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見つけた夢を諦めないために 後悔しない“まじめな”資産運用

見つけた夢を諦めないために 後悔しない“まじめな”資産運用

ビズリーチが運営するプロ人事向け専門メディア「BizHint HR」が、株式会社お金のデザインの“お金のプロ”2人を迎え、「自分の人生にはどれくらいが必要? お金と徹底的に向き合う2時間」と題したセミナーを開催。本パートでは参加者から寄せられた質問に答えました。

シリーズ
自分の人生にはどれくらいが必要? お金と徹底的に向き合う2時間
2016年6月29日19時30分のログ
スピーカー
株式会社お金のデザイン COO 北澤直 氏
株式会社お金のデザイン Chief Business Development Officer 東郁人 氏
株式会社お金のデザイン Senior Communications Manager 藤本あゆみ 氏

お金と夢の関係は?

藤本あゆみ氏(以下、藤本) それでは、質疑応答のセッションに入りたいと思います。 みなさまから事前にいただいた質問には答えたかなと思いつつ、たぶん期待に応えられていないところとしては「もっと基礎的な金融の知識を得たい」、そんなご意見もいただいていたんですけれど。今日どこまで話そうかという話を事前にしていて、3人で思ったのは、いくらでも話せるのですが、それをたくさん聞いたからといっても、みなさんの不安はぜんぜん解消されないんじゃないかと。 もともと、「THEO」の発想自体としては、そういう不安に思う、勉強しなきゃみたいなことを一切排除して、みなさんの資産運用とか、新しいお金のつきあい方をご提案しますというものなので、(基礎的な話は)あえて入れないで、2人のキャリアを振り返りながら話すというセッションにさせていただきました。 ただ、思ったよりそういうご要望が多かったので、先ほどの金融教育ではないんですけれど、なにかわかりやすく知っていただく機会はもう少し開いてもよいと思っています。またその機会があれば、ご提供したいと思っております。 質問に書いたけど答えてもらってないみたいなご質問でもよいですし、セッションをお聞きになってこんなことを追加で聞いてみたいというようなことを聞いていただける場にしていきたいと思います。なにかご質問のある方はいらっしゃいますでしょうか? 質問者1 いつも悩むのが、資産運用でお金が大事みたいな話になるんですけれど、そのお金を持っているということと、自分がどうなりたいかということと、どっちが先かということで、にわとりとたまご感がいつもあるんです。 私の頭の中の整理だと、やりたいことを見つけることが先か。でも、やりたいことを見つけるためには、実はお金を持ってそういうところに行かないといけない。そうすると、お金を持つためには、一生分働かなければいけないんじゃないか、という気がして。 答えはないと思うんですけれど、お金に絡めたところで、どういうふうに目標を持って、自分のキャリア形成をこうしてきたから、結果としてお金がたまったとか。あとは、お金を自分のやりたいことに使えたとか、そういったところの話を聞けたら。

自分を常に問いただす

北澤直氏(以下、北澤) ありがとうございます。すごく重要な話です。東も私も極端なケースだと思っていて、これだと、しばらく荒稼ぎしていると、その後、自分の好きなことやっても、人生心配ないよという話ではないと思っています(笑)。 ちなみに、私は二回キャリアチェンジしているんですね。最初は専門職の国際弁護士で、その後は投資銀行という違うところに行って、イチからまた習うのでずいぶんつらい思いをして。そのあとに、ベンチャー企業の経営という変遷があるなかで考えていたのは、自分の専門性を高めるようなスキルを得られる仕事を絶対選ぶということと、コンフォートゾーンに入ったら常に自分で問いただすということを考えていました。 自分が仕事をすることに対する意味を、常に見出そうと思っていました。モルガン・スタンレーに関してはコンフォートゾーンでもなんでもなく、ポジション提示が出てきたからなんですけれども、常に自分のなかで、一生この仕事を続けるかどうかは、なんとなく問い続けながらやってきた覚えがあります。 だからこそ、なにかしら別の仕事をしたり、もしかしたら仕事を辞めて、ほかに食えるような発想をするのかもしれないという時に、ある程度は残しておかなければいけないなというのは、漠然とあったと思うんですね。 なので、そういう意味でご質問にお答えすると、自分がやりたいことがあるのか、それともあるかもしれないから、というのが1つだと思っております。 東郁人氏(以下、東) 僕は15年弱、UBSという証券会社にいたんですけど、ずっとやるつもりでいました。すごく楽しかったです。 東京にいて、ロンドンに行って、また東京に帰り、次、アジアの香港に行き、リーマンショック後に東京に帰ってきたんですが、トレーディングをずっとやっているなかで、ある程度のやりたいことはできていました。香港でアジアの立ち上げをやりたいとか、デリバティブのトレーディングの立ち上げをやりたいとか、自分でリスクを取って。 同時に、1つの会社に長くいることって大切だと思っています。浮き沈みがあるなかで、きっちりパフォーマンスを上げていくことに興味があって。外資系金融機関でよくあるのが、2~3年うまくやって、また転職する。 大学時代に金融工学、金融経済学を数学で勉強していることもあって、それを専門的に使いたいというのがあったんです。それが実現できて、かつ、自分の人生を自分で決めるという目的もあったし、そのなかで、トレーディングって、日々の決済を自分で決めなきゃいけないところだったので、自分のなかでは天職だと思ったんですよ。 だから、これからもずっとやっていくだろうと思ったんですけれど、リーマンショック後にいろいろなところでルールが変わって、自分のやっていることが本当に社会にインパクトがあるのかというところに疑問を持ち始めたということもありました。

幅広く準備しておくことが大切

子育てのなかで、よく学歴という話があるじゃないですか。僕も北澤と同じ慶応義塾大学なんですけど、そのなかで子供たちに話すのは、1人目は「医者になりたい」って言うんですが「医者になるために必要なことを理解する能力を高めるためには、学力が必要ですよ」という話ですね。 要はそれってお金を貯めることと変わらなくて、やりたいことを実現をするために、必要な資産を蓄える。学力であったり、お金であったり、そのときにリスクを取れるような状態にしていて、やりたいことを実現することに対して、幅広く準備しておくことが大切なのかなとは思っています。 北澤 あと1つだけ。20年間、同じ企業で働かれて家庭を持つということのエネルギーとか持続力って本当にすごいことだなと思います。よくある「イヤになっちゃったから辞めた」という人って、それって一番よくない選択肢だと思って。 私も何度も辞めたいという思いがいろいろな職種であったんですが、そこで辞めることはしなかったです。そこを耐え切って、ずっとやられているというのは、すごいことだなと心から思います。 そのことと、蓄財することって、相反することではないと思いまして、1つの会社でこれだけキャリアを積まれた方が、もしかしたらどこかで「生きがいにこれをやりたいんだ」と思われるかもしれない。 でも、その時にローンがあって、お子さまもまだ仕事には就いていないという時には、それ相応のキャッシュアウトのフローがあるわけです。そこを考えると、ある程度は持っていたほうがよいと思います。そのくらいの感覚がいいんじゃないかと思うんですね。 私も、すごくおもしろくてやりがいがあるのなら、20年間しっかり続けられたかもしれないし、必ずしもこんな乱高下することがかっこいいなんて言うつもりはまったくないんですけれど、選ばないことも職業選択の自由だと思っているんですね。 でも、その場でしっかりとがんばって結果を出し続けていること自体が、ずっと自己実現をしていることになると思うので、それだけでもすばらしいことだと思います。

他社と比較したときのアドバンテージは?

質問者2 私の仕事はIT系で、セールスやマーケティングなどをやっていまして、個人的にも資産運用を勉強しています。今日のお話は、資産運用をするにあたって、THEOという投資の仕方、ETFという金融商品を選択するかどうかということだと思っています。 これは、FinTechとかロボアドバイザーと呼ばれる考えでいうと、THEOだけでなく世界中にそういうやり方がされていて、日本のなかでもこれから増えてくるだろうというときに、ロボットの組み合わせに対して、今度は、またそこを選択することが求められると思います。 まずはTHEOを使ってみて、うまくいくならばそれでいいじゃないか、ということかもしれないのですが、そこから先を考えた時、御社の場合のほかと比べてのアドバンテージとか、他社と比較するポイントがあれば教えていただきたいと思います。 北澤 ありがとうございます。例えばロボアドバイザーであったり、こういうスタンスの資産運用のあり方をする会社もどんどん出てくるべきだと思っています。だからこそ、我々のサービスも、もっと向上するだろうし、そこで顧客に選ばれないサービスは淘汰されるべきだと思っています。 そういうなかで、我々は競争に勝ち残っていかなければならないと思っています。今、実はあまりほかのサービスが出てきていないというのが現状です。 アプローチは別とはいえ、例えばバランス型投信とかで、選択肢は少ないけれども、我々よりもさらに費用が安くて、要はすごくできのよい幕の内弁当を安くできますよ、みたいな投資会社さんもあるんですね。それはそれで、我々は同士だと思っているんです。 結局、まじめな堅実な資産運用ってなにかというと、世界経済と……、最近だと3~4パーセントくらいの話ですね。いわゆる世界に分散投資をしようということは、世界経済の動きに連動して資産を持ち続けようという発想だと思っています。そこで、どれだけがんばったとしても、年利で3~8パーセントくらいというのが、5年10年みた時のスタンスなんです。 地味な作業を安いコストでやっていくかというところが、重要なポイントだと思っています。そのなかでは、コストが重要だと思っていて、そこを我々はとても重視しています。 THEOの手数料1パーセントというのは、いろいろアメリカに持っていかなければいけなかったり、為替手数料を払わなければいけなかったりしますが、全部内数にしています。だからこそ、この金額になっています。 「世界で資産を持とう、20年間運用」とか言って、似たようなことができるかもしれないですが、どれだけこだわっているかというところはあると思います。

最後に選ぶのは顧客

ご指摘のとおり、そもそも論として、金融知識がないし、そこに時間をかけるつもりもないから、任せたいと思っていらっしゃる方に、この運用の良し悪しの成績を任せるというのは、そこはそこで難しいと思います。エリアの方とお話しする際は、すごく出てきます。 最近、FinTechとかロボアドバイザーとかいう言葉だけが先行していて、前からあったサービスを「これがロボアドバイザーです」といって売るような金融機関も出てきたりしていて、なぜか我々がそこで対抗軸として出てきたりする記事もあるんですよ。 これって、我々だけで発信できるものではなくて、我々と同じような形態のロボアドバイザーがどんどん出てきて、切磋琢磨する上で、これを選ぶという話だと思います。Yahoo!の検索エンジンをみんな使っていたのに、だんだんGoogleになりましたという話があるじゃないですか。あれって、Yahoo!とGoogleが裏でなにかしたわけではなくて、完全に顧客が選びましたという話だと思います。 そこが、選びにくい、わかりにくいというのはなぜかというと、今までベールに隠されていた部分があるからという話だと思うんです。これが業界として成熟していくなかで、メディアの方々も、どういう認識で区分けして比較をするか、どんどん発展していくと思います。そのなかで選ばれる立場になりたいです。 実は、すごく重要なのは、Webサービスとしての最低限の話。ユーザビリティがすごくいいとか、なにかあったときのレスポンスがすごく早いとか。今回のブレグジットの話も、それが起きたときに、すぐにお伝えするということ。従前の金融機関って「1日待ちましょうか」みたいなことがよくあるんですけれど、瞬時にお伝えするというような、我々というよりは、Web会社にいる人間の感度というものを、サービスに反映しているところでもあります。 そういった観点からロボアドバイザーというサービスをご覧になっていただくと、またおもしろいかなと思います。

ETFは安心ですか?

質問者3 貴重な話をありがとうございました。今日は気づきがあって、自分への投資も大事だとか、例えば友人だってキャピタルだし、家族もキャピタルだという、お金というのはいろいろなキャピタルを積み重ねていくなかの一部でしかないのだなと思いました。私も、仕事を知り合いに紹介してもらったりとか、それも1つのキャピタルかな。多角的なポートフォリオを組んだほうがいいんだろうなという感じがしました。 質問はそれとはぜんぜん違うんですが(笑)、THEOというものが、具体的にどういうものに投資しているのか、こちらからはわからないんですけど、私なりの想像では、あれだけ世界的な金融の動きが激しくなっているということは、流動性が高まっていることだと思います。 例えば、世界でイギリスがEUを脱退することが日本に影響するということが、果たして30年前だったらそうだったのだろうか。そういうなかで、THEOとして、大きな流れに対して、大きなショックを食い止めるような手を取っているのか。もしかしたら、差別化があるのかどうか。 ずっとETFが伸びてきたというのはわかるんですが、いつかどーんと崩れるときがくるのじゃないか。やはり、そういう不安がある。そういうなかで、どういうふうに考えていらっしゃるのですか? 北澤 ありがとうございます。基本的には、世界の資産を全部持ってしまうということですね。株、債券、コモディティ、いずれに関しても。その時々で、どれをどういう比重でキープして持つべきかというのを、アルゴリズムが過去のデータをもとにして判断するというものです。 なので、下がるときは、下がります。ただ、その下げ幅は、例えば、特定の株だけを持っていたときよりは小さいというところも、分散投資の効用だと思っています。 ある事象が起きた時に、上にいくものと下にいくもの両方を持っていると、その動きは相殺される。そういった、いろいろなものに投資することで、リスクというものを減らせるということです。 先ほど、友達をいっぱい持っていたら、そこからいろいろな方々からの紹介があるかもしれないという話は同じですよね。「俺、地元のやつとしか付き合わねえ」と「俺、友達いっぱいいるから」みたいなのでは、ビジネスチャンスは違います。そんな話と同様だと思います。

長期分散投資のメリット

東は専門家で、金融工学の観点で逆相関を考えてどうするかとか、ボラティリティがどういう要因なのか、いろいろ配慮があるんですが、基本的には我々は40種類くらいのETFを買います。 それがなにを意味するかというと、80ヶ国以上の国に投資をすることになって、株、債券、コモディティすべてを持つことになって、ひいてはあるテーマにもとづいて、そのなかではいろいろな銘柄を持っているのと実質的に同じことになりますので、11,000銘柄の株、債券、コモディティを保有しているのと同じ効果が持てるんですね。 THEOにログインしていただいて、投資診断というのをやっていただくと、過去のシミュレーションにもとづいて、どういった運用結果になるかもしれませんというのをお見せするのですが、その時にお見せするのは、リーマンショックの前から始めた時をお見せします。そうすると、まずはある程度落ちるんです。落ちることもあるんですけれども、近年って、ずっと右肩下がりということはないんです。 なので、現在でも同じような動きをするような資産を持っていれば、短期的に見ると下がるときもあるけれどその下げ幅は小さいし、上がるときは金融工学を効かせてスマートベータという発想で、プラスを取ろうとしますので、だんだん積み上がるということになります。 もう一方で、ドルで資産を持っているので、実はドルベースで見るとプラスなんです。一応、円建てでお見せしているので、こうなっていますが、実は我々のポイントで、基軸通貨というのはドルだろうということをベースとして考えていて、いいときもあれば悪いときもあるんですけれど、短期的にものごとを見ないで、5年10年で見ようというところなんですね。 なので、過去の運用成績シミュレーション、過去5年間で言うと10パーセントを超えているんですね。それはTHEOがすばらしかったのではなくて、リーマンショック後からのV字回復の基調が残っていただけなので、それをもって「我々は10パーセントになります」などとは口がさけても言わない。 年利で3から8パーセントくらいというのが、我々の発想でして、これを15パーセントとかいうのはおかしいです。世界が好景気になっても、そんなことはありえない。というのが、THEOの運用方針です。  ずっとトレーディングをやってきた人間としては、アクティブ運用で年利で必ず15パーセント勝つというのは、間違いなくないです、若しくは非常に、本当に非常に難しいです。 北澤 アクティブ運用ってなんですか?  アクティブ運用というのは、簡単に述べると自分の意思でデイトレーダーみたいに売買するんです。ブレグジットの前とかは不安要素が高いから、トレーディングしないのはあるんですが。 実際、資産に対して平均して15パーセントから20パーセントを稼ぐというのは、世界でもほとんどいないです。運用サイドで毎年トップテンとかくる方たちは、だいたい毎年変わってきます。 プロと個人との間にはそもそも情報の格差がある。例えば、ブルームバーグのニュースを見ているかというと、個人だと見てないですよね。そういう情報の格差があるなかで、個人でアクティブ運用をして、デイトレードをして儲けていきましょうというのは、非常に難しいと思うんです。 なので、個人で年率15パーセントの収益を求めるよりも、収益3、4パーセントかもしれないけれども資産を分散して、日経平均や世界の成長率に連動していくものに対して資産を保全していったほうが、自分の時間とコストがかからないで資産を形成していくのに、役に立つと思います。

  
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