日本進出を非常にうれしく思う

ベン・スミス氏:みなさんたくさんご参加いただき、ありがとうございます。本当にたくさんの方に来ていただき、少し圧倒されています。非常に早い段階で、BuzzFeedの読者の方々、ソーシャルの方々からのコメント、BuzzFeed Japanの反応をいただけてたいへんうれしく思っています。

新しい読者も獲得していきたいと思っています。また、高田さん、Yahoo! JAPANとも提携できて、たいへんうれしく思っております。高田さん、お誕生日おめでとうございます!

BuzzFeedのこれまでの経緯についてご説明させていただきます。BuzzFeedは2006年に創業しております。ある一種のラボラトリーという形で、コンテンツに関して実験をしておりました。

すなわち、どういったことを人々はソーシャルメディアでシェアしたいのか。そういった実験をしてきた。そして、ソーシャルメディアで共有されるのは、可愛い動物の写真であったり、ジョークだったり。あるいはインターネットがその後成長するにしたがって、我々が成長するにしたがって、トピック、ニュースや重要な情報もシェアされるようになってきました。

これは同じソーシャルメディアのチャネルを使って、Facebook、YouTube、Snapchat、Twitterなどを使って、よりパーソナルなコンテンツをシェアしながら、進化してきたわけです。私は2012年に入社しておりますけれども、実際のニュースのオペレーションもやっているいうことで、エンターテイニングなコンテンツとともに、ニュースをやっていくということになりました。

日本版は11カ国目になります。スタッフは世界中で1300名。そのうち450名は編集部員、ライター。そのうち200名がBuzzFeed News専任のジャーナリスト、さらに200名がBuzzfeedモーション ピクチャーで仕事をしております。

このクロスプラットフォームでコンテンツを配信していく。Facebook、Twitter、Tumblrの中で配信をする。その流れで日本に持ってくるということで、非常にうれしく思います。

世界中の少しバカげたことだったり、世界情勢。そういったおもしろいこと、ジャーナリストが海外でやってることを日本で紹介していく。または、BuzzFeed Japanの人たちが日本のことを世界に発信していくということを非常に楽しみにしています。

おそらくグローバルなインターネットのシェアリングの文化として、有名なのがこの「ドレス」だと思います。「白と金色に見える」といった、そういったことが議論されました。

シリアスなニュースと、ばかげたコンテンツは同一に配信できると考えております。実際に、同じチャンネルを使って、読者がどちらも評価してくださっている。

ですので、私たちはこういった記事を書くのと同様に、オバマ大統領の単独インタビューも行いました。日本のリーダーに関してもそうですし、シリコンバレーでも協力なパイプを持っています。MicrosoftやTwitterのヘッドにもインタビューしていますし、あるいは非常に積極的にGoogle、Facebook、Twitterの企業もカバーしています。

また、日本の読者さんがこういった企業について質問がしたいということであれば、質問して記事を書いていきたいと思います。

また、グローバルに調査、報道を行っております。ロンドン、ニューヨーク、オーストラリアにいろんな形でレポーターがおりますので、大きなグローバルな記事、これを日本に配信することで、日本のレポーターも記事を書いていただけるということで、非常にうれしく思っております。

というのは、インターネットの文化は日本では独自のものが発展しております。ですので、この2つの文化を生かせる形で、古田さん、創刊編集長のもとでできるというのがたいへんうれしく思います。