人は選択肢を見比べて選ぶ

来島美幸氏:どうも、こんにちは。結婚相談所25~nico~(ニコニコ)の来島です。今回は「選択肢が増えると理想があがる法則」というお話をしていきます。

私の結婚相談所では会員様がお相手の女性のプロフィールを自由に閲覧できるというものではなく、男性が希望される条件に当てはまる女性を私、カウンセラーが検索をかけて、そのなかで男性と最もお見合いが決まりそうだなと思う女性を基本的に2、3名ずつご紹介させていただきます。そうすると男性会員様は、「どちらの女性がいいかな?」と見比べるんですよね。

例えば、同じ29歳の女性で、容姿が普通のAさんとBさんを紹介したとします。Aさんは少しふくよかな女性。Bさんはけっこう痩せている女性だったとします。男性は、「僕は普通体型がよかったんだけど、ふくよかな人と痩せている方か」と。「でも条件的には、まったく一緒だし、僕ふくよかな人は少し苦手だからBさんにお見合いを申し込んでみたいです」と、Bさんを選ばれるんですね。お2人にお見合いを申し込むこともできるんですが、たいてい人の心理としては、2人紹介されると見比べて、どっちかいい方に申し込みたいと思います。よって「Bさんの方が好みだから、Bさんに申し込みをしてください」とカウンセラーに依頼がきます。

選択肢が増えるとより理想が高くなる

ただ、私のようにカウンセラーが女性を紹介するんじゃなくて、会員様が何十人もの女性を自由に閲覧できる結婚相談所だと、どんな現象が起こるかというと。男性が29歳の女性に限定して検索をかけると、5人の女性が該当しました。先ほどのふくよかなAさん。痩せているBさん。普通体型のCさん、Dさん、Eさん。まったく条件は同じ女性だったとします。

このとき、男性がどの女性にお申し込みすると思いますか? ふくよかなAさんは苦手。痩せているBさんも苦手。そして、普通体型のC、D、Eさんのなかでも、より趣味が似ているとか顔がタイプの方とかを選んで、Eさんがタイプだったとすると、この女性にしかお申し込みをしようと思わないんですね。

C、D、Eさんは普通体型で、条件も一緒なのに、そのなかでなおかつ、比べてよりいい人にお申し込みをしたい。この心理が働きます。

これ不思議なことに、5人紹介されたらEさんを選ぶ人でも、AさんとBさんしか紹介されなかったら、必然的に、この方でもお会いできたらうれしいのでBさんにお申し込みしようという気持ちになるんですね。

ただタイトルにもある通り、選択肢が増えると人は理想があがるという法則があるんです。そのため私の結婚相談所では、お相手を自由に検索できるのではなく、カウンセラーが紹介した女性に限り、プロフィールを閲覧できるシステムにさせていただいております。

その方がお見合いが決まりやすいんです。5人のなかで一番いい人を選ぶということは、Eさんはほかの男性からも人気の女性になるので、Eさんには複数の男性からお申し込みが来ています。Eさんは、そのなかから一番自分の希望条件に近い人を選ぶことになりますので、必然的にライバルが増えてお見合いが決まりにくくなる。こういうことを繰り返して、お見合いすら決まらないと嘆いている婚活男性が非常に多いです。

そのため、私の相談所に入っていただくと、2、3名ずつの紹介になりますので、お見合いが一件も決まらなかったということはないんですね。わたしのアドバイス通りきちんとしていただければ、100パーセントの確立で絶対にお見合いを決める自信があります。嘘だと思うのでしたら、ぜひ相談所に入っていただいて、真相を確かめていただければと思います。どうもありがとうございました。