「赤」にも違いがある

カリン・ユエン氏:みなさん、こんにちは。「Little Art Talks」へようこそ。私はカリンです。今日は色についてお話ししたいと思います。

まずは、赤色を思い描いてみてください。こんな感じの色を思い浮かべるかもしれませんね。

でも、おそらく違う赤を思い浮かべた方もいますよね。

ひと口に赤色と言っても、いろんな色がありますが、それぞれの違いをどのように説明したらよいのでしょうか? そこで今日は、用語をおさらいしながら考えていきましょう。

覚えておくと便利な「色の用語」たち

赤、青、黄色は3つの元となる色、原色です。

この3色を混ぜると、二次色ができます。

二次色を混ぜると、今度は三次色ができます。

これらの色は輪状の色相環で表すことができます。近くにある色同士は類似色、向かい合っている色は補色と言います。

補色を隣合わせに並べると、類似色同士を並べるより、さらに鋭い縁取り(ハード・エッジ)が表現されます。

純色の色相は、フルカラー(有彩色)で表わされ、白や黒を含んでいないものとされています。また、最も彩度の高い色でもあります。

彩度の高い色ほど、より鮮やかな色をしており、彩度の低い色ほど、よりグレーに近い色になります。

明清色は純色に白を混ぜた色相で、暗清色は黒を混ぜた色相です。またトーン(色調)とはグレースケール色を混ぜた色相を指します。そのため、明清色も暗清色もトーンだと言えます。

赤・橙(だいだい)・黄色などは通常、暖色系の色とされ、青・緑・紫などは寒色系の色とされています。

ですが、暖色系の青色もあれば、寒色系の赤色もあるということを覚えておきましょう。

こうしたすべての色を並べてまとめると、色空間(カラースペース)ができあがります。

これでもう、次回Photoshop(フォトショップ)を使うときには、こうした用語の意味がすべてわかりますよね。友達に色を説明するときも、はっきりと正しく伝えることができると思います。

それではまた、次回お会いしましょう。ご視聴ありがとうございました、それでは!