本日のゲストは文化庁が認めた漫画家

おっくん:山田玲司のヤングサンデー!

山田玲司氏(以下、山田):イエーイ! 数あるチャンネルの中からこのチャンネルを選んだ、センスのある初めて見るみんな、こんにちは! 山田玲司のヤングサンデーです。イエーイ! 

久世孝臣氏(以下、久世):よっしゃー!

山田:ごめん。いろいろごめん(笑)。OK、OK、OK! ありがとう! すっかり会場も温まったところで。

おっくん:「髪の毛ぐちゃぐちゃやね」って。

山田:本当すみませんでした。こんなこともあろうかと、今日は特別ゲストを呼んである。会いたいか? あいつに会いたいか、みんな?

会場:会いたーい!

山田:俺たちのアイドルに会いたいか!

会場:会いたーい!

山田:かわいい子ちゃんに会いたいか!

会場:会いたーい!

山田:OK! うちの番組に出ると必ずすべての人気をかっさらっていく、あの最強ポケモンが今日もやってきます! それでは、さっそくお迎えしましょう。文化庁が認めた日本で一番おもしろい漫画家、東村アキコだ! イエーイ! ヘイヘイヘイヘーイ!

(会場拍手)

東村アキコ(以下、東村):随分楽しそうなパーティやってるな。おい。

山田:通報、通報!

東村:おいおい。また仲よしこよしやってんのかよ、これ? 随分人もいて、なんでこんな人がいるのか、来てびっくりしたよ、今日は(笑)。

はい。じゃあ、今年(2015年)ヒモザイルで炎上した、いろいろご心配おかけしましました。東村アキコです。

山田:イエーイ!

(会場拍手)

ヒモザイルの件で炎上したけど……

東村:しかし、ヒモザイル炎上で落ち込んでたけどね。もう今やね、これでございますから。また取っちゃった(笑)。(注:第19回文化庁メディア芸術祭「マンガ部門」で大賞を受賞)

山田:かわいい!

東村:座るね。座るよ。

山田:どうぞ! 来てます! 公認です!

東村:文化庁公認です。東村アキコです。よろしくお願いします。

山田:頭のおかしな漫画家の番組ですよ〜。ういっす!

東村:これ5分に1回変えていくからね。

山田:同一人物だからね。

東村:そうそう。同一人物。ちょっと悪い時、これね。

いい子ちゃんモードの時、これに変えていくので、よろしくお願いします。

ヒモザイルの1人、哲郎氏も登場

山田:受賞したり、燃えたりみたいなね。そんな2015年。

東村:そうそう。忙しかった。精神的にも忙しかったもん。

山田:今日はSPもちゃんと白に決めてきて。

東村:ヒモザイルの哲郎もちゃんとね。SPでついてきたんで。

山田:ヒモザイルのてっちゃんでーす!

(会場拍手)

山田:すごい完成度。

東村:自発的にやってきてるからね。ここに頼まれてないからね。

山田:頼んでないんだ(笑)。好きなんだよね、基本的にね。

東村:一昨日締め切りの時に、アシスタントに2人に、「ちょっと百均でたすき買ってきて、クルってなって、「ヒモザイル炎上」と「文化庁推薦」というたすき作ってくれない?」とだけ言って出かけちゃったの。帰ってきたら、これができてたの(笑)。

山田:相変わらずのクオリティだよね。

東村:うちのアシスタント力。スタッフ力。

山田:あのクラゲ作るだけのことはあるよね。ピンクのクラゲ伝説始まってますからね。

東村:なんでも作れちゃうから。

山田:それでは。お前、ずっと黙ってるけど、なにその、なんか(笑)。

おっくん氏(以下、おっくん):いやいやいや。泳がせるに限ると(笑)。

東村:おっくん乾杯。

山田:おっくん、乾杯。おつかれさまです。ういっす、ういっす、ういっす。

東村:お客さんいっぱいだな。

山田:おっくんでーす!

おっくん:そんなのいらないでしょう?(笑)。

東村:おっくんでーす!

(会場拍手)

山田:久世っちでーす! しみちゃんでーす!

「絶望に効く名言スペシャル」スタート!

山田:ダメだ、これ。落ち着きのない放送で、みんなが離れていく感じがするんだけど(笑)。大丈夫かな、これ? 異様に盛り上がってる感、出したかったんだけど、みんなありがとうね。大成功。JB大成功でしたけどね。ありがたいですよ、本当に。そんなわけで、奥野さん、始めましょうか?

おっくん:はい! 本日はですね、今年最後の放送ということで。観覧回で。まあ声もいっぱい入ってると思うんですけれども。最後、今年を締めくくるということで、忘年会的な意味も含めて、アッコ先生の1年を振り返りつつ。

さらに、玲司さんが今までに会ってきた人とか、いろんな人から希望のライムをですね。まあ名言をいただいていて。その中でベスト11を発表するという、「絶望に効く名言スペシャル」ということで、みなさん楽しんでいって帰ってください!(笑)。

東村:私、さっきのスターウォーズの見てきたよ。

山田:マジで!? やったー。話盛り上がんじゃん。

東村:うん。見てきた。

山田:お前だけだな。だいたいお前さ、ドレスコード白とか言って、思いっきり青だしな(笑)。

おっくん:いや、パンツ白。

東村:ちゃんとTUBEカラーで決めてるから、大丈夫。

おっくん:湘南カラー。

東村:ペンも白いしね。

山田:湘南カラーですか(笑)。なんか、ここすっかり仲よくなったよね。

東村:普通に炎上した日も、おっくんと小学館の1階でお茶してたから。その瞬間、おっくんと『雪花の虎』の打ち合わせしてたから。

山田:何をしてるの、お前? 影のフィクサーみたいになってるの?

東村:歴史考証。歴史考証みたいなことをこのあいだしてくれたの。もうブレーンですよ、今や。

おっくん:すいません。

東村:東村チームのブレーンですよ。なんでも詳しいから。

久世孝臣氏(以下、久世):かなり曲がった解釈入ってるからね。

東村:だいぶ曲がってたけど(笑)。でも、元がわからないから。歴史わからないから。言うことそのまま聞こうと思って。ね?

おっくん:俺も同じコーエーチルドレンとして。

久世:コーエーチルドレンって何?

おっくん:コーエーだよ!

東村:ゲームのコーエー。

山田:基本的にこの2人は、コーエーのゲームをもとに歴史漫画を作ってるの(笑)。それが思い出だもんね。

東村:そう。私、地理選択だったからさ、わかんないの(笑)。ぜんぜんわかんない。

おっくん:ぜんぜん本題にいかない。

山田:つうか、哲ちゃんずっと立ってていいの? クラゲの時のまた再びみたいな感じですか?

東村:哲郎、今日ヒモザイルの時に描いた、オーストラリアのランニングを下に着てきたって言ってて。

山田:あの噂の?

ひゅー! なんなの、これ?(笑)。

東村:直訳すると、「発掘美術品」って書いてあった、謎の文言のTシャツをちゃんと着てきてくれてね。

山田:なんだこれ?(笑)。そうなんだ?

おっくん:あの、ちょっと待ってください。話変わるんですけど、あの子供の写真、何なんですか?

山田:アッコが送ってきたやつ? お前いきなりそれをぶち込んでくるなよ。公式放送の前半で(笑)。

東村:ごめんね。本当酔っ払っちゃっるからあれなんだけど。LINEに知り合いの子供の赤ちゃんのおもしろい写真を貼った、というのをなぜか今言ったんですよ。

おっくん:コメントであったんでね。

山田:言いたくなったのね。

おっくん:ということで、始めましょうか?

東村:私が滑ったみたいになってんじゃねえかよ!(笑)。おめーがいきなり内輪のことを言って、親切心で説明したら、スッて引くなっていうね。

山田:そうね。

おっくん:今日盛りだくさんなんだよね。何からいきますか?

山田:お前、本当にあれだよな。直前までタバコ吸ってるし(笑)。適当だよな、お前な。

東村:1分前、私と哲郎がド緊張で、そこで「銃、こうやって持つ」とか言ってるのに、横でタバコぎりぎりまで吸っててさ。

山田:ネットを舐めてるよね、お前ね。

東村:邪魔なんだよ!(笑)。気持ち作ってんだ、こっちはもう。演者の気持ちになってるんだよ、こっちはもう(笑)。

おっくん:いやー、すいませんね。なんかもう慣れちゃって。

東村アキコ氏が漫画で語っているのは「現実を見ろ」

山田:今日、最後にアッコに来てもらったというのはちょっとあって。先週、実は今年どういう年だったかって話してたの。『セッション』って映画見た?

東村:知りもしない。

山田:知りもしないか(笑)。ジャズの映画だったんだけど、要はスポ根だったんだよね。それで、いいかげん今年のキャッチフレーズなんだろうなと思ったら、俺はね「魔法の終わり」だと思ったわけ。

東村:また、山田玲司っぽい言い回し。ザ・山田玲司な言い回し(笑)。

山田:またそういう。いじるな(笑)。ザ・山田玲司な言い回し続けていいですか(笑)。それで、時代ってだいたい5年、85年に80年代が始まるとか、75年に70年代が始まるとか、だいたい5年に変わるんだよ。

今年5年じゃない? ちょうど05年という年から、今年の2015年という年までのあいだに起こった10年間というものが終わった感があったわけ。

東村:あんた聞いてんの、ちゃんと?

おっくん:聞いてるよ(笑)。

山田:よく言ってくれたよ。

東村:あんたが返さないといけない感じよ、今の(笑)。

おっくん:えっ。違う違う。だって、ここは、今日はお2人の歓談に任すって。

山田:それでね、アッコがずっと漫画の中で言ってるのこれじゃん。「現実を見ろ」。お前ら見ろと。「お前ら、じゃがりこ食ってるんじゃねえよ」というので、「なんとかしろ」のヒモザイルだったわけじゃん?

東村:そうそう。

山田:「お前ら、女同士、腐女子同士で、こもってるんじゃねえよ」で、あのクラゲ(『海月姫』)。

東村:一緒一緒、言ってること。

山田:30女たちどうすんだ、『タラレバ娘』みたいなさ。基本的に「現実を見ましょうよ」ということを言ってて。あなた、楢山節考派じゃない?

東村:大好き。うん。

山田:楢山節考派で、山崎豊子派の方じゃないですか? 要するに、リアリズム社会派なんだよね?

東村:そうです、そうです。私、映画、ドキュメンタリーしか見ないので。あとは山岳遭難ものしか見ないので、あんまり夢うつつなやつはそんなに見ないですね。だから、『スターウォーズ』もまったくわかんないしね。

山田:マジか(笑)。

東村:いや、素晴らしかったですよ。素晴らしかったけど、私さ、エピソード3しか見てないんだよね。

山田:マジで? エピソード3ですか? 「お前が憎い!」のあの3ですか?

東村:2だわ。ラブストーリーみたいなやつ。

山田:めちゃめちゃ見ちゃいけないやつを見てますね。

東村:なんかね、一番ダメなんでしょう、あれ?

山田:いや、なんかいろいろ言われてますけどね。

東村:トカゲがいたのは覚えてる。

山田:巨大なトカゲが……。

東村:いや、ピンクのとかげが出てて。あの人評判悪いんでしょう、マニアからは? ジャージャーなんとかでしょう?

山田:えっと、それはなんて答えて……。ジャージャー・ビンクスがトカゲになってたのかー。

おっくん:あれ、ジャージャー・ビンクスがいないと、あの話ただのシリアスな話になっちゃうって。

山田:えっ、そっちで膨らむかー。どんどん逸れていく(笑)。

東村:でも、ジャージャーなんとかさ、このあいだ見た時、「おっくんぽい」って思った。

山田:お前、ジャージャー入ってるよな?

おっくん:ジャージャー入ってる!?

東村:この中だと、ジャージャーポジじゃない? 誰かに似てると思って見てたら、やっぱりおっくんだなと思って(笑)。

山田:あれはグーフィらしいね。

東村:あのディズニーの?

山田:あのキャラをモチーフしたら大滑りして、だんだん出なくなっていくというかわいそうなキャラだったんだけど。

東村:グーフィはすごいいいポジションですからね、ディズニーの中では。回しとしてね。

おっくん:だから、八兵衛的ポジションがないと、ただのシリアスな話になっちゃうから見てられないんですよ。

山田:さっきもヨーダの悪口言ってましたよね? もうヨーダを許してやれよ、そろそろ。

おっくん:ヨーダがもっとカウンセリングをしっかりしてればね、銀河はあんなふうにならなかったんじゃないか、ということなんですわ。

山田:「それ、今言う?」って話だね(笑)。

おっくん:それもうほら……。次、行こう。次!

東村:でも、頷いてる人いっぱいいて、よかったね。

山田:まあ、そうです。

東村:ごめん、進めて。