人生とは思い出づくり

司会:私、この本がツボにハマっておりまして。下田先生が書かれた『生きているだけで死にたくなるような世の中で生きていてもいいような気がしてくる119の名案』

生きているだけで死にたくなるような世の中で生きていてもいいような気がしてくる119の名案

下田美咲氏(以下、下田):119は、レスキューの意味でつけたんですけど。ありとあらゆる、今日出た悩みもほとんどあるんですけど。

司会:これ、本の実物じゃないですからね。ティッシュですから。

下田:ミニ版の。イラストも全部私が描き下ろした……。

司会:そうなんですか! かわいい。これ、本のプロモーションの活動されてるときに配ってらっしゃった。お帰りがけ、もしよろしかったら持っていっていただければと思いますけど。

下田:本屋さんにあるので。

司会:たくさんのいろんな質問に、下田先生がズバズバと……。

下田:そうですね。恋愛、友達、家族、学校、日常、命とか。体質とか。

司会:体質!

下田:すべてに答えています。

司会:女の子、いろいろありますからね。あとこれはなんでしょう?

下田:これは私が出している商品で。『下田美咲参上』っていう……。「人生とは思い出づくり」っていう、ここにも入ってるんですけど、そういうテーマでつくったCDとDVDです。

司会:なるほど。じゃあ、なにか悩みがあるときはこれを見て、スパッと。

下田:そうですね。

司会:気分も。

滝行は本当につらい!

下田:これを見て、やってることを真似してみたら、悩み解決してると思います。私、滝行も行ってるので。

司会:滝行ですか!

下田:滝行は私の人生の、つらいことランキングに入ってくるぐらい、つらいんですけど。

司会:体張ってますね、先生。

下田:私、仕事でつらいことは絶対やりたくないと思ってたから「もう先に全部やりましょう」って言って、スタッフを連れて滝行に行って。どのくらい私の代わりに辛いことをできるかを見ようと思って、スタッフをボンと川に落としてみたりした映像も入ってます。スタッフはすごい滝に打たれてましたね。

司会:そうなんですか。先生は滝行をやられて何か見えてきました?

下田:滝行って、やったことある人はわかると思うんですけど、足が腐るかと思うくらい冷たい。そして頭蓋骨が割れるかと思うぐらい痛いんですよ、もう。

司会:それすごくつらそうですね(笑)。

下田:インストラクターさんがついてるから、命の安全は確保されてるんだろうなとは思ってるけど、これ本当にやって大丈夫なのかなと思うぐらい、本当に頭蓋骨われるんじゃないかっていう……。もし自分で勝手に自己流でやってたとしたら、「これ死にそうだからやめておこう」って思うぐらい、危ないんですよ。

司会:そうなんですね。知らなかった。

下田:でもこれやったあとは、頭おかしくなってるから、性欲爆弾とか溜まりやすいですよ。

司会:なるほど(笑)。

下田:数値が乱れてる。

司会:そうなんですね(笑)。

下田:あとお酒にも断然酔いやすい。この日の夜はチャンスタイムとして、スターマリオ状態だから使ったほうがいいです。

司会:なるほど(笑)。滝行おすすめですね。

誰かに背中を押してもらうこと

下田:滝行もそうだし、同じような意味で私がやったやつだと、勇気を出す練習として、スカイダイビング。

司会:スカイダイビング!

下田:これもおすすめです。

司会:これもハードル高いですけど……。

下田:スカイダイビングも皆が思う1万倍怖いんですよ。高すぎて「高いとかじゃないでしょ」とか言われるんだけど、バンジージャンプとかと違って高すぎるから、そういう「高所恐怖症とかじゃないでしょ」って言われるんだけど、メートルに比例して普通に怖いんですよ。

司会:そうしたら、すごく怖いことになっちゃうじゃないですか。

下田:すごく怖いし、よく出産が痛すぎて死んじゃう人とかいるじゃないですか。私もこれが怖すぎて死んじゃうんじゃないかと思った、本当に。ヘリコプターが上がっていくときに、ドアを開けっ放しなので、その状況でいつでも、私のさじ加減で自殺ができる感じなんですよ。

そのまま上がっていって、その時点でパニックで。結局私、自力じゃ降りられなくて。インストラクターの人に背中を突き飛ばしてもらって落ちたんですけど。だから「他人に背中押してもらえばいけんだな」みたいなことが、わかる。告白とかもこのメソッドでいこうって思うんですよ。

誰かに背中を押してもらおう、本気で。1通目の「今から話があるんだけど」とかは送信してもらっちゃえばいいんですよ。

司会:人に送ってもらう。

下田:それで「話って何?」って言われちゃえば、言わざるを得ない。この、他人の力を借りて一歩踏み込んじゃうやり方って、ありとあらゆる勇気を出す場面に適用できるから、他力本願でいこうって思いますよ。スカイダイビングにいくと。

司会:なるほどね。全てのことが人生訓につながってきますね。先生、おもしろい方ですね、本当に。ということで、残念ながらお時間のほうが、お話が盛り上がってるうちに過ぎてしまっておりまして。この辺りで終了とさせていただきたいと思うんですけど。

デート服で大事なのは「いかに脱ぎやすいか」

下田:生のお悩み相談やりたかったですけど、誰もいなかったですね。

来場者:はい!

司会:手が挙がりました。少し待ってください、マイクを持っていきます。

来場者:初デートでおすすめのデートスポットと、そのときの服装を、詳しく教えていただきたいです。

下田:初デートでどこまでいきたいですか? それによる。マジでそれによる。

来場者:いけるとこまで!

下田:いけるとこまでだったら……。まず服装は、私、基本的にいつもそうするんですけど「いかに脱ぎやすいか」で選んだほうがいいんですよ。脱ぎやすさのポイントとしては、露出度が高いとかではなくて「脱ぎやすいか」と「脱がせやすいか」がすごく大事で、あとは何かの拍子に「脱げちゃうかもしれない」か。

この3つがすごく大事で、だからまず避けたほうがいいのは、スキニーパンツみたいなギチギチしたものは避けたほうがいいし、あとボタンが多いものも避けたほうがいい。隠しボタンとかフェイクのチャックがついてるものも、間違えて開けちゃったりして気まずい空気が流れるから避けたほうがいいです。

フェイクボタンはマジでやめたほうがいい、本当に。外したのに開かなかったみたいな感じになっちゃうから。そこで相手の心が折れちゃったらどうすんのっていう。手をだすほうも結構、勇気いるから。相手の勇気が折れないうちに、脱ぎきれないといけないんです。それはタイムリミットがある。

いかに「秒」で脱げるかを意識していくと、私がおすすめなのは、チューブトップ型になってるワンピースとかに、何かを羽織る。それは超脱ぎやすいですから。あとはオフショルダー。

これも何かの拍子に脱げちゃうかもしれないから、すごくいいんですよ。短パンとかスカートを履くなら、チャックはココかココか。わかりやすいところに付けてるやつで。チャックがいいです。ボタンじゃないほうがいいです。

服装はそこですね。とにかく着脱がわかりやすくて、しやすい。あと、白とかがやっぱり七難隠すから、いいですね。流行りものとかじゃなくて、親世代でも理解できるやつ。変形してない服。ドルマンとかモモンガとか、そういうのはやめたほうがいいですね。親世代が見てわかる服でいくってこと。

おすすめのデートスポットはお化け屋敷

下田:デートスポットでおすすめなのは、相手の家でホラー映画を観る。これ究極です。

来場者:室内じゃなくて、どっか出かける……。

下田:外がいい?

来場者:外がいい。

下田:外だったら、一番いいのは、お化け屋敷。ハードルを下げれば、お化け屋敷がコンセプトの居酒屋とか。だからロックアップとか。お化け屋敷とかホラー映画はやっぱりいいですけどね。手をつなぐきっかけをつくれますから。あとは、すごく寒い場所とか、はぐれやすい場所とか。

手をつなぐ理由をどれだけつくるか。それデートプランを考えるときの基本ですね。だからあとは、約束自体を取り付けることからだとしたら、日にちが決まっている、花火大会とか。

あとは「ディズニーのハロウィンイベントにいきたい」とか、ハロウィンっていう風にもう限定する。そうすれば、「ハロウィン期間は、ここまでだから。ここまでで、休みはいつ?」って言えるから、詰められるんですよね。詰める必要があるから、その辺がおすすめです。それだと、どうですかね?

来場者:いいと思います。

下田:でも……。

来場者:いやでも、イースターくらいにします。

下田:イースター? イースターって何?

来場者:ハロウィンの次のイベントくらい……。

下田:あとは、芋掘りもすごくおすすめですけどね。芋掘りで相手が芋掘ってる姿を見ると、すごく好きになっちゃうから。

来場者:それで恋に……。

下田:落ちちゃいますね。好きじゃなくても好きになっちゃう。芋堀りには男の子の良いところが出すぎる。めっちゃ良いじゃん。

芋掘りへの姿勢でトキメキ度が変わる

来場者:例えばどんなところに、そう思うんですか?

下田:芋掘りへの姿勢。例えば私が芋掘りに行った場合、私は「なるべく根っこの先っぽまで掘ってほしい」ってリクエストを出すんです。でも芋掘りとしてはそんなの必要ないんですよ。

だって先っぽは別に使わないし。引っこ抜いてもいいんだけど、私は「根っこの根の球根の先まで見たいんだよね」って話をして、「わかった。じゃあ俺やってみるよ」って言って、やってくれる子と、「え? 別によくね?」って言って引っこ抜く子がいる。

その時点でトキメキ度がわかれる。それで、やろうとするんだけど手先が不器用なために、芋を折っちゃう子とかも、続出するんですよ。「そっち系か」ってなったりするんだけど。でもすごくうまい子だと、ガッと掘ってゆさゆさと揺らして、5本一気に抜いたりする子とかいるから「この子ヤバくね?」ってなったりするし。

丁寧に指1本ずつの作業でいく子を見てると、「丁寧だな」っていう、「床上手そうだな」とかも思うし、すごく良いんですよ。たまに、芋がないところを掘り続ける子もいるんですよ。

「そこ、芋ないよ」って思いながら、多分この子は私に、「あんまり良いところがなくても、良いところが見つかるまで探す」っていう根気強さで接してくれるんだろうなとか思って見てるんです、私は。

来場者:芋掘りに行くときの女の子の格好は、どんな感じがいいですか?

下田:長靴は履いたほうがいいですね。泥が入ってそれどころじゃなくなっちゃうから。そのときはやっぱり機動力の高さが大事というか「芋掘りにいくのに何でお前その格好なんだよ」って思わせるのは、少し萎えるというか。だから芋掘りをいかに楽しむかで選んだ服がよくて、おすすめなのは長靴を履いて、上は本当に機動力が高いやつですね。

腕が動かしやすくて、ジャブジャブ洗えるやつだといいです。何も気にせず芋掘りを本気で楽しめるから。それでやっぱり盛れる色、白とかがいいと思います。七難隠すから。

来場者:そうしたらまず芋掘りの日程を決めて、長靴を買いにいくところから誘ってみます。

下田:長靴買いにいくは気まずいと思いますよ。

来場者:気まずいですか?

下田:ショッピングはハードルが高いから、先芋掘りにいったほうがいいと思う、私的には。

来場者:それは現地集合ですか?

下田:現地集合もありだし、本当にロケバスみたいな感じで、皆で車もいいと思いますね。現地集合じゃなくても大丈夫です。

来場者:まずはじゃあ、日程を決めるところからはじめたいと思います。

下田:そうですね。それがおすすめです。大丈夫ですか?

来場者:はい。ありがとうございました。

下田:ありがとうございます。

司会:はい、ありがとうございます。ぜひ、いったら報告してください。どんな感じか……。

今年も女体を持ち腐れないように、やりちぎっていきましょう

下田:そうですね。ぜひ、結果を出してください。芋を掘ったらそれを口実に「スイートポテトつくろうよ」って言って、家にいくって手があります。

司会:スイートポテトをつくったあとにホラー映画を観るみたいなね。

下田:そうです。完璧です。

来場者:それでいきます。

下田:それがおすすめの、私の鉄板コースですね。

司会:という良い回答をいただいたところで、先生、そろそろお時間でございますので、最後に皆さんに、何か一言メッセージ。女子に向けて。

下田:今年も女体を持ち腐れないように、やりちぎっていきましょう。

司会:ありがとうございます。これ重いメッセージですよ、皆さん。下田美咲先生、今日お越しくださいました。楽しいお話をたくさん伺いました。どうぞ皆さん、大きな拍手でお送りください。

下田:ありがとうございます。