最初の案は「ロック&インタラクティブ」

シモダ:じゃ、まあまあ、まず。

家入:交互に提案していきます。

シモダ:ではまず、トップページ。トップページはね、やっぱ、クオリティアップしました。これなんですけどね。

家入:じゃ、解説を。

シモダ:「地獄のミサワのホームページ」って、ガーッと上がっていくとね、格好いいミサワのイラストがね。もう、知名度も上がってると思うんですよ。ミサワのイラストがこう「何か言った? 赤髪だから聞こえなかった」みたいなことが書かれてて。

で、「ENTER」と「赤塚賞返還」てボタンがあるんですよね。これはユーザーさんにふんでもらって、選んでもらって中に入るのか、赤塚賞辞退するのか。

家入:何て言うか、返還? (ミサワって)赤塚賞穫りましたよね。そこからバーッと行ったような感じなんですけど、そのきっかけとなった赤塚賞を返還する、っていう選択肢をユーザーに与えると。

シモダ:そうです。すごいこれ、ロックやし、カッコいいし、尖ってるなと。

家入:インタラクティブだよね。

シモダ:インタラクティブ。ユーザーと双方向でやり取り。

家入:やっぱ出来の良さは相互性があることだもんね。

ミサワ:(絵を指して)これ、違います。

シモダ・家入:……。

ミサワ:違う人のです。

シモダ:いや、ミサワの絵やん。地獄のミサワで検索したら出てくる。

ミサワ:うん、地獄のミサワの絵柄を真似た、違う人の絵。

シモダ・家入:……。

シモダ:いやいや、そんな売れてないでしょ。「何か俺の同人誌出てるんだけど」みたいな言い方してますけど。

ミサワ:いや、すげえ描いてもらってるんですよ。それでこれ、多分何かのパロディなんでしょう、知らないけど。何かのパロディを俺の絵柄でやった、ってやつですよこれ。

シモダ:うーん。まあ、自分が人気があるよっていうのを、こう、誇張してる? よね。誇張漫画家。

ミサワ:いやこれ、良くないよ。これコピーして持って来ちゃうの良くないよ。

シモダ:でもまあ、まずはトップページはイラスト。地獄のミサワはこういう絵を描いてますよっていうのを。

家入:パクリかもしれないけど、こんな感じの絵を描く人ですよっていう。

シモダ:そうそうそう。

ミサワ:何て言ったらいいかわかんないけど、良くないよ、これ。

シモダ・家入:……。

ミサワ:これ、人のやつを持ってきちゃうの。結構、最近世に出てんだわ。あの頃とはちょっと違うんだわ、事情が。あの頃、何か知らない人の写真とかをバンバン取ってきてたけど。

シモダ:あったあった。フリー素材とか言ってね。

ミサワ:違うんだわ。

シモダ:でも我々だってもう、いち企業の社長やってますし、家入さんもテレビバンバン出てるし。

ミサワ:本来良くないんだわ。都知事になろうとしてた男でしょ。

家入:……。

ミサワ:ダメだよ、これは。

シモダ:うーん。でもこういう「同人活動を認めるよ」みたいな、そういう東京都作りをしたいと思うんですよ。

ミサワ:いいんです、これ描いてもらうことはいいんですけど、それを盗んできたものじゃないですか、これ。

公式サイト上で人生のストーリーを見せていく

シモダ:ま、ま、とにかく、エンター。

家入:でも、エンターを押すの、クリエイティブが発揮されてますよね。

シモダ:もう、めっちゃカッコええ。デザイン性がすごいもん。デザイン性がやばい。

ミサワ:小ボケはもういいですから。エンターがちょっと下になってるっていう、しょーもないやつ。そんなとこイチイチいかないよ、もう。(過去の放送)5回と、ボツになった3回くらいやってんだから。

シモダ:もう、一筋縄ではいかなくなってますよ。

家入:本当に。口ばっか達者になって。

シモダ:本当、何のスキルも上がってないくせに、口ばっか達者になりやがって。怖いわ。じゃ、まあ、エンターを押しましたと。はい押して。

ミサワ:このシステムは変わらないの? 押さないと次に進まない。

シモダ:エンター押してね、はい。

ミサワ:(押す)

シモダ:はい、「ピーチっ」

ミサワ:……。

シモダ「ピーチ」って鳴るから。MIDIで。次これです。

シモダ:エンター押して中に入りました。まずはバーンって、入ったよって感じで「地獄のミサワ~! ホームページ!」てなって。これ、ミサワが着替えてるところの写真なんですけど。よく見るとですね、スタート地点、これが「飛び降りるミサワ」で、一番最初が「ジャンプ作家」って位置なんです。

家入:あ、そっかそっか。

シモダ:そこからパッと飛び降りて、イラストレーターになり、無職になるっていう。今から俺はすごいことをやるぞ、っていうストーリー。このホームページ上に、これからの自分の行く末を描くっていうのが、一種の新しいUIかなって思うんですよ。

家入:確かに。

シモダ:これどうっすかね。

ミサワ:なるほど。これを出しちゃったか、おめぇさん。

シモダ:……。

家入:えっと今、ジャンプ作家。それを経て、イラストレーターと。

ミサワ:ジャンプ作家っていっても月刊ですけどね。

家入:これからの時代、ストーリーを見せていくってすごく大事ですからね。

シモダ:あと、俺はこういう風に生きる、っていう。

家入:そこまで含めてのミサワってことを、みんなに応援して欲しいってことですからね。

シモダ:うん。これはOKでしょ。

ミサワ:……。

シモダ・家入:……。

ミサワ:こいつ(家入)、すぐカッコつけんだよな。カッコつけんなよ。

家入:カッコつけてないですよ。

ミサワ:カッコつけて変なこと言おうとするんだよ。

シモダ:いや、あの頃、7年前とは違うんだよ。7年前はおむすび山みたいな男でしたけども。今はもう、カッコよくて、ジョニー・デップみたいにメガネかけて。

ミサワ氏の判定は?

ミサワ:……コメントいらないでしょ、これは。どうしたいのよ、俺を。

シモダ:良くしたい。ま、イキか、ナシか。

ミサワ:ナシよ。

シモダ:もう! 

ミサワ:もうじゃない。CMやってんだよ!

シモダ:……。

ミサワ:イメージでやってんだよ、こっちはよ。

シモダ:ちょっと売れると変わるんですね。

家入:天狗ですよ、天狗。初心を忘れないで欲しいですけどね。

シモダ:だんだん高橋留美子先生みたいになっていくんですね。あ、ミサワが「そういうこと言うなよ」みたいな目を。

政治への関心もアピール

家入:次行きますか。エンター押して、ほかのコンテンツですよね。

家入:おっ、ゲームセンターCX。

シモダ:大きいイラストで見せると。ミサワの世界観を。

ミサワ:ゾロ。

家入:「俺が世界一~」の。

ミサワ:他人のやつ。

家入:これはミサワの絵ですよね。

シモダ:これはミサワの絵やん。ミサワがワンピース好きやからゾロを描いた。

ミサワ:描いてないですよ。これ他人のでしょうが。

家入:こうやって、ミサワのイラストが入っていて……。

シモダ:最後にバナー誘導が入っていると。

家入:こんな感じですね。

シモダ:どうかな?

ミサワ:どうかな? じゃないでしょ。どう思ってんの? 家入よ。

家入:これからは、ホームページを通じて社会を良くしていく。ちゃんと一人一人が考えなくちゃいけない時代だから、俺はいちイラストレーターだけども、政治にも興味があるよと、関心があるよということを表明していく。

ミサワ:出馬いじられてただろ?

家入:……。

ミサワ:いじられた出馬をラストに持ってこようと、なんでこう、うまいことやっていってんの?

シモダ:でも実際これでね、投票率がもっと上がるかもしれないから。

家入:そう、若者のね。

シモダ:ミサワは、若者のファンをいっぱい持ってるわけじゃないですか。その若者の票を一番欲しいんです、彼は。

家入:そうですね。浮動票を。

シモダ:浮動票を手に入れたい。

ミサワ:いや、全然バックアップするつもりないですよ。インターネッ党を。

シモダ:んーでも、古い付き合いやし。家入さんだって、何もメリットが無いのにミサワと、っていうのも。

家入:確かにね。まだギャラっていうか、ホームページ制作代も貰ってないですからね。

シモダ:踏み倒した男だね。

ミサワ:ダメでしょ、ダメよ! そこいじられて良しとしてたら。キレないと。

家入:ま、こうやってね、政治にも興味がありますっていう姿勢を入れて。