芸術家たちは「母」をどう表現してきたか

カリン・ユエン氏:母性というのは、美しいものであると同時に、複雑で難しい任務でもあり、そして途方もない力と犠牲を必要とします。母の日のお祝いに、母親を描いた美術史上名高い作品についてお話しましょう(注:動画投稿日は2016年5月8日)。

1.メアリー・カサット 『子供の入浴』1893年

2. ジェームズ・マクニール・ホイッスラー 『灰色と黒のアレンジメント 第1番 母の肖像』1871年

3.題府基之 (だいふもとゆき) 『家族』2011年

4.サルヴァドール・ダリ 『欲望の謎、母よ、母よ、母よ』1929年

5.パブロ・ピカソ 『画家の母の肖像』1896年 「母は言った。『あなたが兵士なら将軍になれるわ。あなたが僧侶なら教皇になれるでしょう』。その代わり私は画家になって、ピカソになった」パブロ・ピカソ

6.ポール・ゴーギャン 『アリーヌ・ゴーギャンの肖像』1890年

7.グスタフ・クリムト 『生と死』1916年

8.エゴン・シーレ 『死せる母』1910年

  1. ドロテア・ラング 『季節労働者の母』1936年  「私たちは決して多くを持つことはなかったけれど、母は私たちが何かは持っていることを見届けた。母はしばしば自分が食べなくても、私たち子供は確実に食べられるようにした。それが、彼女のしたたった1つのことだった」大恐慌時代に写真の被写体となった母親のフローレンス・オーウェンス・トンプソンを回想して、娘のキャサリン・マッキントッシュの言葉

  2. ベルト・モリゾ 『揺り籠』1872年

11.ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ 『母の肖像』1888年

  1. メアリー・カサット 『ル・フィガロを読む』1878年 キャサリン・カサットは、教養もあり熱心な読み手であり、彼女の娘のメアリー・カサットに根本的な影響を与えた。「誰もがメアリー・カサットの母を知る機会を持つのなら、まさに彼女から才能を受け継いだことを知るだろう」ルイジーン・ハブメイヤーの記述

13.ルイーズ・ブルジョワ 『ママン』1999年、鋳造2001年 「クモは私の母に捧げられた歌である。彼女は私の最良の友であり、クモのような織物工だった。私の家族は織物修復の仕事をしていて、母は工房の責任者でもあった。クモのように私の母は非常に賢かった。クモは蚊を食べる身近な存在だ。蚊は病気を拡散し望ましくないことみんなわかっている。だから、クモは助けになり保護する力があるのだ。私の母のように」ルイーズ・ブルジョワ

14.ラトヤ・ルビー・フレイザー 『ママ』 2008年

15.アーシル・ゴーキー 『芸術家と母親』1926-36年

16.『イザドラ・ダンカンと子供たち、デイルドルとパトリック』 「母性という栄光に替えられるものがあろうか」イザドラ・ダンカン