すばらしい対話の機会に

バラク・オバマ氏(以下、オバマ):たったいま、次期米大統領のドナルド・トランプ氏とすばらしい対話の機会を設けることができました。

ホワイトハウス受け入れ時の組織的問題や外交政策、国内政策など広範囲にわたる話となりました。

そして昨夜お話したとおり、残り2ヵ月での私の最優先事項は、大統領選を無駄にしないためにも大統領の移行を円滑にすることです。

この偉大な国が直面する多くの課題に取り組んでいる私のチームと一緒に働きたいという、次期米大統領トランプ氏の思いにとても励まされています。

また、政党や政治的な要素に関わらず、直面する数々の挑戦に一緒になって取り組むことが全ての人にとって重要な事だと私は信じています。

その一方、ミシェル(現大統領夫人)も次期ファーストレディと挨拶する機会がありました。そこで彼女ともすばらしい会話をすることができました。

彼らが移設の準備をしているように、私たちも快く来てもらえるように準備をしています。

トランプ氏、もしあなたが成功すれば、この国が成功することになります。そのためであれば、私たちはあなたを成功へ導くお手伝いをします。

どうぞ。

ドナルド・トランプ氏:オバマ大統領、ありがとうございます。先ほどの会議はたしか10分か15分の予定で、ただお互いを知るだけのはずでした。まだお会いしたことがなかったので。

しかし、会議は約1時間半続きました。私たちはすばらしいことや困難なことなど、たくさんの異なる事柄について熱心に議論しました。近い将来に大統領として働けることをとても楽しみにしています。

オバマ大統領は、困難な課題や豊富な資産、今までに達成されてきた偉大なことなどを説明してくれました。

そして、オバマ大統領、いまあなたと共にいることができてとても光栄で、これからもっともっと共にいられることを楽しみにしています。

お呼びいただきありがとうございました。

オバマ:みなさん、ありがとうございます。本日はいかなる質問も受け付けておりません。ありがとうございました。