誰でもオシャレになれるコーディネート術

ユウキ氏:こんにちは。オシャレ予備校です。今日は色合わせについてお話ししようと思います。オシャレに慣れないうちはモノトーン+1色を心がけるといいというふうにオシャレの教科書では書いています。

でもチャット相談を受けていると「モノトーン+1色で本当にコーディネートができるのか不安です」というような質問をよく受けます。しかしオシャレの上級者やファッションデザイナーは実はモノトーン+1色のコーディネートが非常に多いです。

それどころかモノトーンだけでコーディネートするデザイナーも非常に多いです。私はクリスヴァンアッシュというデザイナーがけっこう好きなんですけれども、彼もモノトーンだけでコーディネートすることが多いです。

今日はモノトーン+1色の前に、モノトーンだけでコーディネートするにはどうすればいいのかをお話ししたいと思います。

モノトーンでコーディネートを作ろうとした時に失敗しがちなのが、上はテーラードジャケットを着て、インナーにシャツ、ボトムが黒のスキニーパンツと黒のドレスシューズで合わせているんですけれども、ドレスアイテムばかりになってしまって、しかも色合いがモノトーンなのでドレスに寄りすぎてしまうというような失敗です。

実はオシャレの初心者ってカジュアルに寄りがちなんですけれども、オシャレの中級者になってくると今度はその逆でドレス寄りになってしまうんですね。

オシャレのポイントはドレスとカジュアルのバランスを7:3にすることでした。モノトーンの状態で7:3にするのはどうしたらいいのかというと答えは簡単で、カジュアルアイテムを足してやればいいわけです。

どのようにしてカジュアルアイテムを足すのかというと、例えばこのテーラードジャケットを変えます。

テーラードジャケットからカジュアル要素の強い黒のMA-1に変えてきました。こうしてあげることによってカジュアル要素が追加されて、ドレスとカジュアルのバランスが7:3に取れるということです。

続いて他のパターンも見てみましょう。

着替えてきました。カーディガンってけっこうドレス要素のアイテムなんですけれども、色をモノトーンの中でもグレーを使ってあげることによってカジュアルな雰囲気を出します。そしてインナーのTシャツは実は白なんですがロング丈になってます。ロング丈はゆったりとした印象を与えるのでこういうところでもカジュアルな印象を与えるという例です。

続いてはカジュアルアイテムの代表的なアイテムにパーカーがあります。パーカーも黒にしてあげるとドレスな雰囲気になるんですね。

こういうふうに全身をドレスにしてあげるとドレスとカジュアルのバランスがかなり取りやすくなります。まだカジュアルな要素が強いので、

こういうふうにクラッチバッグを足してあげると更にドレスとカジュアルのバランスが取りやすくなるというわけです。

続いては黒のロング丈のTシャツを着てきました。このままだと全身黒で面白みのないコーディネートになってしまいますが、ここに白のロング丈のインナーをちょっと出してあげるだけでも印象がかなり変わってモノトーンのコーディネートが作りやすくなってきます。

また、かんたんにできるアレンジとしては先ほどのカーディガンを腰に巻いてあげたり、こんなふうに肩からかけてあげるだけでもアクセントになるのでお勧めのコーデです。

実はモノトーンのコーデにはいいところがあって、カジュアルなアイテムを持ってきたとしてもモノトーンの色合いにしてあげることでバランスが取りやすくなるということと、冬になってくるとこの上からアウターを羽織るだけでコーディネートが完成します。

これは工場のサンプルなんでタグが付いていますが、キャメルのチェスターコートです。

トップスとボトムでモノトーンだけなので上にはどんな色のアウターを持ってきたとしてもモノトーン+1色になるというわけです。

こんな感じでカーキのモッズコートを合わせた場合でもモノトーン+1色のコーディネートになるので簡単にバランスが取れてしまうというわけです。こんなふうにモノトーンの色合いを意識してあげるだけでかなりコーディネートしやすくなります。またモノトーン+1色のコーディネートも作りやすくなるのでぜひ試してみてください。

こんなふうにコーディネートの動画を毎日アップしています。ご視聴ありがとうございました。