美人な女性のデメリット

DaiGo氏:じゃあ、どこから話そうかな。美女またはイケメンは、得ばっかりしているのかという話なんですけど、得じゃないこともあるというのを一応言っておきますね。

これはカプランという人の研究なんですけど、男性は美人に対して高評価なんですけど、女性は基本的には美人には厳しいんですね。美人に対する評価というのはがくっと下がります。

だから女性ばっかりの職場とか、女性ばっかりの飲み会だったりとか、女子会のときというのは、いつもよりちょっと野暮ったい格好をして行ったり、あんまりメイクしないという感じで行ったほうが、傷のなめ合い的な感じで評価を高めることができると思います。

カプランはおもしろくて、学者を対象とした研究もやってるんですね。論文の評価がどれぐらい厳しくなるのかというのを見ると、やっぱり美人であればあるほど男性からの評価が高まるし、イケメンであればあるほど、男性からの評価は高まるんですけど、女性が評価者の場合は、相手がイケメンの男性だったら評価が高まるんですけど、美人の女性の場合は評価が下がるんですね。

そういうことがわかったりとかするんです。だから、けっこうひどい有様だという。これは、ピアニストの場合も同じことが起こります。ピアニストの場合も、女性が評価を下す場合は、女性のピアニストに対する評価は普通よりも下がることがわかっています。女子の妬みというのは怖いですね。

だから、もしお一人様で女子会に行くときは……女子に対してそんなにきれいな格好をして行ってもしょうがないじゃん。だから、ちょっと野暮ったいぐらいの格好をして行ったほうが評価は高いです。評価は高いけど、クリスマスに女子会に行く人にはあんまりおすすめしないです。そうやって傷のなめ合いをしていると、いつになっても相手ができませんからね。

頭がよく見えるバストサイズは何カップ?

続いて、さっき言いましたね。頭がよく見えるバストサイズ、または賢明なキャラを演出できるバストサイズはいくつなんですか、というお話をしたいと思います。

で、基本的に男性は、基本的にはある程度胸があるほうが好きってことがわかってるんですけど、実はこれ、バストサイズってのが、Aカップから順番に上がれば上がるほど頭がよく見えるんです。途中までは。で、あるサイズを超えると、急にバカっぽく見える。天然っぽく見えるんですね。

だから、自分を頭がいい女子っぽく見せたい場合は、あるカップで止めなくちゃいけないんです。むしろそれよりもちょっと天然っぽさを出したい場合は、その頭が良く見えるカップ数よりも大き目にしたほうがいいってことですね。

まあ、特殊な性癖を持ってる人で、すごいちっちゃ目なほうがいいというタイプの人だったらいいかもしれないんですけど。普通はDとかね。

学問的な正解をお話しします。頭がよく見えるバストサイズはCカップがベストだということがわかってます。Cカップがベストです。AからB、BからC、Cでトップです。Cが一番頭が良く知性的に見えます。それがDになると急に落ち始めるんですね。だから、本当にきれいにCをトップにしたグラフができ上がるわけですよ。

だから、相手に対して頭がいい女を見せたい、知性的な話が好きそうなタイプの人に対して頭がいい女性を演出したいんだったらCカップにするのがベストです。

逆に天然っぽさを見せたいと。かわいさを押して天然っぽく見せたいんだったらDカップ以上にしたほうがいいということですね。

つまり、足りない人は盛れってことですね。これは、タントレフ・ダンという人の研究でそういうことがわかってます。

整形よりも効果的な外見のみがき方

じゃあ、例えば鼻や目の位置は変えられないから、どうすれば魅力的に見えるのかと。

前も話したとおり、魅力的な男性または女性というのは、顔が左右対称なんですね。目の位置とか鼻の位置とか、口角の上がり方、筋肉のつき方……左右対称になっていればなっているほど、非常に美しい顔になっていくよという話。だから、山Pみたいな顔ってことですかね。

そういう顔になれば美しくなるんだけど、まさか目や鼻の位置を変えるわけにはいかないですから。よく「整形して美しくなったんです」みたいな男性とかいるじゃないですか? 昔ちょっとテレビに出てたヒモみたいなの、ゲイみたいな感じのやついましたよね。誰か忘れちゃいました。

他人の金で整形して、「僕こんなにきれいになったんです」とかよくわからないことを言ってるやつ……なんかもう、あれなんなんだろうなって思いましたけど。まあ大事なのは、一生懸命整形しても、まだ人類は骨格は変えられないんですよ。

そういう骨格的な左右対称性が実現しない限りはやっても無駄なんで、そういうのはやめたほうがいいんじゃないかなと。

フィンクという心理学者のチームの研究なんですけど、左右を対称にするのと同じぐらい実は魅力的に自分を演出する方法があるんですよ。

なにかと言うと、肌をすべすべに見せることなんですね。肌の質がきめ細かい、すべすべな人。何人もの人の顔を合成して作った平均顔というのはどんどんきれいになっていくんです。いわゆる左右対称になっていくからなんですけど、その平均顔と同じぐらい魅力を高めるということがわかってるんですね。

だから、化粧品にお金を使うぐらいだったら、ふだんの肌のケアだったり、ちょっとプロテインを飲んでみるとかして、肌の状態をきめ細かくしたりきれいにする、肌質を良くしたほうが、よほど相手にとっては魅力的に見えると。

若さは正義

これは、特殊な超年上が好きという人は別として、一般的に男性は、年下の若い女の子が好きで、女性は経済力とか力のある年上の男性が好きだと言われているんですけど、基本的には、若さというのは正義なんですね。

若さをどうやって計るかというと、もちろん言われた年齢で計れますけど、基本的にはやっぱり……。JKとかと会って話したりすると、やっぱり肌がきれいなんだよね。

だから、あの肌のきれいさが若さの象徴になって、それが外見的な魅力を上回るだけのパワーをもたらすんですね。だからやっぱり、肌ケアは非常に重要だと。

でも、いまさら肌のケアなんてできないですという方もいらっしゃると思うんですけど、これは2003年、ジョーンズが行った研究で、ビアゴーグル効果とかを使ってみるといいと思いますね。男性がお酒を飲んでほろ酔いになると、女性に対する評価が非常に甘くなるんですね。

だからあんまりかわいくない子でもかわいく見えてきちゃうんです。この理由は、ドーパミンが上がるのと、人って酔っ払うとものが全部左右対称に見えてくるんですよ。

だから、あんまり左右のバランスが良くないタイプの人でも、ちょっと酔っぱらってくると、きれいな顔に見えてくるから、そういうビアゴーグル効果を狙うのもいいと思いますね。ほろ酔いぐらいがベストですから、あんまり酔わせるとよくわかんなくなります。

女は愛嬌、男はユーモア

あとはやっぱり、笑顔でいるとナンパされやすくなるということもわかってます。

男性の場合は、笑顔じゃない場合に6パーセントの確率でナンパされる人が、笑顔になった途端に9パーセント、1.5倍ナンパされやすくなります。

女性の場合は、笑顔でいないときは10パーセントの確率でしかナンパされなかったのに、笑顔になった途端に19パーセント、つまり倍ですね。ナンパされるようになったということがわかっています。

なので、とくに女性の場合は、なんでもないときでもある程度ニコニコしたりとか、あとは人と目が合ったらニコっと笑うということをやると、ナンパされやすくなりますね。

だから、いざというときには、目が合った人に「こんにちは」みたいな感じでちょっと笑顔を返すというのは、けっこういい感じです。

女は愛嬌、男はユーモアです。これも非常に重要で、男性がむやみに笑顔を使うとゲイっぽく見られるというのがあって、海外は独特だと思うんですけど、女性は笑顔でいれば、それだけでいいんですけど、男性の場合はそれプラス、ユーモアがないと、ちょっとよろしくないということなんですね。