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心臓のガンはなぜめずらしいのか その理由を解説

心臓のガンはなぜめずらしいのか その理由を解説

肺がん、乳がん、胃がん、大腸がん、子宮がんなど、がんはさまざまな場所で発生します。しかし、「心臓がん」については、あまり耳にしたことがないのではないでしょうか。今回サイエンス・チャンネル「SciShow」が解説するのは、心臓のガンがあまりない理由です。心臓癌がまったくないということはないのですが、心臓はほとんどが筋細胞で、生まれてから後は細胞分裂をしないため、心臓がんが発生する可能性が低いそうです。もしあるとしたら、胎児として子宮内にいるときに発生するか、他のところから転移をしてくるかのどちらかとのこと。納得です(SciShowより)。

シリーズ
SciShow
2015年12月22日のログ
スピーカー
Michael Aranda(マイケル・アランダ) 氏
参照動画
Why Is Heart Cancer So Rare?
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心臓ガンはなぜめずらしいのか

マイケル・アランダ氏 毎日、私たちの身体の中で小さな細胞が戦っています。この獰猛なファイターたちは、顕微鏡がなければ人間の目には見えないほど小さい。でも、体内のどんな組織にも負けないほどの力を秘めているのです。 cancer これがガン細胞。これが私たちの体内で常に発生し続けています。免疫システムはいつもガン細胞を探し、駆除しようとしていますが、なかなかうまくはいきません。 ガンが単純に一つの病気とはいえない理由もここにあります。ガン細胞は、私たちの脳、肝臓、肺、その他体内のさまざまな重要な部分を襲いかねません。 では、心臓ガンに関してはどうでしょうか? あまり耳にする病名ではありません。なぜなら、ほぼ存在しないといってもよい病気だからです。多くの病院では、1年に1度も心臓ガン患者の報告がありません。なぜ、心臓ガンはこんなにも珍しいのでしょう? ここまで話してきた細胞ガンは、分裂し増えることで力を発揮します。制御不能に繁殖し、すべてを支配し始めると、大きな問題となる細胞ガン。通常細胞というものは、DNAから出される指示に従って増殖をやめるタイミングを心得ています。しかし、ガン細胞はその指示を気にもとめず、勝手に増え続けてしまうのです。 ただ、心臓は体内の他の器官と違って、人間がまだ胎児の間に分裂を終えます。頻繁に起こる現象ではありませんが、ガンは胎児の体内で発達してしまうことがありうる病気です。 しかし、一人の子供としてこの世に生を受けると、心臓の細胞は分裂しなくなります。子宮にいる間に発達しかけたガン細胞も、このタイミングで成長がとまるのです。これは、心臓の大部分で筋細胞でできているため。筋細胞は身体と比例して発達するのですが、増殖方法が他の体内器官とは異なります。

心臓の大部分は筋細胞でできている

私たちの体内にあるすべての細胞は、DNAがダメージを受けると異常をきたしてしまう可能性があります。免疫システムのコントロール下にある限り、異常のある細胞がいくつかあるぶんには問題はありません。 しかし、細胞の分裂が手に負えなくなり、ガンを形成し、さらに発達してしまうとこれは問題です。害のないこともありますが、中にはそうでない場合もあります。しかし、心臓で起こる細胞分裂は規模が小さいため、ガンに発展する可能性は高くないのです。 たしかに、心臓ガンにかかる可能性がないとは言えません。しかし、この病気にかかるのは非常に稀。あるとすれば、体内の他の場所で生じたガンが心臓に移転するか、胎児として子宮内にいる間にガンが発達したか、どちらかなのです。 つまり、今このビデオを見ている皆さんは、おそらく心配する必要はないでしょう。

  

SciShow

Hank Green(ハンク・グリーン)たちがサイエンスに関する話題をわかりやすく解説するYouTubeチャンネル。

・公式チャンネル

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