人が持つ4つのキャピタルとは?

DaiGo氏(以下、DaiGo):今日のテーマは「エロティックキャピタル」です。いわゆる月末に放送しているエロの話のはずだったんですけど、今回はそんなにエロくないです。

エロティックキャピタルってみなさん聞いたことあります? 月初めのエロ放送でやりましたけど、エロティックキャピタルとはなにかというと、人間には基本的に4つのキャピタルがあると言われてるんですね。

1つ目が「エコノミックキャピタル」。いわゆる経済力のことですね。お金を持ってるかどうか。キャピタルは「資産」って意味です。経済的資産、お金のことですね。それが、エコノミックキャピタル。

2つ目が「ヒューマンキャピタル」です。このヒューマンキャピタルはなにかというと、日本語だと「人的資本」と言います。つまりその人の能力ですね。自分がなにを持っているか、どういう力を持ってるかということが「ヒューマンキャピタル」です。

3つ目が、最近話題になってたので知ってる人もいると思うんですけど、「ソーシャルキャピタル」ですね。つまり、誰とつながってるか、誰を知ってるかってことです。

だから、よく言うじゃないですか。「自分が能力を持っていることよりも、能力を持っている人とつながりがあったり、知っていることが重要ですよ」って。先日、ギバーとテイカーの話もしましたね。

照明で顔色の見え方が変化する

(コメントにて)「顔色悪い?」(笑)。今日調子にのって、そのままSurfaceで放送をしてみてるんですよ。「顔色悪く見える」。あ、そう。

ピントの調整かな。(コメントにて「照明でしょ」)照明か。白っぽい照明に変えましょうか。

(コメントにて「なんか毒キノコ食べた?」)いや、毒キノコは食べてないですね。(「カメラの位置が違う」)カメラの位置が違うんじゃなくて、今日はSurfaceにしてみたんですね。できるかな、と思って。でも、ここでやる時はSurfaceでやる必要ないですね。どうでしょうか?

(コメントにて「青い」「青白い」「うーん」「顔が暗い」)アングルの問題かな。これぐらいにすればいいかな。

(コメントにて「とうとうDaiGoの顔も18禁にw」)顔が18禁(笑)。まあいいや、大事なのは内容だからね。

エロティックキャピタルとは?

どこまでいったんだっけ……あ、そうそう。「人間には4つのキャピタルがありますよ」って言われていて。

1つは、エコノミックキャピタル。経済的な資本ですね。2つ目は、ヒューマンキャピタル。その人の能力的な資本。人的資本。3つ目が、ソーシャルキャピタル。誰とつながってるか、誰のことを知ってるかというキャピタルです。

そして、4つ目のキャピタルが、今日紹介する「エロティックキャピタル」というやつですね。

画質荒いってすごい言われるな。ちょっと待って、画質上げるよ。ごめんね、何回も止まっちゃって。どうや?

どうでしょうか。これでちょっと画質よくなったかな。フレームレートを上げてみたので、画質がよくなったんじゃないでしょうか。

今日は、そういう意味で4つ目のキャピタルとしての「エロティックキャピタル」をご紹介していこうという放送です。

エロティックキャピタルとはなにか? エロティックキャピタルって言うとなんかすごくめちゃくちゃ「エロい感じなんですか?」みたいな……。(コメントにて)「なんか昭和っぽい」「暖色にしてください」(笑)。もう内容だけでいいから。

エロティックキャピタルというのは、「身体的な魅力」+「対人的な魅力」です。簡単に言ってしまうと。

エロティックキャピタルというと、要はエロさなんですけれど、いい意味でのセクシーさですね。セクシーさとか、見た目のよさとか、背の高さとか、そういうものがエロティックキャピタルと言われます。

書籍『エロティック・キャピタル』の内容をもとに

エロティックキャピタルとは、セクシーとか見た目のよさですよって話をしたんですけど、プラス、それに対人的な魅力。コミュニケーション能力とか、快活さとか、そういうのが入ってくるんです。

要は、セクシーにしようとか、見た目をよくしようとか。例えば、外見的な印象がすべてを決めますとか、給料もよくなります……うんぬんって話があるじゃないですか。でも、それって、生まれつきのものだから、見た目のよさって変えられないよねというのが、今までしてきた話ですよね。

僕も気になっていろいろ調べてみたんですよ。そしたら、おもしろい研究をしている人とその人の本にあたりまして。『エロティック・キャピタル』という本があって、今日はこの内容を中心にお話していこうかなと思ってます。これ。

エロティック・キャピタル すべてが手に入る自分磨き

『エロティック・キャピタル』ですね。あとでリンク出します。(コメントにて「そのまんま」)そのまんまなんですよ(笑)。

ただこれ、けっこう読みづらいです。キャサリン・ハキムって女性が書いた本なんですけど、内容としてはけっこうややこしいです。なので、今日の放送は、それをわかりやすく説明しちゃおうという放送になります。

「ベルレイド」と「ボーレ」

今、エロティックキャピタルの話をしたんですけれど、じゃあ、外見的な魅力や身体的な魅力を1つの資本と考えて、エロティックキャピタルとして数値化したり、アンケートを取ったり、そういういろんな方法を使って、例えば、見た目のよさと年収がどれぐらい比例するかとか。そういうことをけっこうまじめに研究してる研究者の方なんです。

まじめな内容なのでけっこう難しいっちゃ難しいんですが、おもしろいことがいろいろ書いてあって。一番おもしろかったのは、今日の放送の根底をなす部分なんですが、どういうことかというと、「じゃあ、見た目が悪い人は諦めなくちゃいけないんですか?」って話がどうやら違うらしいってことが科学的には言われてるんですね。

どういう話かというと、フランスの言葉で「ベルレイド」または「ベルレッド」、または男性の場合は「ボーレ」というんですけれど、これはなにかというと、いわゆる外見的な魅力がそんなにめちゃくちゃあるわけじゃないんだけど、自分に合った服を着たり、スマートな身のこなしだったり、礼儀作法とか、そういうものを身につけることによって、魅力をあとから獲得した人たち。

そういう人たちを男性の場合は「ボーレ」、女性の場合は「ベルレッド」というって概念があって、そこからスタートしてるんですね。

だから、どうすれば、あとからみなさんが努力して、外見的な魅力や対人的な魅力を高められるのか、という話ですね。

(コメントにて「spell書いて」)えっと、スペルは、女性の場合は「belle laide」、男性の場合は「beau laid」。合ってるかな、ちょっと待ってね。さすがにフランス語はちょっとわからない。嘘を書いちゃうといけないですからね。なるほどね、eがつくのね。これですね。

だから、男性の方は「beau laid」を目指して、女性の方は「belle laid」を目指しましょうって話なんです。

自分に合ったエロティックキャピタルを作りましょう

これおもしろいのが生まれつき、もちろんトップクラスの絶世の美女とかだったら別なんですよ。ですけど、そうじゃない場合は、ある程度魅力が高いところまでだったら、このボーレとベルレッドの考え方をすると、もっていけることがわかってるんですよね。

だから、外見的な魅力って、本当に女優さんみたいに綺麗な人とか、女優さんでもハリウッドスターレベルに綺麗な人とか、ラトビア人並みに綺麗な人とか、いろんな人がいるんですけど。でも、なんかしっくりくる人っているじゃないですか。小奇麗な感じとか、雰囲気としてまとまっている人。

そういうふうな自分に一番合った魅力、外見的な魅力、エロティックキャピタルを作りましょう、と。それができれば、それがまさにいろんなものを手に入れることができる、自分磨きの方法なんですよ、というのが、この本で言いたいことなんですね。

ただ、これちょっとおもしろいのが、この『エロティック・キャピタル』の本自体は、半分ぐらいがフェミニズムの批判なんですよ。キャサリン・ハキムって女性なんですけれど、フェミニズムをあーだこーだ言っている奴らがいるせいで、女性は自分が持っているエロティックキャピタル、魅力を活かせないと。

だから、女性がエロティックキャピタルを活かそうとすると、例えば、だらしない女に見られたり、男をたぶらかそうとしてるって思われる。それを助長してるのが実はフェミニストなんだという話が、この本の半分ぐらいを占めてるんですね。

だから、けっこうおもしろいんですよ。めちゃくちゃ読み解くという意味ではおもしろいんですけど、読むのは意外と大変な本でした。

おもしろいですよね。けっこうそういう本あるんですよ。見た目はすごく簡単なのに、読むのが意外と大変な本という珍しいタイプの本だったので、僕も勉強になりましたね。

でも、今日はわかりやすくちゃんと説明しますので、みなさんは安心して聞いてください。より興味のある人、けっこう細かいデータとかがたくさん入ってるので、興味ある方は、今リンクを出しますので、ここから見ていただければと思います。(コメントにて「峰不二子すごいよね」)峰不二子ね(笑)。

ということで、今日はこのエロティックキャピタルについてお話していこうと思います。まずは、エロティックキャピタルとはなんなのかという話を細かくして、そこから有料に切り替えて、具体的にエロティックキャピタルはどうすれば手に入るのか。どうすればそれを磨けるのかって話をしていきます。よろしくお願いします。

本のなかに書いていないことも、僕が心理学的にプラスαする話とかもやっていこうと思っていますので、ぜひ、読む方は本とあわせて、楽しんでもらえればと思います。