「特定個人情報の制限、それ以上の回答はない」

スーパーバイザー:お待たせいたしました。スーパーバイザーの有馬と申します。

さゆふらっとまうんど氏(以下、さゆ):スーパーバイザー。

スーパーバイザー:はい。

さゆ:そういういろんなランクがあるんですか?

スーパーバイザー:左様でございますね。先ほどお話しいただいておりましたのが、オペレーターでございまして、それを統括している者になります。

さゆ:スーパーバイザーの上には何があるんですか?

スーパーバイザー:マネージャーですとか、上の者もおりますが。こちらのコールセンターの統括というところにつきましては、スーパーバイザーが一番上になります。

さゆ:先ほど言った内閣府につなげない理由っていうのは何なんですか?

スーパーバイザー:失礼いたしました。直接おつなぎというのは内閣府さんではあまりしておりませんでして、入電者からの質問につきまして、基本的にはこちらで確認した上で、わからないことをお調べして回答はしておるんですけども。

お客様のご質問につきましては、「特定個人情報の制限」というところで、ご確認はいただいている内容かと思うんですけども、それ以上の回答はないということで、おつなぎができないと言われております。

さゆ:それ以上の回答がない!?

スーパーバイザー:はい。

さゆ:結局その19条の提供の制限のところに違反しているから教えちゃいけない、というのは説明になってないですからね!

法律で利用範囲が決められているもの

スーパーバイザー:マイナンバーにつきましては、社会保障ですとか、税、災害分野でのみ利用することにはなっているんですけれども、その中で、19条利用制限というところで記載がございまして、それ以外のところには提供してはならないということなので。

さゆ:だから、なんでそれ以外は提供しちゃいけないのか、法律に書いてあるからってそういう理由じゃ理由になってないって言ってるのね! なんでその法律で利用制限をしたのかっていうところの話だから。

スーパーバイザー:はい。3分野以外のことになってしまいますと、提供してはならないということころに違反しますので。

さゆ:なんで提供してはならないんですか?

スーパーバイザー:罰則の規定もございますし。

さゆ:いやいやいや(苦笑)。法律の範囲外でしゃべってるんですよ、僕は。法律に書いてあるから、そういうふうに守らなきゃいけないというのはおかしいでしょ。なんでそういう法律にしたんですかってことですよ。なんでそういう制限をするような法律にしたんですかって。

実際問題、「マイナンバーをみだりに他人に知らせないようにしましょう」って言いながらも、それを知らせたりだとかしたことによって、全くの不利益がない現状があるわけですよ。にもかかわらず、さっきのオペレーターの方も、社会も、みんなマイナンバーを公開したりだとか、人に知らせたりだとかしたら不利益があると言ってるけど、実際そういう不利益があるのかということを説明できないわけですよ。

スーパーバイザー:そうですね。実際、番号だけでは、情報が漏れたからといって不利益なことがあるかと言えば、無い現状ではございますけども。

さゆ:現状不利益がないのになんで隠せ、隠せって言うんですか?

スーパーバイザー:ただ、利用範囲が自由ではございませんので、漏らしてはならないというところになっております。利用範囲がしっかりと定まっている分野でございますので。

さゆ:だから、この利用分野でしか使ってはいけないと決めた理由がわからないわけですよ。さっきも言いましたけど。

スーパーバイザー:3分野を利用することでできた法律になりますので、それ以外については利用ができない、と。

知らせることと、利用は別物

さゆ:でもさ、「他人に知らせないようにしましょう」と言っているのは、利用するという話とは違うわけですよ。

スーパーバイザー:はい。

さゆ:他人に知らせても他人が利用しなければいいという話になってくるわけですから。でも、「人に知らせちゃいけない、守らなきゃいけない、公開しちゃいけない」と言っているわけじゃないですか。そこはもう矛盾ですよね。だから。

スーパーバイザー:そうですね。おっしゃる通りのところもあるかと思います。

さゆ:だから、そういうふうに公開しちゃいけないとか言うってことは、利用目的の範囲外の利用をしてるわけではないんですよ。別に利用目的がなく公開したりだとか、そういうこともできるわけだから。

スーパーバイザー:ただ、その利用目的以外での提供ですとか、公開というのは、禁じられておりますので。

さゆ:結局言うことって、法律でこう決まってるからって言っているだけなんですよね。でもその法律の意味がまったくないわけですよ。

スーパーバイザー:この法律につきましては、再三お伝えしておりますが、3分野のみになっておりますので。

さゆ:だからそれがなんでかって話ですよ! なんでその3分野に特定しなきゃいけないのって。

スーパーバイザー:今の3分野につきまして、利用することに決まっております法律でございますので。

さゆ:だからなんで3分野だけなんですか?

スーパーバイザー:今後拡大する可能性はあるんですけど、今限定としておりますのが、そちらとしかご案内ができないんですけども。

さゆ:マイナンバーを公開したら、「危険だ、危険だ」っていうそういう情報ばっかりがみんなに定着していて、結局12桁の番号を提供したりだとか、不利益なり危険がないのに、危険だ、危険だというふうに、内閣府なり、総務省なり、J-LISが言うのはなんでかっていう話なんですよ。

スーパーバイザー:はい、あの、おっしゃる通りも、わかるんですけども。そういった意見があったということで私のほうから。

内閣府の意図が知りたい

さゆ:(さえぎって)意見があったじゃなくて、なんでかってことなんですよ! そういうふうにしてるということは、そちら側に意図があるわけですから。まぁ、KDDIエボルバには意図はないでしょうけど。KDDIエボルバを管轄してる内閣府には意図があるはずなんですよ! マイナンバーを公開したりだとか、みだりに他人に知らせないようにしてほしい理由があるわけですよ。

スーパーバイザー:はい。

さゆ:それは法律で決まっているからじゃなくて、してほしい理由があるはずなんです。だって法律を作ったのは人間なわけですから。さっきの3要項以外だとダメだってした理由を聞いてるんですよ。僕は。

スーパーバイザー:はい。

さゆ:だから結局KDDIエボルバのあなたたちにはわからない話を、今僕は聞いてるわけですよ。

スーパーバイザー:おっしゃる通りですね。

さゆ:だから内閣府の人につないでくださいとさっきから言ってるんですよ。僕は。

スーパーバイザー:申し訳ございませんが、おつなぎすることができかねますので。

さゆ:それは内閣府からの命令なんですよね?

スーパーバイザー:そうですね。

さゆ:で、それを言ったのは、内閣府のナニさんですか?

スーパーバイザー:あの、すみません、私が直接取っておりませんので。

さゆ:じゃあ、直接取った人なり、あなたなりが、その内閣府のナニさんが、今僕の言った質問に対しては内閣府にはつなげない、KDDIエボルバに止めておくって指示をしたのか教えてもらえますか?

スーパーバイザー:そういったことはお答えできかねますので。

さゆ:その理由はなんですか? 答えられない理由は!

スーパーバイザー:申し訳ございません。

さゆ:特定個人情報とかでもないですし。それを伝えられない理由はなんですか? 無いですよ!

スーパーバイザー:少々お待ちいただけますでしょうか。申し訳ございません。

(保留)

スーパーバイザー:大変お待たせいたしました。申し訳ございません。よろしいでしょうか?

さゆ:はい。

スーパーバイザー:先ほど対応した者に確認いたしまして、お名前なんですけども、受付で断られてしまったということもございまして、お名前の確認を取れてなかったということもございましたので、再度、法律の解釈というところもございますので、転送を試みたいと思いますので、もうしばらくお待ちいただけますでしょうか?

さゆ:はい。そのときに対応した人の名前も聞いといてくださいよ(笑)。

スーパーバイザー:かしこまりました。