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投資は今、始め時ですか? お金のプロに聞く、未来を見据えた賢い資産運用

投資は今、始め時ですか? お金のプロに聞く、未来を見据えた賢い資産運用

ビズリーチが運営するプロ人事向け専門メディア「BizHint HR」が、株式会社お金のデザインの“お金のプロ”2人を迎え、「自分の人生にはどれくらいが必要? お金と徹底的に向き合う2時間」と題したセミナーを開催。本パートでは参加者から寄せられた質問に答えました。

シリーズ
自分の人生にはどれくらいが必要? お金と徹底的に向き合う2時間
2016年6月29日19時30分のログ
スピーカー
株式会社お金のデザイン COO 北澤直 氏
株式会社お金のデザイン Chief Business Development Officer 東郁人 氏
株式会社お金のデザイン Senior Communications Manager 藤本あゆみ 氏

資産運用の目的は一人ひとり違う

質問者4 お話を聞いているなかで、資産運用をする上で重要なのは価値観という気づきがあったんです。そのときに、この「THEO」のサービスのなかに無料診断というものがあると思うんですけれど、この部分で価値観を探っていくのかなと考えました。この無料診断とプランはどうリンクしているのかとか、リンクしている部分があれば教えていただければと思います。 北澤直氏(以下、北澤) ありがとうございます。そうなんです。一人ひとり資産運用に対する目的というのは違うはずなんです。20年後に一番増やしたいという人と20年間安定的に運営したいという人では、それだけでも違いますし。例えば、私が20代の時にすべき運用と60歳になってする運用では違うと思うんです。 20代の時って、まだ本業で収入が得られる。蓄財できるような歳、資産形成ができるような歳です。それが、60歳に近づくと退職年齢が近づいていって、あと収入で大きく見込めるようなものは退職金くらいしかない。でも、そのあと、老後ってだいぶ長いよねということで、運用方針も違ったりします。 THEOの宣伝になって恐縮なんですけれど、私たち、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)という世界で一番大きい日本の年金基金の運用委員にも最近就任された加藤康之という京大の教授がアカデミック・アドバイザーという立場で関わっていて、こういった業界の権威と二人三脚でアルゴリズムを組んだりしているんです。 これはなにをしようとしているかというと、よくある資産運用のあり方って、リスクとリターン、「どれだけ危ない橋を渡りますか」「どれだけ儲けがほしいですか」というところだけを聞いて、それである程度分散を図ろうとするんですけれど、実は資産運用といってももっとほかにあるよねというのが、近代的な資産運用のあり方だったりします。 例えば、カリフォルニア州教職員退職年金基金、CalSTRSという大きな年金基金で、なくしてはいけないお金を運用している人たちはなにをするかというと、資産運用に対する目的は金融資産ごとに違うという考え方があるんです。 具体的に言うと、株は将来的に値上がりしそうだけど、運用中はけっこうぶれる。債券はぜんぜん違って、そんなにガーンと上がらないかもしれないけれど、運用中は安定している。あと、配当金も出る。コモディティはぜんぜん別。現物資産、原油、金とか、あるいは通貨もそういうものだと思うのですが。 我々は、その3つの資産に分けて、それぞれ違うロジックで資産運用をしています。

3つのロジックに分散する最先端の資産運用

お客さんは実質1つの資産、ポートフォリオを持っているんですけど、そのなかで3つの違うロジックが動いているということをやっています。それは、CalSTRSなどがやっている、エッジの効いた最先端の資産運用の手法です。 もとに戻ると、9の質問でそのへんを聞きます。年齢、退職年齢などもうかがうんですが、それ以外にも、どれだけリスクを取れますかという質問だけではなくて、例えば、「僕はお金いっぱいあるから、インフレが起きた時が怖いんだよ」とか。インフレって、貧富の格差を収縮する機能がありますから、実際持っているお金の価値がかくっと下がってしまうということがあるんですが、それをヘッジしたいというのも、1つの資産運用の目的です。そのために、実はコモディティという資産を運用しているんです。 あとは、「むちゃくちゃ儲からなくてもいいけど、とにかく安定的に運用したい。その間に配当がほしい」というような、債券の運用目的に沿った方とか、どれくらい度合いが違うのか、9つの質問でブレンドしていって、1人のお客さまのポートフォリオのなかでは、株の部分が何パーセント、債券の部分が何パーセント、コモディティの部分が何パーセントという決め方をしています。 それくらいこだわると、ある程度、こういうプロファイルの方だったら、こういう資産運用方針がいいんじゃないかというのを231通りのポートフォリオの組み合わせのなかからご提案するかたちです。 我々もまだ、もっと踏み込んでアドバイスができると思っています。よくご質問をお受けする、「守らなければいけない資産を、堅実に運用するのはよくわかりました。今、1,000万円あるんですが、そのうちのいくらを預けたらいいですか?」というところには、まだアルゴリズムによる対応がないんですよね。 また、「私の資産は、半分以上不動産なんだけれど、それを全部売っぱらってTHEOに運用させたほうがいいの?」と言われたら、THEOには答えられないということになります。 もっと本来的には、ゴールベースアプローチという発想があるんですね。自分が達成したい目的があって、そのために資産運用をすべきかという話があったりもします。 一人ひとりの資産運用に対する目的は違うというところで、人が対面で聞かないで、どれだけアルゴリズムでそれ相応のアドバイスを提供できるのかということを、我々の会社がこれから開発していかなければならないところかと思います。

投資は今、始め時ですか?

藤本あゆみ氏(以下、藤本) ほかに質問のある方はいらっしゃいますか? 質問者5 友達に「今日ちょっと来ない」と誘われて、投資がぜんぜんわからなくて来たんです。私の質問はレベルが低くて恐縮ですが、私にもわかるように2点教えていただきたいです。 1点目は、こういったものは波打つものだと思うんですが、上がる局面があれば、下がる局面もある。今、株が上がらずに足元苦労されていますけれど、ネガティブな材料が出てきているので、個人的にはこのあとは上がると思っています。こういったものが値上がりする局面がこれからくるかな、というところで「今、始め時ですか?」ということです。 2つ目は、投資とは直接関係のない話なんですけれど、自分に投資をすることが一番現実的で安定的で現実的だという話のなかで、自分のキャリアを高めることが重要というお話がありました。 私は日本的な会社にいて、年功序列で上がっていくような会社なんです。がんばっていると、だんだん上がっていくんですが、でも、外に出ることがないと思って。 お2人はジョブホップされながら、レベルを上げてこられたと思います。重ねてきた分野が少し違うんですけど、IT業界なんかはジョブホップがすごく多いんですけど、キャリアってなんなんですかね、というのを教えていただきたいです。 私は、これからなにを磨くといいのか(笑)。難しいとは思いますが、子供に教えるように、足元の仕事をがんばればいいんですと言われると、うーん、ちょっと肩透かしにあったなとなっちゃうんですけど、こういうものを今、企業では評価しますとか、御社のようなベンチャーではこういう技術を評価していますとか、そういうのがあれば、私のこれからの自分磨きができるなと思います。 北澤 1個目のご質問は、東のほうが適切なことを言えるかもしれないです。 ちなみに、上がることもあれば、下がることもあるし、今が一番底値なのかというのもわからないというのもあります。ただ、市場が不安な時ほど、こういう安定的な資産を回避すべきだと思っているんです。 マーケットを読むという意味で、「今、底値ですか」と言うと、これからのイベントリスクもあったりして、ブレグジット自体が成立するかどうかわからないところもあります。そこはそうなんですけど、おっしゃっていただいたように、波はあるんですね。しかも、波の動きをどれだけゆるやかにするか、というのが分散投資です。短期的ではなく、5年10年行って帰って行って帰って戻ってくると、結局のところ、それを線表に戻してくるとこんなになっているというのが、そもそもの我々の発想なんです。 そうしたら、この部分ってこうはならないので、そこのところは、コストを抑えなければならないところはあります。

大切なのは思考停止しないこと

質問者5 でも、低いところで買いたいんですよ。 北澤 おっしゃりたいことは、よくわかりますよ。あと、円高の時に買いたい。 質問者5 ドルベースだからですよね。 北澤 そうなんです。まずは円で入るというところは、一義的にはそうだと思うので、私個人としては、為替だったりとか経済の状況が変わっても、入ってきてぜんぜんおかしくないと思っています。 東郁人氏(以下、東) 運用をずっとやってきた人間なので、底値とか、みなさん興味があると思うんですけれど、運用って、底値で安く買って高い時に売ればいいというそんな簡単なことではなくて、プロの世界ですごく大切なのは絶対に思考停止状態にならないということです。 例えば、1日ですごく損をした時も、絶対に思考停止せずに、ずっとトレードを考える。そういうことが、すごく大切だと思っているんです。 では、個人について考えると、今底値だと思うから、全資産をぶっこむといったら、もうこの人はおかしいですよね。というのは、そのあとなにもできなくなるからなんです。下がった時に。 資産運用のなかで、各国に分散投資するというのはすごく正しいと思うんですけど、絶対に自分の金銭的余裕を持って投資する、運用する。100万円ある、じゃあ、とりあえず10万円やってみましょう、というくらいのペースのほうがいいと思います。 それで、下がったからもうちょっと増やしてみようかなとか、上がったけど、またちょっと下がってきた時にはもうちょっと増やしてみようかなとか、余裕を持って決断していくことが資産運用ということにおいては大切。だから、よい意味で放っておけるんですよ。 THEOがすばらしいと思うのは、世界に分散投資していることだと思います。忘れていてもいいんだけど、値動きからどういうところのニュースがあったのか探る。むしろ興味を広げることとか、考える時間のためのツールとして、資産運用を考えてもいいと私は思います。

目的なきジョブホッパーは採用しない

北澤 キャリアの話ですけど、弊社は、新しい仲間を受け入れるかどうか侃々諤々(かんかんがくがく)とやるんですけど、先ほどおっしゃったジョブホッパーは、絶対に採らないですね。もし仕事を転々とされているのであれば、そこにしっかりとした理由がないと。 もう1つは、それぞれの職場で具体的にどういうことをやっていて、どういう目的があって、どういうスキルセットを身につけたのかが重要だと思っています。例えば、1年間ある会社にいる、それってすばらしいことだと思うんですが、その会社のジェネラリスト、スペシャリストになったというだけなら、弊社ではあまりいらないかなと思っております。 我々は、そういった組織人が必要な会社ではなくて、新しいものを作って、新しい発想でいろいろなことをやっていかなければならない。それも歯を食いしばってというめちゃくちゃな時期もあったりするなかで、安定を求める組織ではないんです。 そのあたりですね。ありきたりな話だとは思うんですけど。 どんな世界を見てきたかじゃなくて、自分が今まで過ごした人生のなかでなにをやってきたのかを、自信を持って話せるかどうか、という話になってくると思います。 質問者5 ありがとうございます。 藤本 はい。ちょうど時間になりました。今日は長い時間になりましたが、お時間をいただきまして、ありがとうございました。少しでも、資産運用について考える機会をもっていただき、あわよくば(笑)、THEOについても考えていただける機会があればよいと思っております。今日は本当にありがとうございました。 北澤・東 どうもありがとうございました。

  
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