい。
ナウシカがヤバイ
乙君:後半はいよいよお送りします。「誰が一番エロいんだ選手権!」をやりますので、こういう方とか……。
山田:あ、あと、エヴァンゲリオン。
乙君:そう、「君エヴァ」第6話。ついにね。
山田:ヤシマ作戦(笑)。
乙君:ヤシマ作戦が。
山田:ヤシマやばかったので、ヤシマの話ちょっとします。
乙君:ヤシマやばかったでしょう?
山田:やばかったです。
乙君:ということで、盛りだくさんの山田玲司のヤングサンデー、エロス回です。後半に続きます。では、チャオ!
山田:チャオ!
山田:ヤシマ作戦、やっぱりゴジゴジしてましたね。
大井:(笑)。
乙君:ゴジゴジ?
大井:逆なんですけどね。エヴァエヴァしてたんですけど。
山田:あれ、わざわざエヴァがこうやって持たなきゃいけないのがよくわからない。
(一同笑)
大井:今、日本で初見でエヴァを語れるっていうのは山田先生だけですからね。
(一同笑)
山田:俺はね、これですよ。ハヤオMしかないですよ。
乙君:えー!
山田:ハヤオMはAVですよ。あれは。
大井:うんうん。
山田:とくにナウシカがヤバイ。要するに腐海っていうのはなにかっていうと、独身男性の部屋ですよ。
大井:(笑)。
山田:そこに少女が迷い込んだ話です。あれ。王蟲みたいなものは恐怖の対象としてますけれども、あれはもうフロイト的に言ったら、もう確実にかなまら祭りィなわけですよ。
大井:(笑)。
山田:だから、そのかなまらを少女が受け止めてる時点で、もう「イエーイ!」「ハヤオ、最高!」。
(一同笑)
「ハヤオ超カッコイイ!」。
大井:うまいですね。
(一同笑)。
山田:うわー、やばい!
大井:普通のおばちゃんのたるんだ体を美だとして描いてある。普通の女が美しい。
乙君:あのね、さっきから聞いてたら、もう理屈ばっかり。
(一同笑)
乙君:めちゃくちゃかわいい美少女が……。
山田:コメントで「賛同」ってすげーじゃないですか。
(一同笑)。
乙君:女の子のパンツを見たことがないんですよ。
だからエロ本買うにもお金もいるし、だけどジャンプに載ってて、リアルよりもリアルな。もうスーパーリアリズムですよ。これは。
学術的に桂正和がエロいんじゃなくて、もうエロいんです。