着実に利益を出し続ける2つのポイント

中原良太氏(以下、中原):こんにちは。株式予報の中原良太です。今回は「着実に利益を出し続ける2つのポイント」というテーマでお話ししていきたいと思います。

本題に入る前に、見ていただきたい資料をご紹介したいと思います。

まず、「【再現性】一流の投資家から学べ!」と「リサーチ」というブログの記事です。あとは、私が以前配信した「稼ぎ続ける投資家になる」という動画セミナーです。

この3つは、今回お話しする内容に非常に関連している内容ですし、投資家としての心構えを培っていくうえで、非常に役立つ内容が詰まっていますので、ぜひ参照していただければと思います。

利益を増やす秘訣と再現性の確認方法

この講義の目的は、「利益を増やす秘訣と再現性の確認方法を理解する」という内容で、お話していくのはこの3つです。

1つ目は、「再現性」という言葉について、おさらいとしてお話していきます。

その次に、株式投資をするにあたって、自分の弱点をどうやって知っていけばいいのかというお話です。

あとは、自分がこれから利益を出すために、どのような利益の源泉があるのかというお話です。

この3つのポイントを知っていただくことで、着実に利益の出せる、投資家としてのエッセンスをご理解いただけると思います。ぜひ最後までご覧いただければと思います。

再現性とは何か?

一番最初に復習として、「再現性とは何か?」というポイントについてお話していきます。

再現性とは、今まで起こったことが、もう1回起こるときの起こりやすさを示しています。

例えば、いつも出勤しているときに乗っている電車やバスを思い浮かべてください。

もしあなたが満員電車や満員バスに乗っているとしたら、明日も満員である可能性が非常に高いと思いませんか? こういったものを、「再現性が高い事象」と言います。

ざっくり言うとこんな感じで、再現性が高いということは、何度も繰り返し起こるということ。逆に、再現性が低いということは、1回起きたらそこで終わり。「1回性が高い」とも言いますが、「再現しづらい」と言うことができます。

株式投資で利益を繰り返し出していくためには、何度も利益を出す必要があります。逆に、繰り返される損をストップする必要があります。もう1回言うと、利益を繰り返して、損をストップすることが非常に大事になってきます。

利益を出すことと損をストップすること

ということで、「利益を出し続けるための2つのポイント」。前提条件として、何度も利益を出すためには、再現性が超重要です。

この再現性を知ったうえで、私たち個人投資家は何をしなければいけないかというと、この2点です。自分の弱点を知って、利益の源泉を知ると。

つまり、利益を出すときに再現性を使いまくるんですね。何度も利益を出すというサイクルを回して再現すると。

それで、自分の弱点を知って、損をしてしまう原因を特定して、ストップするということをやっていくんですね。

まず一番初めにご紹介したいのが、自分の弱点を知る、損をストップするというポイントです。なぜかというと、利益を出すことはみなさんけっこう研究されるんです。

「どんな株が大勝ちしやすいか?」とか、「成長を続けるか?」とか。この動画をご覧のあなたも、おそらく研究してるんじゃないかと思います。本を読んでも、利益を出しやすい株の探し方とか、そういう情報はあふれています。

ただ、「自分の弱点を見つけて、損するのをやめよう」と書かれている本は本当に少ないです。それで、「この損を減らす、利益を増やす、どっちが大事なの?」と聞かれたら、どちらも同じぐらい大事なんです。

同じぐらい大事なんですけど、利益を出せない投資家の方は、利益を出すことばかり考えて、損も垂れ流しているんです。どちらも垂れ流してしまうから、どんなに利益を出しても損として出ていってしまい、結果的に何も残らないということになってしまいます。

まずやらなきゃいけないのは、損をストップすることです。その上で、利益を積み増していくことが非常に大事なポイントになってきます。まずは自分の弱点を知っていくことから始めていきましょう。

まずは自分の弱点を知ること

では、自分の弱点を知るのが、どのように大事なのか? 先ほども言った通り、利益というのは、稼いだお金と失ったお金を合算した数字です。つまり、得られたお金が多ければ多いほど利益になりますし、損したお金が少なければ少ないほど利益は増えますよね。

ということで、利益を出したいのであれば、収益を増やして損失を減らすという、この2つのポイントを押さえるのが非常に大事です。

どんなに利益を増やしても、損も増えてしまっていたら1円も残りません。なので、自分の弱点を知ることは何よりも大事です。

よく例えるんですけど、バケツがありますと。あなたがバケツを持っていて、お母さんやお父さんに、「バケツに水をくんできてくれ」と頼まれたとします。

このときに、バケツに穴が空いてたら、いくら水をくんできても、穴からバーッと水が逃げてしまって貯まりませんよね。

これと同じように、株式投資でも損を垂れ流していたら、どんなに利益を入れても勝手に出ていってしまうので、利益を出したところでなんの意味もなくなってしまいます。

なので、利益を出せるようになる前に、まず出ていく穴をふさぐところから始めなきゃいけないということで、自分の弱点を知ることが非常に大事なポイントです。