デイトレーダーとして知っておきたい5つの心構え

中原良太氏(以下、中原):こんにちは。株式予報の中原良太です。今回は「9割の投資家が間違えるデイトレの5つの心構え」というテーマでお話していきたいと思います。

参考情報として、ぜひ見ていただきたいものが3つあります。

まず1つ目が、「デイトレで稼ぐコツ」。こちらは前回ご紹介した動画セミナーの内容です。

次は「デイトレーダーが資金効率を倍に引き上げる方法を思いついた」というブログの記事です。

最後は「本当に実力のある投資家はデイトレはやらない?」というデイトレードに関する落とし穴をご紹介した記事ですので、併せて読んでいただければと思います。本格的にデイトレをやりたいという方はこの記事を読んでおかないと危ないです。

今回の動画セミナーの目的は、デイトレーダーが必ず知っておくべきポイントを5つご理解いただくことです。

その中でも、デイトレに関するよくある勘違いなどご紹介していきたいと思っています。

具体的に何を話すかというと、まず一番最初に復習として、「そもそもデイトレードとは何なのか?」というところをご紹介していきます。

それで復習が終わったところで、デイトレーダーとして知っておきたい5つの心構えをご紹介していきたいと思っていますので、ぜひ最後までご覧いただければと思います。

デイトレードの定義

さっそく本題にいきましょう。「デイトレードとは何か?」というと、私はこのように定義しています。朝買って、夕方売る投資法ですと。1日の間で取引をすませる投資法のことを、デイトレと呼んでいます。

世間一般でよくある勘違いなんですが、デイトレードというのは一発ドカンの大勝ちを狙う投資法ではありません。

何度も申し上げていることですが、デイトレードというのは、小さな利益をコツコツと積み重ねていく投資法ですので、まずはここの点からご理解いただければと思います。

「デイトレは危険」は勘違い

デイトレでよくある勘違いの1つ目です。「デイトレは危険なんじゃないか?」と思っている投資家の方が非常に多いです。そもそもなぜ「危険だ」と思うかというと、たぶんドカンと稼ぐ投資法だと思っているからなんですね。

そんなことなくて、デイトレはぜんぜん危険じゃないです。これは非常に大きな勘違いなんですが、デイトレは安全です。

では、なぜ安全なのか? これを解説すると、保有期間が1日以内と非常に短いからです。1日のうちに動ける値幅というのは決まっていますよね。

例えば、明日までに自分が転んでしまう可能性。まあ1日普通に過ごしていれば、人って転ぶことはないんですよ。

ただ「自分が1年間の間に転んでしまう可能性はどうですか?」と聞かれたときに、1年間だったら何回か転ぶこともあるし、つまづくことだってあると思います。

株も同じで、長期投資になればなるほど、転ぶ可能性も大きくなってきます。値動きも大きくなるので、非常にリスクが大きくなってきます。

その点、デイトレードというのは、保有期間がたったの1日ですので、ほかのどんな投資法よりもリスクが小さいです。

まずこの1つ目のポイント、非常に重要なポイントなので、勘違いしていた方はパラダイムシフトしておきましょう。

初心者にデイトレがおすすめな理由

次、「デイトレって難しいんじゃないですか?」という勘違いをしてる方が非常に多い。これは間違いです。これは非常に重要なポイントで、デイトレはもっとも簡単な投資法なんですね。

少なくとも、世間の人から見れば、デイトレは難しいです。株式投資そのものが難しいんで。ただほかの投資法と比べると、デイトレはもっとも簡単なんじゃないかと思います。

なぜかというと、保有期間が1日以内と短いからなんですね。保有期間が短いということは、不確定要素が少ないということになります。

例えば、突発的なニュースが出るとか、その可能性は保有期間が短ければ短いほど抑えることができます。

簡単な例として、天気予報にはいろんな期間がありますが、明日の天気予報は統計的に調べてみると8割方当たるんですよ。

ただ、1週間後の天気予報となると、当たる確率で6〜7割ぐらい。グッと落ちてしまうんですね。

というように、近い未来のことは予想しやすくて、遠い未来のことは予想しづらい。これは当たり前のことなんですけど、デイトレでもその法則は適用できます。

ですので、初心者の方や自分の投資法の基盤を固めたいという方は、ぜひデイトレから始めてみるといいんじゃないかなと思います。

それで、デイトレでうまくいき始めたところで、別の投資法に切り替えていくと、スムーズに事が進めやすいと思っています。